Japanese
高岩 遼
2025年09月号掲載
Interviewer:石角 友香
当代きっての伊達者、歌手、エンターテイナー 高岩 遼。ヒップホップ・チーム SANABAGUN.、ロックンロール・バンド THE THROTTLE、そして表現集団 SWINGERZの座長としても活動。ジャズ、ブルース、ロック、ヒップホップを横断しながらも、原点である"ビッグ・バンドのジャズ・ヴォーカリストとして、スーパースターになる"というデカい夢が通底している。「スターダスト」以来約1年半ぶりとなるニュー・リリースは、なんとピアノ弾き語りのブルース/ジャズ。ここに至る経緯には果たして何が?
-高岩さんはバンドも複数やっていて、ソロではYaffleさんプロデュースの『10』(2018年リリースのメジャー・デビュー・アルバム)をはじめ、3作のアルバムが出ているという状態で。そして昨年KING RECORDSのHEROIC LINEに移籍されて、3曲の配信シングルがリリースされています。なので率直に言うと今回までの間に何がどうなっていたんだろう? と。
まぁ、そうですよね(笑)。
-今回のピアノ・ジャズというアプローチに至った経緯はどんな感じだったんですか?
THE THROTTLEっていうロックンロール・バンドが、10年をもって解散してるんですけど、SANABAGUN.というバンドは今現在活動休止中でございまして。来年の1月8日に我々初詣という定期イベントがあるので、その日にとりあえず集まってこれからのことを考えようとしてる状態ですね。で、この間に僕はヘルメットを被り、名前を隠しINFのF(エフ)という人物に生まれ変わると、目の前の音楽がジャズに聴こえてまいりまして、それが特にテクノに顕著だったんですけど、デトロイト・テクノという風が1年以上前に僕の中で吹き始めたんですよ。高岩 遼という人間があまりに風呂敷を深く広く広げてきてしまっていたため、そのイメージから脱して音楽だけで何か伝えたいなと思ったのがダンス・ミュージックで、それでINFをレーベルと一緒に作ってきたんです。
-なるほど、そういう流れだったんですね。
INFは一旦置いておいて今回の経緯を話すと、僕がザギンでジャズを歌ってる頃、同日に違う3人の占い師から"あんた35歳ぐらいで死ぬかも"みたいな話をされまして。"なんだよこいつ"とか思いつつ、35歳で死ぬ? ということで、アルバム『10』に「I'm Gonna Live Till I Die」(Frank Sinatra)ってスタンダードのカバーを入れつつ、インタールードで"35歳で死にますよ"という言葉から入ってくるようになってるんです。
-まさにこの8月27日に35歳の誕生日を迎えると。
それで僕にとって35歳の誕生日、今月27日は、特にスピリチュアルとかそういうものではなく、すごく大事な瞬間が訪れるのかなって気はしていたんです。INFの活動、その手前だとバンドの活動休止があって、僕が今まで背負ってきたもの、喜びも悲しみも踏まえて、何か35歳で起きるのかなと思っていたんですね。そんななか2ヶ月程前にスランプに陥りまして。ソロ・アルバムを作るって言ってるのに何も出てこない、そんな時期がありまして、地元の岩手県宮古市に静養を兼ねて制作合宿に一回戻ったんですね。で、上京後初と言っていい程長い期間、約2週間ぐらい地元に帰省していたんですけど、そこで初めて気付かされるものがめちゃくちゃありまして。海を見ながら、"はて35歳になった高岩は何を歌う? 音楽のために何をやろう?"と。
例えばFRED AGAIN..とかそういう要素も混ぜつつの新しいジャズなのか、それともStones Throw Recordsからリリースされてる、ちょっとオルタナティヴな芸術作品みたいな内容なのかとか、いろいろ錯綜して考えたんですけど、"いや、ジャズだな。そしてブルースだな。これを歌わないと僕の35歳は迎えられないな"と思った瞬間がありまして。それでジャズへの愛、ブルースへの愛、僕のルーツのために、地元の歌を、調べを、そういうラプソディに乗せて、地元で地元の歌を作ったのがこの曲です。
-地元の歌なんですね。
そうですね。"何もない町"。
-傍で見てると、風呂敷を広げすぎたとおっしゃる反面、自分のジャズを歌うためのプロセスだったのかなと感じるんです。ヒップホップも現代においては自分のことを語るには一番いい手段だと思いますし。なので全部やってからここに辿り着いた感じなのかなって。
全くその通りです。
-匿名で取り組んだことに対する手応えはどうでしたか?
