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INTERVIEW

Japanese

トゲナシトゲアリ

2025年09月号掲載

トゲナシトゲアリ

Member:理名(井芹 仁菜役/Vo) 夕莉(河原木 桃香役/Gt) 朱李(ルパ役/Ba)

Interviewer:宮﨑 大樹 Photographer:Yuma Totsuka
©東映アニメーション

みんなが楽しんでくれたら成功かな。あとは自分が全力を出し切って、無事に帰れれば


-実際にステージに立っている自分たちしか気付けないようなポイントはありますか?

夕莉:ステージからお客さんを見ているからこそ、"この曲はこんな盛り上がり方をする"とか、"お客さんのノり方"等も分かるので、それを意識しつつ"こっちのほうがいいんじゃないかな?"というのはあります。

-そんな日本武道館公演は、何をもって"成功した"と言えると思いますか?

理名:私はライヴが終わったら"楽しかった! 次!"というタイプなので、普段のライヴでは意識して目標にしていることは特にないんです。だけど、やっぱり武道館は特別な場所、特別なライヴでもあるので、今回ばかりは"みんなに楽しんで帰ってもらいたい"、"魂を武道館に残して帰ってもらいたい"と強く想うので、みんなが楽しんでくれたら成功かな。あとは自分が全力を出し切って、無事に帰れれば。

夕莉:私も無事に終えられるのがまず一番。あとはファンの方に"いいライヴだったな、この先も応援したいな"と思ってもらえたら成功かなと思っています。

朱李:私もまずは無事に帰ること。あとはお客さんが笑顔で帰ってくれること。私はライヴ後にすごくエゴサするタイプなんですが、エゴサでもポジティヴな内容が多かったらもう"◎"って感じです。武道館が節目というか、何かが切り替わるきっかけになるかもしれないので、武道館以降も私たちのことを応援したいと思ってくれたり、劇場版総集編("劇場版総集編 ガールズバンドクライ 【前編】 青春狂走曲"&後編"劇場版総集編 ガールズバンドクライ 【後編】 なぁ、未来。")も観に来てくれたり、先に繋がっていくものになればいいなと思います。

-3人とも"無事に帰ってくる"って、まるで戦場に行くかのような気持ちでライヴに臨んでいるんですね(笑)。

朱李:ライヴ終わりはみんな抜け殻のようになっています(笑)。

-では、想像してみてください。日本武道館ライヴが終わりました。その直後に何がしたいですか?

理名:私はご褒美に好きなものを手に入れる。まずはゲーミングPC。かなり高い買い物になるんですが、これはもう1年くらいずっと欲しいと思っていて。武道館を頑張ったらまず手に入れる。いや、武道館より前でもいい。武道館を頑張るために――

-"健康維持"と言っていたのに、夜更かしで目の下にクマを作ってきそうですね(笑)。

夕莉:ダメ(笑)!

朱李:注文してもいいけど、ゲームをするのはダメ(笑)!

夕莉:届くのは武道館後で。じゃないとお母さんに許してもらえないよ。あと、ほかにも何か欲しいって言ってなかったっけ?

理名:あとは服を買う。私はインドア派で外に出ないからあまり服がなくて。なので、武道館が終わったら気分も晴れるし――別に今が曇っているわけじゃないんですけど、解放されたその勢いのまま服を爆買いしたい。

夕莉:私は、みんなでお疲れ様パーティーをしたいな。

理名&朱李:賛成!

夕莉:さすがに武道館を終えたら"1つの節目を終えました"ということで、"これからもよろしく!"というパーティーをやりたいなと思います。

-いわゆる打ち上げではなくて、メンバーだけの会ですか?

夕莉:メンバーを労う会をやりたいですね。美味しいものを食べたい。

理名:やりましょう。賛成です。

朱李:私も2人と同じかも。ほかに何があるかな。あ、みんなでディズニー(東京ディズニーリゾート)に行きたい!

