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INTERVIEW

Japanese

S.I.S

2025年10月号掲載

S.I.S

Member:千景 千咲

Interviewer:中尾 佳奈

どんな夜にも朝が来る
苦しいことも一緒に乗り越えていこうという想い


-"この胸の痛みは君が生きた証だ"という重厚感のあるタイトルから、喪失感を肯定し前を向かせてくれるような力強いメッセージを感じます。この曲を通して届けたい想いについてお聞かせください。

千咲:まずはこの楽曲の主人公に届いてくれればいいなと強く思います。あとは日常に溢れる"当たり前"が当たり前ではないこと、"当たり前"こそ大事にすべきだという想いを届けたいです。 家族、友達、彼氏、彼女。今身近にいる大切な人と会えること、話せること、触れ合えることは決して当たり前ではありません。明日会えなくなる可能性を誰もが秘めています。なので会いたい人にはたくさん会って、伝えたいことはそのときに伝えて、明日死んでも後悔が残らないように生きていきたいですね。

千景:この曲は喪失の痛みを抱えつつ、それを越えて生きていく力を描いた曲になっています。静かな導入から、希望へと向かう力強さが表現されているように、どんな夜にも朝が来る、苦しいことも一緒に乗り越えていこうという想いが届くように歌っています。

-前作は"自分たちを奮い立たせるような曲"とのことでしたが、今作はお2人にとってどんな楽曲になりましたか?

千景:誰にでも苦しくて眠れない孤独な夜はあると思うんですよね。そんな夜に寄り添える楽曲になってくれたと思います。

千咲:この胸の痛み、そしてこの楽曲そのものが私の中で彼女が生きた証になるよう、消えないように、忘れないように、一生大切にしたい楽曲です。

-千咲さんの柔らかく繊細な歌唱から始まり、サビでは千景さんの力強い歌声がエモーショナルに響きます。バラードということでお2人の掛け合いやハーモニーをよりじっくり堪能することができますが、お2人が思う今作の聴きどころを教えてください。

千景:サビまでは心を無理やり空っぽにしているような、無機質な感じで歌っているのですが、サビからは感情を大爆発させます。この高低差は聴きどころですね。バラードなのですが今までの楽曲の中で一番感情的で歌に表情があるので、渾身の激情を聴いていただきたいです。

千咲:この楽曲はとにかく歌詞がまっすぐなので、感情もまっすぐにぶつけて歌っています。姉も言っていますが、サビやラスサビで感情が爆発する場面は特に聴きどころだと思います。ちなみに夜道を歩きながら聴くと、楽曲の世界観に入り込みやすいのでおすすめです。

-お2人の一番の魅力である姉妹ならではのハーモニーを武器に、今後挑戦してみたい、歌ってみたい楽曲はどんな楽曲でしょうか?

千景:舌が追いつかないくらいの言葉を詰め込みまくりで姉妹で掛け合うような楽曲は挑戦してみたいです! 人間ができるギリギリのラインの曲をやってみたいですね! あと今回の楽曲「この胸の痛みは君が生きた証だ」のような、バラードだけど感情的で激しい曲をもっと増やしていきたいです。

千咲:姉と同じで言葉数の多い楽曲や音程の高低差が激しいような難しい楽曲にどんどん挑戦していきたいです! ラップやキャッチーな楽曲等いろんなジャンルにも挑戦してみたいですね。

-今後の楽曲制作等の予定はありますか? これからのS.I.Sの活動について教えてください。

千景:今までの自分たちのスタイルも大事にしつつ、新たなS.I.Sを見せられるような楽曲にチャレンジしていきたいです。そして、聴いた人の心に残る楽曲を作っていきたいです。

千咲:血が繋がった姉妹だからこそ生み出せるものがあるはずなのでその強みを武器に、楽曲を通して伝えたいものを表現できるよう制作していきたいです。

-最後に、Skream!読者へのメッセージをお願いします。

千景:最後まで読んでくださりありがとうございました! この記事をきっかけにS.I.Sの楽曲に辿り着いてくれたらとっても嬉しいです! 私が手掛けたジャケット・イラストのチェックもよろしくお願いします!! また会いましょう!!

千咲:最後まで読んでくださってありがとうございました! 少しでも気になっていただけたら、S.I.Sのオリジナル曲でも歌ってみたの動画でも、まずは1曲だけでも聴いていただけるととっても喜びます!! そしていつか会える日を楽しみにしています! ありがとうございました!!

RELEASE INFORMATION

S.I.S
NEW SINGLE
「この胸の痛みは君が生きた証だ」

[PRO-SPERTY]
2025.10.29 ON SALE