手応えはないです。でも例えば僕はStevie Wonderから始まりRay Charles、そしてFrank Sinatra、その間にヒップホップがもちろんあって、ロックンロールというかリズム・アンド・ブルースもありましたけど、そのときの雷に打たれたような衝撃と同じような、ある 意味キッズに戻って音楽と向き合うことができた1年だったんですよね。それはやっぱり匿名性があってこそで、ヘルメットを被って高岩を隠してやれてるから、ただのガキに戻って、"いやおもしれぇ、この音楽!"って言って制作したんです。大人になって本当に突き詰めて音楽を熱心に研究した1年でしたね。
-デトロイト・テクノもブラック・ミュージックですからね。ただそれは今度、高岩さんの記名性を出すときに自分がやる音楽ではなかった?
そうだったんですけど、SANABAGUN.のヒップホップもTHE THROTTLEのロックンロール、ロカビリーも僕の今までやってきたラップ、そしてジャズ・シンガーとしての側面もINFのダンス・ミュージック、デトロイト・テクノ、ハウスまで、そういうの全部高岩でいいんじゃね? ってなりましたね。そして来たる日が来れば一本化したいなって思ってます。だからめちゃくちゃヤバいアーマーを手に入れた気分でおりますね(笑)。
-それって音楽的にも全部筋が通ってることじゃないですか。だから全然違和感はないです。
ありがとうございます。嬉しいな。
-その一方で高岩さんは、人一倍シンガーとして成功してやるという野心を持って登場した印象が強くて。
思われがちですね。しゃべってますし。
-今の時代、成功やスーパースターってなんなんだろう? と思うんですよ。でも高岩さんの中にはその想いがずっとある?
そうですね。夢は夢として。
-シンプルに売れるっていうことなんですかね?
昔はビッグマウスに"俺はスターになるために上京してきた。俺はスターになる"、"俺の環境が変われど、俺の夢は1回も変わってない"と仲間にもメディアにも言い通してきたんですけど、この歳になって少しだけ僕のスター像っていうのが変わりまして。クラシックでオリジナルでありたいっていうことだと気付きましたね。
一方でもちろんいい車に乗りたいとか、いい時計してぇとか――女で遊びてぇ、はないんですけど僕は――ガキの頃見た夢みたいなものは持っとくべきだなと思うので、"歌で売れるよ。富と名声、手にするでしょ、ハハ!"ってところもあるんですが。真実の僕のスーパースターというのはジジイになってもこの歌を歌い、亡くなる瞬間なのか亡くなった後なのか分かんないですけど、"やっぱりあいつ、オリジナルでクラシックだったよね"って言われることなのかなと感じ始めております。
-生き方の話になってきたんですね。
うん、そうですね。
-ところで今回、「なにもない」がシンプルなピアノ弾き語りのスタイルになった一番の理由はなんですか。
当時のマネージャーが、僕の美しい部分っていうものをよく考えてくれていたんです。"きらびやかな白のスーツで登場してバンドを率いて歌ってる遼君もちろん遼君なんだけど、俺は世の中に伝えるためには、裸一貫で、もうなんていうか、Tシャツでピアノ1台でやってる姿だと思うんだよな"という意見があって。"なるほど、たしかに"っていう部分が大きかったんですね。
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