Japanese
S.I.S
2025年07月号掲載
Member:千景 千咲
Interviewer:中尾 佳奈
実の姉妹によるツイン・ヴォーカル・ユニット、S.I.S(読み:シス)。高難易度の楽曲を歌いこなすハイクオリティな"歌ってみた"動画も話題の彼女たちが、その歌唱力と血の繋がった姉妹ならではのコンビネーションで魅せるオリジナル曲4作目「ONE BIG SHOW!!!」を完成させた。ダークな低音も操る憑依型の姉 千景と、鮮明なハイトーン・ヴォイスを繰り出す妹 千咲による掛け合いで、目まぐるしい楽曲展開を見事に乗りこなすライヴ映え必至のキラーチューン。同曲について、これまでの活動も深堀りしつつメールで訊いた。
"諦めるまでは負けじゃない"がテーマの、"自分たちを奮い立たせるような曲"
-Skream!初登場ということで、まずは自己紹介をお願いいたします。
千景:S.I.Sです! 実の姉妹で活動してます!
千咲:姉の千景と、妹の千咲です。よろしくお願いします!
-姉妹での音楽活動を始められたのはいつ頃ですか? またそれぞれの音楽経歴も教えてください。
千景:妹のYouTube"ちさきちゃん、ねる。"で、2020年に姉妹で歌ってみたを上げたのがきっかけです。
千咲:S.I.Sとしての音楽活動は2023年の4月4日から開始しました。
千景:私は高校時代からバンド活動を始め、高校卒業後音楽の専門学校へ進学するため上京しました。
千咲:高校時代にバンド活動、美容専門学生時代にボイトレに通っていました。
-姉妹ということで、幼少期からお互いに音楽の趣味等において影響を受け合っていたりするのでしょうか? お2人の音楽ルーツや音楽に目覚めたきっかけについてお聞かせください。
千景:私たちの父親が趣味でバンドをしていまして、音楽がいつも身近にある環境で育ちました。音楽のルーツは父親の影響が一番大きいと思います。
千咲:姉妹どちらとも小さい頃からピアノを習っており、実家の音楽部屋にもグランド・ピアノやドラム、ギターやベース等があり音と触れ合うことが多かったです。
-千景さんのダークな低音も操る憑依型とも言えるヴォーカリゼーション、千咲さんの女性らしさ溢れる鮮明なハイトーン・ヴォイスと、それぞれ異なる魅力を持つお2人ですが、影響を受けたヴォーカリストや尊敬するアーティスト等はいらっしゃいますか?
千景:中学生の頃、テレビ番組"ストリートファイターズ"をよく観ていたのですが、その番組の企画"ストファイHジェネ祭り"が大好きで、2008年優勝者の小林太郎とマサカリカツイダーズのヴォーカル、小林太郎さんがすごく大好きです! あんなパワフルでかっこいい歌を私も歌えるようになりたいと、当時強く思った記憶があります。
千咲:昔姉のバンドのスタッフをしていたのですが、姉の創造力や表現力に憧れていました。姉は昔から独特な世界観を持っていて自分にはないものを持っているので、そんな姉と一緒に活動できていること、同じステージに立てていることが何より嬉しいですし、自分にとっての自信であり誇りです。
-Ado「唱」やYOASOBI「アイドル」といった高難易度の楽曲も歌いこなす、完成度の高い"歌ってみた"動画が話題です。衣装やリリックの演出含め映像作品としてのクオリティも高いですが、どのように制作されているのでしょうか。選曲のこだわり等もあれば教えていただきたいです。
千景:衣装は曲の雰囲気に合わせて2人で選んでいます。"歌ってみた"の編集は私が担当していて、歌詞の意味をできるだけ表現できるようなリリックの出し方を意識して制作してますね。
千咲:選曲は姉妹で候補曲を出し合いそこから話し合って決めているのですが、流行りの曲というよりも自分たちの好きな曲や、あえて難しい曲にチャレンジすることも多いかもしれないです。
-オリジナル曲もリリースされてきたなかで、"S.I.Sの楽曲ならでは"の武器はなんだと思いますか?
千咲:血の繋がった実の姉妹ならではの揃った呼吸や声色が武器かなと思っています。
千景:低音が得意な私と高音が得意な妹で、男女の掛け合いのような雰囲気が作れるのも強みだと思います。
-続いては4thシングル「ONE BIG SHOW!!!」についてお伺いします。これまでリリースされてきた3曲とはまた雰囲気の異なる、目まぐるしい楽曲展開にワクワクするアップチューンに仕上がった今作が、完成したときの率直なお気持ちをお聞かせください。
千景:ライヴでみんなと一緒に盛り上がれる曲が作りたかったので、最初オケを聴いたとき、すぐライヴのイメージが湧きました。純粋に早くライヴで披露したいと思いましたね。
-女性同士では珍しいオクターブでの掛け合いやハーモニーが、お2人の声色のコントラストを際立たせています。突如ドープな世界へ引きずり込むラップ・パートも聴きどころですが、この曲の歌唱におけるポイントを教えてください。
千咲:そうですね、途中早口言葉のようなパートがあるので噛まずに歌い切るのがポイントです(笑)。
-歌詞にある"一蓮托生"という四字熟語は、"どんな結果になろうと最後まで行動や運命を共にする"という意味を持つ、まさに運命共同体と言えるお2人を表すような言葉ですが、今作からは、"悔いのない最高の結末"を掴み取るための強い意志と勢いに乗るエネルギーが溢れています。この曲に込めた思いについて教えていただけますか?
千景:"諦めるまでは負けじゃない"がこの曲のテーマになってます。自分たちを奮い立たせるような曲です。
-オーディエンスも一緒に歌えそうなイントロや間奏、そしてサビには"Hey"の掛け声も盛り込まれ、ライヴでの盛り上がりが目に浮かびます。ライヴ出演等これから予定されている活動はありますか? また今後のライヴへの意気込みもお聞かせください。
千景:8月8日に渋谷La.mamaでの"なまくらメトロファーストアルバムリリース記念「胎動」"、8月28日に下北沢シャングリラでの"登竜門presents 「しまフェス」"が決まっています!
千咲:久しぶりのライヴなのでエンジン全開で挑もうと思います! ぜひ遊びに来てください!!
-初のライヴ映像として、KT Zepp Yokohamaで行われたイベント("登竜門2025")出演時の映像も公開されていますが、感情をぶつけ合い爆発するエネルギーを放出するようなお2人の歌唱は、大きなステージによく映えていて圧巻でした。そんなお2人が目標とするステージや、今後の展望についてもぜひお聞かせいただきたいです。
千咲:実際にZeppのステージに出演させていただき、いつかZeppでワンマンをしてS.I.Sのお客さんで埋め尽くしたいと強く思いました。
千景:野外でもやってみたいです! 日比谷公園大音楽堂でワンマンやってみたいですね! 自分たちはとにかくライヴが大好きなので、現場や動員をどんどん増やしていけたらなと思っています。
-最後に、Skream!読者へのメッセージをお願いします。
千咲:最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。少しでもS.I.Sに興味を持っていただけたら、ぜひライヴに遊びに来てほしいです!
千景:この記事でS.I.Sを知るきっかけになっていただけたら、絶対後悔はさせません! ライヴで一緒に音楽を楽しみましょう! 姉妹でお待ちしております。
RELEASE INFORMATION
S.I.S
NEW SINGLE
『ONE BIG SHOW!!!』
TERS-000001
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