Japanese
GOODWARP
2025年03月号掲載
Member:吉﨑 拓也(Vo/Gt) 藤田 朋生(Gt/Cho) 萩原"チャー"尚史(Ba) コウチケンゴ(Dr/Cho)
Interviewer:吉羽 さおり
今大事にしたいのは、かっこ良さよりも届くかどうか、楽しんでもらえるかどうか
-今回のアルバムは後半に行くに従って、内容的にもどんどんエモくなっていく流れがありますが、その一番グッと来るポイントになっている曲が「EMBLEM」で、熱い曲になりましたね。
藤田:サビに"さよならじゃない"っていう歌詞があるんですけど、その感じに引っ張られてアレンジしたのもあります。なので、アルバムの流れとしても終わりのほうに入れたいなと思ったんです。
-歌詞はどういう思いで描いていきましたか。
吉﨑:これは歌詞を書いたタイミングがだいぶ後で。「夜市」とか「月光花」とか、YouTubeクリエイターのワイテルズさんに書き下ろし曲を依頼してもらったタイミングで、候補曲の1つとして書き始めた歌詞でもあったんです。結局、提供曲としては使っていないんですけど、出会いや別れがテーマの曲で。それがモチーフになったのも、ちょうどワイテルズさんが活動休止を発表したタイミングだったんです。ワイテルズさんは、同級生の男子6人グループで活動をしてきたんですけど、ここで一旦歩みを止めることを決断して。僕からするとどうしても(自分たちと)被るんですよね。自分たちだったらどうだろうとか。あとは、これは余談なんですが、当時メンバーに勧められてアニメ"葬送のフリーレン"を観ていたんですけど、それも昔冒険していた仲間たちが歳をとってやがて死に別れてというもので。書いた当時の自分にとってエモいことが、出会いと別れで、それを詰め込んだのがこの曲でした。
-その出会いや別れ、その狭間にあるものはアルバムのテーマにも通じるところですよね。
吉﨑:そうですね。そこはスッとハマってくれて良かったなと思ってます。
-ではアルバムを作り上げていく上で、最後に書いた曲というとどの曲ですか。
吉﨑:これは直前まで収録する予定じゃなかったんですけど、「ジブンシ」ですね。これもワイテルズに書き下ろした曲で、彼等がバンドで生演奏する曲として書き下ろしてほしいという依頼で書いたもので。この曲はワイテルズのメンバー、Nakamu君が書いた歌詞に、メロディを付けていく感じで作っているんですけど、バンド演奏を大前提で想像しながら作った曲だから、ギター・ロックっぽくなって、それが今"面白いな。これは自分たちでもやってみたい"と思ったんです。
-それでセルフカバーをして、さらにリード・トラックという大事な曲にもなったと。ワイテルズとの出会いは大きかったとも思いますが、こうして曲提供をする、さらに別のバンドに書いた曲をセルフカバーすることで、曲の幅や書き方が広がっていくのもありそうですね。
吉﨑:そうですね。いい意味で、あまり肩肘張って作曲をする必要なんてないんだなと思えたんです。今まではなんとか売れたいとか、めちゃくちゃいいメロディだけど癖があるものでとか、一度聴いたら頭から離れないものを作るぞっていうところから入っていくんですけど、そうなると針の穴に糸を通すような、ひらめき待ちになっちゃうというか。でも意外と、この歌詞だったらこういうメロディを一旦はめていってみようかなって感じでできあがった曲が、たくさんの人に愛してもらえる曲になって。僕のこだわりは、きっと放っておいても滲み出ているんだろうなって思えたんです。だから制作も楽しかったんですよね。
-「夜市」や「月光花」等、ワイテルズへの提供曲のセルフカバーも今作のアルバムとしての広がりを担っていますが、これぞという美メロが冴えるバラード曲「革命」はどんなふうにできていった曲ですか。
吉﨑:「ジブンシ」ができる前は、個人的にもう1曲リードを選ぶなら「革命」にしたかったくらい好きな曲で。みんなこれを結婚式で流してくれっていう曲を書いたつもりなんです。こういうラヴ・ソングってGOODWARPではなかったし、切ないラヴ・ソングが世の中に多くね? って思っていて。アレンジも、朋生がストリングスとかを足してくれました。
コウチ:この曲はコーラス・ワークもいいよね。
