Japanese
フィルフリーク
2022年11月号掲載
Member:広瀬 とうき(Vo/Gt) ゆっこ(Key/Vo) ツカダユウキ(Ba) 小竹 巧(Gt)
Interviewer:藤坂 綾
-ラストの「NAMI」は、今のバンドや自身の気持ちをそのままリアルに歌っている気がして、力強さを感じました。
広瀬:これはストーリーで言うと、僕の話です。誰かの話ではなくて、僕の話をしようと思って。そういう気持ちで書き始めたので、言葉選びにリアリティがあって、バンドにも繋がっているように感じられるのかもしれないですね。ちなみにこの曲は、31曲書いた過程の中で生まれた曲で、3曲目くらいだったかな。それくらいにできた曲です。
-そうだったんですね。
広瀬:はい。この曲いいじゃんって。もっと越えていこうっていう意味もあるし、やりたいことを全部やれた曲になってるし、ミニ・アルバムの最後に入れようと。
-やりたいこととは?
広瀬:自分はやっぱりミュージシャンなので、楽器のソロが好きなんですよ。この曲ではそれぞれのソロを作るという遊び心と、今のリアルを掛け合わせて。そういうところから結果僕だけの曲ではなく、ちゃんとフィルフリークとしての曲になって、だからこそ力強さが感じられるのかもしれないですね。
-"4つの恋のおはなし。"のMVはゆっこさんが監督をされてますが、これはどういった経緯で?
ゆっこ:もともと映像を作ったり動画を編集したり、そういうクリエイティヴなことが好きでちょいちょいやっていたので、それだけ技術があればやってみればいいじゃんってとうきが背中を押してくれたんです。バンドのMVを作るって責任のあることだから、私にできるんだろうかと思ったんですけど、当の本人だからこそ出せる表現とか、映像の撮り方とかがあるだろうし、とうきが作る曲を一番理解している立場だからこそ、うまく伝えることができるのかなと思って、この4曲はチャレンジしました。
-広瀬さんと曲について話したりしながら作っていったんですか。
ゆっこ:とうきはおしゃべりなので、めちゃめちゃ教えてくれるんですよ(笑)。こういう経験をして、こんな想いがあって、だからこの曲を作ったんだよねって。そこからこういうことを彼は伝えたいんだなってことを私なりにかたちにしながら作っていきました。実は、ミニ・アルバム全曲のMVを作りたいと思っているというか、作ります! とここで宣言しておくので、まだ発表されていないものは楽しみに待っててください。
-わかりました。どの曲も思い入れのある曲ばかりだとは思いますが、おひとりずつ特に思い入れのある曲を教えていただけますか。
小竹:僕は「NAMI」ですね。この曲はギター・ソロがめちゃくちゃかっこいいので、ギタリストとしても思い入れがあるのと、どの曲をミニ・アルバムに入れようかってメンバーで話をしてたときに、"俺この曲がすっごく好きだったから「NAMI」を入れたい"って言ったら、とうきが"今回初めてアルバムを作る小竹が、この曲をやりたいって言うことに意味があるよね"って言ってくれて。それでこの曲を選んでくれたのは、個人的にすごく嬉しかったです。
ツカダ:僕は「ブルーライドレター」です。MVの話になるんですけど、当時まだ小竹はサポートで、この曲が初めてのMV出演になるんですよ。僕は小竹と5年くらいの付き合いの友達なので、その5年来の友達が同じ映像に出てるわくわくと、フィルフリークを助けてくれたって感謝と、喜びとかいろんな気持ちが合わさった撮影だったので、そういう意味で一番思い入れのある曲です。
ゆっこ:私はやっぱり「スレチガイ」です。さっき話せなかったんですけど、コロナ禍の時期もあって、フィルフリークっていったいなんなんだろうとか、今後どんな曲を書いてどんな伝え方をしていけばいいんだろうって、そういうことを考える時期にその悩みをふっ飛ばしてくれたのがこの曲だったんですよ。自分たちの自信にも繋がった1曲なので、この曲が一番好きです。
広瀬:僕はやっぱり「ロクドロクブ」ですね。30曲書いたどの曲も納得がいかなくて、あともう1曲書かせてくれって書いた31曲目にこの曲ができたんです。この曲は完全に実体験をもとに書いた曲なんですけど、僕が心揺れる瞬間もメンバーが見てたりして。
ゆっこ:"あの夜"の出来事ね。
-え、それちょっと聞いてなかったので聞きたいです。
広瀬:それはちょっと......(笑)。
ツカダ:各関係者に支障があるのですみません!
-言える範囲でお願いします!
広瀬:フィルフリークのことを好きだと言ってくれているバンドマンの方がいるんですけど、その方が僕の耳元で僕の曲を歌ってくれたんです。そのとき、この声がすごく刺さるというか、届ける感じの歌だなと思って。それで冒頭の"今まで聞いた歌で 一番素敵なのは/紛れもなく 君がふと歌った/あの日の鼻歌だ"っていう歌詞が思い浮かんだんです。それっていろんな人の日常に置き換えることができるじゃないですか。例えば、好きな人や付き合ってる人が家でふと歌った鼻歌が、自分にとっては一番いいに決まってるよな、みたいな。
-はい。
広瀬:昔から、好きな人がカラオケで歌う曲とか、好きな人が好きな曲って自分にとっては特別だなと思ってて。それって曲の力だけではないじゃないですか。というところから、"あ、これだ!"って。これを歌いたい、みんな歌姫なんだよっていうことを歌いたいなと思って、この曲を作ったんです。僕にとってはその鼻歌がすごく幸せなんだよなって。
ゆっこ:鼻歌を歌ってくれた方はとうきの憧れの人で、普段は緊張してしゃべれないくらいなんだよね。
広瀬:びっくりしましたよ。まず、歌詞を一語一句間違えずに歌ってくれたのも嬉しいし、じゃあもっと前に話し掛けてよって(笑)。話したこともなかったから。
-そこからインスピレーションが湧いてこの曲ができたと。
広瀬:そうです。
-最後に素敵なお話を聞けました。ありがとうございます。では、12月2日のSpotify O-WEST("2MAN LIVE『MAiN STORY』")への意気込みを最後の最後にお願いします。
広瀬:コロナ禍でたくさんの失敗をして、どうやったらライヴにお客さんが集まるんだろうってゼロからやっていたところで、5月20日のシャングリラが大成功という、嬉しい未来をお客さんに与えてもらいました。なので次は僕らがみんなに未来を与える番だと思って、12月2日、O-WESTという過去最大キャパで自主企画をやろうと決断しました。ミニ・アルバムの1枚目(2020年リリースの『Reverse Youth』)は聴いたけど2枚目(2021年リリースの『Humanning』)は聴いたことがないとか、この3枚目で出会う人ももちろんいると思うんですけど、フィルフリークというバンドに対して少しでもプラスの感情がある人は、全員来てほしいなと思ってます。最高のライヴにする自信しかないので、ぜひ遊びに来てください。
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