理名:じゃあディズニー行ってそのままホテルに泊まって、お疲れ様会をして、買い物して......全部みんなで行こう! これは一週間くらい休みないとダメだな。

-自分にご褒美をあげて、リフレッシュしたその先で、トゲトゲとしてどうしていきたいですか。

夕莉:武道館はこれまでで一番キャパが大きい会場ですが、それでも遠方で来られない方もたくさんいると思うんです。そういう人たちに会いに行って、直に私たちのパフォーマンスを観てもらえるように、ライヴでたくさん日本全国を回りたいなと思います。

朱李:私は野球がとても好きなので、ドームやスタジアムでライヴがしたい。あわよくば始球式もしたい。

-武道館が終わった後の次なるステップとしては、アリーナ、ドームを目指していきたいところではありますよね。では、改めて武道館への意気込みを聞かせてください。

理名:武道館という素敵で貴重な機会をいただけたので、やるからには最高の景色を見せたいですし、お客さん全員もれなく楽しんで帰っていただきたいです。武道館が終わってからもトゲトゲの活動は続いていくので、ここで満足せず、もっともっとビッグなバンドになっていきたいです。なので、まずは武道館を成功させたい。頑張りますので、よろしくお願いします!

夕莉:アニメとリアルの目標だった、夢だった舞台に立てるということで、これまで応援してくれた方への感謝を込めて、そしてこれからも応援してもらえるような演奏ができるように、"もっとトゲトゲが成長していく姿が見たいな"と思ってもらえるようなライヴにしたいと思っています。私自身も武道館公演をすごく楽しみにしているので、皆さんに満足して帰ってもらえるようなライヴになるように頑張ります。よろしくお願いします!

朱李:皆さんに、その日その場所でしか観ることができない景色を見せたいです。ここまで熱を持って、この作品を愛してライヴに来てくれる皆さんの期待を裏切らないようなライヴをしたいです。期待以上のライヴ、演奏をお届けできたらなと思いますので、どうかよろしくお願いいたします!

-武道館の前に、メンバー間で普段なかなか言えないメッセージや、逆に言ってスッキリしておきたい不満はありますか?

理名:こういった質問をたまにいただくんですが、普段言えないようなことがないんです。プライベートなことや悩みも全部話しちゃうから。でも――"いつも馬鹿なおふざけに付き合ってくれてありがとう"と言おうかな。

夕莉:みんなで会っているときはおふざけモードなんですが、意外と周りを気にしてくれているんです。ちょっとの変化にも気付いてくれて、LINEで"最近体調大丈夫?"とか"最近落ち込んでる?"とか聞いてくれるんですよ。そういうのがすごくありがたい。普段から悩みも言うけど、悩みの相談よりも一緒にふざけているときのほうが多いので、そういうところをちょっと気にして連絡してくれるのが、"優しいな、ありがとう"って思います。そういうことに救われるところもあるので、"ありがとう。感謝"ですかね。

朱李:私は......。

理名:困ってる(笑)。どうしよう急に不満が出てきたら。

朱李:あ、しいて言うなら――

理名:ヤバい、何?

朱李:おでかけに行きたい。あんまりプライベートで会わないんですよ。休みも合わないから、"どこかに行こう"という話もあまりなくて。バンド練習後にご飯とか行きたいなとは思うんですけど、みんな"帰りたい......"って感じで(笑)。

理名:楽器とかあるとね、"お疲れ様でした、では......"って感じで(笑)。

朱李:そんな感じで、"ご飯に行きたいな"と思っていても行けないので、ディズニーとか打ち上げとかショッピングとか、欲望をちょっと叶えてもらえると。

-もしまたインタビューをする機会があったら、実現したおでかけエピソードを聞かせてくださいね。

夕莉:ヤバい、エピソードを作っとかないと(笑)。

朱李:行ってなかったら不仲説が出ちゃう(笑)。

EVENT INFORMATION
[トゲナシトゲアリ LIVE in 日本武道館 "奏檄の叫"]



9月23日(火・祝)日本武道館
OPEN 16:30 / START 18:00
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