藤田:世界観は美しいかもしれないけど、僕の中ではサウンド的にはあまりきれいなバラードにしたくないなというのがあったので、結構ギターの音とかも歪んでいてパワーのある感じにしたかったんです。歌詞で言うと、"僕にとっちゃもう/君という名の革命だ"がこの曲の匂いを作ってくれる。すごくロマンチックだし、若いというか、ちょっと世間知らずで盲目的なところに美しさがあるというか。
-情熱だけで突き進める力があるみたいな。
藤田:その主人公がすごくいいなって思ったし、そういう熱量のあるアレンジにもしたかったんです。
-個人的にはアルバム中盤での「革命」から「color」の並びが真骨頂だなと思います。サウンドのボリューム感もあって、「color」もまさにカラフルな色が飛び出てくるような振り切ったポップさがあって、バンドの良さを120パーセントで見せていく強さを感じました。
吉﨑:先程朋生も言っていましたし、僕自身もそうだったんですけど、前はかっこ良くありたかったんですよね。別に今はそれを諦めたとかではなく、それよりも大事なものがちゃんとあるというか。今大事にしたいのは、届くかどうか、楽しんでもらえるかどうか、それがちゃんとできているかなんですよね。そうすると自然と100パーセントの表現が120パーセントになっていったり、濃度が上がっていったりするのかなと思います。
-バンドとしても確信を持って自分たちの音楽をできている、いいタイミングでのフル・アルバムですね。1月にアルバムを配信リリースして、一旦リリース・ツアーやワンマン・ライヴを終えていますが、ここからの展開についてはバンドでどう考えていますか。
吉﨑:日程はこれからなんですけど、ワンマン・ライヴをやっていきたいなというのがまずありますね。対バンをしないわけではもちろんないんですけど、今回のアルバム制作を通じて、自分たちを、自分たちらしく伝える場所ってもしかしたら30分ステージではないのかなと。たとえ200~300人のライヴハウスだったとしても、自分たちがやることを楽しんでもらうということが、結果、より大きなステージやより大きな未来に繋がっていくんじゃないかなと強く思っているので。それはワンマンだし、そこに近い表現をしていきたいと考えてます。
-ちなみに、プロフィールでもメンバーの仲がいいとありますし、先程もバンドで一緒に遊びに行くという話がありましたが、そうやって遊ぶ時間も音楽に繋がっていたり、いろんなアイディアの源になっていたりする感じですか。
藤田:それは間違いないですね。やっぱり切磋琢磨したいっていうのが一番デカかったと思うんですよ。コロナ禍で活動がしっかりできないなかで、どう音楽をやっていきたいかと考えたとき、やっぱり切磋琢磨できる関係値や、環境でやっていきたいのがあって。それをやっていくなかで、メンバーと旅行に行くのもテンションを上げる1つだし。今月末(※取材は2月下旬)もみんなで温泉に行くんですけどね(笑)。
吉﨑:言っててだんだん恥ずかしくなってきたね(笑)。
-率先して旅行のプランを立てたりしてくれるメンバーがいるんですか。
吉﨑:幹事的にやってくれるのは朋生ですね。
チャー:そろそろ旅のしおりができあがってくるんじゃないですかね。
藤田:僕がそういうのが好きなだけなんですけどね。
吉﨑:温泉旅行だけじゃなくて、一番多いのは毎年夏に海でシュノーケリングをするんです。大人になって男4人でシュノーケルって時点で珍しいじゃないですか。しかもバンドみんなで行くってもっと珍しいじゃないですか。でもみんなちゃんとはしゃげるんですよ。"あっちに大きい魚いたよ!"ってやれるんですよね、この4人は。誰も無理してないのがいいよなって思っていて。この間の2月のワンマンはそれをもじって、"GOODWARPワンマンライブ「今夜一緒に潜らないか」"というタイトルにしたんです。彼(チャー)がなぜか分からないけどイカの着ぐるみを着て──
チャー:"潜ろうじゃなイカー!"、"イカー!"って(笑)。
吉﨑:という、謎の催しをやったりできるのもGOODWARPならではですね。
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