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INTERVIEW

Japanese

"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"特集

2022年10月号掲載

"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"特集

Member:しゃおん(Vo) 奏(Key)

Interviewer:藤坂 綾

花もハチに頼らないと子孫を残せないし、ハチも花の蜜があることで生きていける――そういうところがファンとアーティストの関係みたいだなと思って


-では、今年で3回目となる"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"のお話を。今さらかもしれないでですが、このサーキットをやり始めた理由を教えてもらえますか。

奏:ちょうど3年前に自分がライヴハウスに携わり始めたんですけど、その時期、自分も経験があるんですが、若いバンドが右も左もわからないまま、ライヴハウスに言われるがままライヴをやったり、怪しいイベンターに怪しいイベントに誘われて、お金だけ搾取されたり、そういうことが結構あったんですよね。それがほんと許せなくて。そこから若いバンドのために何かできないかと思ったのが始まりで、その中でも"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"は女性ヴォーカルにフィーチャーして、女性ヴォーカルが好きなお客さんを集めて、対バン・ライヴでは出会えないようなお客さんと出会ってもらって、お客さんにも新しい音楽に出会ってもらいたい、そういう想いで始めました。

-これだけの規模でやることは普通の状態で考えても体力使うと思うんですけど、今はコロナ禍というのもあって大変だと思うのですが。

しゃおん:1回目は緊急事態宣言の最中で、一番キツいところだったんですよね。

奏:2020年の4月か。

しゃおん:そう、だけど開催できなくて結局11月に開催したんですが、そのときはそのときでヤバかったんですよ。だからこれでもかっていうくらい対策を考えて、アナウンスを流したり、スタッフをたくさん配置して毎回検温と消毒をしたりして。ライヴハウスはクラスターが起こるって結構ボコボコにされてたんですけど、自分たちのそういう努力でちょっとずつ変えていけたかなって実感はありますね。実際に対策を真似してくれたり参考にしてくれたりしたバンドもいたし、これくらいの規模でこれくらいの対策をすればいいんだっていう基準にもなったし、自分たちが先頭に立てたのかなと。

-"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"というタイトルの意味は?

奏:ハチがおしべからめしべへ移ることによってきれいな花が咲いていくじゃないですか。花もハチに頼らないと子孫を残せないし、ハチも花の蜜があることで生きていける。そういうところがファンとアーティストの関係みたいだなと思って、この場合はお客さんがミツバチでアーティストが花になるんですけど、ミツバチに花を広めていってもらうことによって、ここに出てるアーティストたちが生きていくことができますよって、そういうコンセプトがあるんです。なので、ジャンルもバンドとアイドルと弾き語りのバランスが良くなるように心掛けたりしてますね。

-特に楽しみなアーティストとかいらっしゃいますか?

奏:ЯeaLさんは今年初めてなんですが、ずっと前から好きで聴いてたし、僕ポケモンが大好きなんですけど......。

-リュックについてました(笑)。

奏:リュックにつけるくらい好きなんで(笑)、いつか出てほしいなと思ってて、今回メイン会場のトリを務めてもらうことになって嬉しいし、楽しみですね。

しゃおん:MAINAMINDちゃんは大阪で大阪☆春夏秋冬というアイドルをやってて、去年の大阪会場のトリをグループでやってもらったんですけど、今回はソロ・プロジェクトで出てくれることになって。1回ワンマン・ライヴを観に行かせてもらってるんですけど、アイドルのときと今では違う面を見せてくれたりしてて、その変化が私自身の後押しというか、私が私でいる限り変わっても大丈夫だなって勇気を貰った部分でもあるし、楽しみです。

奏:風男塾さんも楽しみですね。出てくださる方たちの中でも一緒に出られるのを喜んでる方も多いし、今回出演していただいてすごく嬉しく思ってます。あと、カノエラナさんもシンガーの方から大人気で、いつか対バンしたいという人も多いので、嬉しいし楽しみです。

-CODE OF ZEROは1回目から出てらっしゃいますよね。

しゃおん:全通じゃない?

奏:そうだね。

しゃおん:82回目の終身刑もずーっと出てくれてるね。

奏:てのひらえるちゃんも連続で。

しゃおん:Risky Melodyもほぼ出てくれてるし、きみとバンドは前回も出てくれてるし、ずっと出て支えてくれてる人もいっぱいいますね。解禁する前から"今年も出るんですよね"とか言ってくるお客さんがいて(笑)。

-ほんとにみんなで一緒に作ってるって感じでがしますね。

奏:みんなで作るサーキット・イベントだと思ってるので、ありがたいですね。あとはやっぱり若手を育成していくという裏テーマもあるので、0を1にするようなイベントになっていけば嬉しいです。そこから先はもっと大人の力とかが必要な世界だと思うので、そこからはバチバチに実力でやってもらえたらと思います。

-わかりました。では最後に、10月23日の東京公演に懸ける意気込みをお願いします。

しゃおん:今までちょこはち好きだった人はもちろんちょこはちを知らない人にも観てほしいです。新しいちょこはちに早く気づいてほしいというか、早く知ってほしい!

奏:このサーキットは新しい出会いを得るためにあるので、知らないアーティストこそ観てほしいです。それがこのイベントを大きくしていくことにもなるし、アーティストの一番求めてることだと思うので、出会いを楽しみに、ぜひ遊びに来てください。

EVENT INFORMATION
"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT 2022"

10月23日(日)東京下北沢エリア10会場
下北沢シャングリラ / MOSAiC / mona records / 近松 / DaisyBar / Laguna / Flowers LOFT / LIVEHOLIC / WAVER / DY CUBE
[出演者]
Яeal / 風男塾 / きみとバンド / Grand chocol8 / MAINAMIND / リリー楽綺団 / CODE OF ZERO / 中村千尋 / STARMARIE / 82回目の終身刑 / RIRIKO / Finally / 幻色シアター / 戦乱のEmpress / CHERRY GIRLS PROJECT / Disconnect Cendrillon / ラストランプ / wagamama / MAD JAMIE / KNU oNEW / IZANAGI / Risky Melody / 北原ゆか / てのひらえる / CANDY GO!GO! / 桃色ドロシー / IRIS MONDO / RonLon / 爆弾幸気圧 / 立夏-Ricca-BAND / Free Aqua Butterfly / 傷女融解 / Blue*NatioN / Otto / MALLOW BLUE / WONDER SNAKE / Paradox Risk / 愛沢絢夏 / 日乃まそら / コウトウマリア / EVE / mzsrz / MANACLE / YUCARI / PageONE / 橋爪もも / アオトインティラミス / フロント分け男子 / パラレルパレード / 小原涼 / 君と私で神様になろうよ / yukina / 前田琴音 / 川音希 / 二段優希 / Mei / シュガーパレード / シロビア / ミライト / (0%)4871-yowanai- / Hissy / jungfrau / プリンセスシンドローム
[チケット]
前売一般チケット ¥4,400(D代別)
チケットはこちら 
 
■MITSUBACHI ROCK CIRCUIT 2022 OFFICIAL
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