Japanese
CODE OF ZERO
2021年12月号掲載
Interviewer:山口 智男
-今回、全体のタイトルになっている"What is our BRAVE?"はどんなところから?
去年は"The Feelings NEVER SLEEP"というタイトルで、ライヴも含め、音楽が身近になくなってしまったみんなにとって、そして私にとって、"心を眠らせずに音楽を好きでいてほしい"という思いを込めてやっていたんですけど、今回最初にできたのが、じゃあコロナ禍の中で、自分にとっての勇敢さとはなんなのかという「WHAT IS THE BRAVE?」だったんです。ただ、その答えを明確に持って作ったわけではなくて。だから、タイトルでも問い掛けているんですけど、音楽が好きという気持ちを、私だけじゃなくて、CODE OF ZEROを好きと言ってくれる人の中にも、どういう形でもいいから存続させていきたい。そのために何をするかっていうのが、自分の勇敢さが試されているところじゃないかって。遠くの人にはライヴに来られないとしても、配信という形で届けたいし、ライヴに楽しみを見いだしている人のためにライヴもしたいし、そのなかで私もいろいろ思うことがあるだろうし、その答えを12月26日の代官山UNITで集大成として見せられたらって思います。
-だから、12月26日のライヴのタイトルは"This is our BRAVE"なんですね。
私が見せるだけじゃなくて、会場に来ているみんながそれぞれいろいろな思いを持ってきてくれると思うんですよ。だからきっとそこでしか生まれない瞬間がたくさんあると思う。楽しみですね。
-今回の5曲はライヴを意識して作ったそうですが。
そうです。と言いながら、「tell everything only you」は、ほんまに伝えたいことのみを伝えるための曲になってしまったんですけど。「WHAT IS THE BRAVE?」、「READY FOR ACTION」は去年の1曲目、2曲目以上にライヴ向けというか、ギターもチューニングを1音下げているんですよ。だからちょっとヘヴィというか、ラウド寄りの音作りになっています。それは行くぞって気持ちの表れでもあるんですけど、その2曲に関しては、ライヴの雰囲気も今までと変わったかもしれないです。
-その2曲はリズムが横ノリですよね。そういう曲はこれまでなかったんじゃないかと思うのですが。
そうですね。テンポも遅めですし。
-そこが新しいと思いました。今、ライヴでモッシュができないから、こういう横ノリの曲があると、お客さんも踊れるというか、グルーヴに身体を任せながらライヴを観られるんじゃないですか?
そうですね。やり始めた頃は、速い曲のほうがみんな好きなのかなと思ってたんですけど、やっていくうちにだんだん曲が育ってきたというか、みんなと一緒に育ててもらった感じがしています。私が歌詞について話すことも多いので、歌詞も大事に聴いてくれてるみたいで嬉しいです。
-ハウス調の「tell everything only you」は、その2曲とは全然違う曲調ですが、耳に残るすごくいい曲ですね。
私Twitterとかで、"生きてくのってしんどいよな"みたいなことをよく書くんですけど、同じように悩んでる子から物販で相談されることもあって。でも時間が足りなくてじっくり聞いてあげられないので、DMで言ってもらえればいいと思って、DMを解放したら、一生懸命書いて送ってくれるんですよ。それに対して、ちゃんと考えて返すことに意味があると私は思っていて。音楽やる人って、それぞれにいろいろ目指すところがあると思うんですけど、以前までの私は自分が作りたいものを作ることだけが目的で、"頭の中にあるものができた! わーい!"だけだったんですけど、今は私が作ったものを好きだと言ってくれるファンがいて、私の曲を聴いて、"勇気を貰った"と言ってくれて。私もみんなからたくさん勇気を貰うし、たくさん救われてます。だから、自分のやりたいことだけをやっている私は、ファンの人たちが時間がなくて考えられないようなことの答えをめっちゃ見つけていかなきゃいけないと思うんですよ。どうやったらしんどいこと乗り越えられるか、とか、どんなふうに考えて生きていったらいいのか、とか。問題を完璧に解決できるかどうかはわからない。でも、話を聞いて考えて、私だったらこう思うよってことを求められているんだったら返すべきだと思っているんです。
-なるほど。
ただ、ほんとだったら音楽で伝えたいから、できるだけその全部を歌詞に書けへんかなと思って書いた曲が「tell everything only you」だったんです。ひとりひとりの相談にはメールで返せるから、実際返事もするんですけど、私は音楽をやっているから、そこはちょっと意地で、音楽で救える部分はないかな、力になれる部分はないかなと思ったんです。
-それがこういう曲調になったのは、なぜ?
単純に響きやすいかなと思いました。"君だって僕だって愛を知れば/世界は変わる"って歌詞があるんですけど、私あんまり人の優しさをまっすぐに受け止められるタイプじゃなくて。歪んで受け止めるってわけじゃないけど、こっちも受け止める準備ができてないと、どんなに与えられても、受け止められてなかったんだなって。それって本人も別に意識して拒絶しているわけではないから、ちょっと開いてみたらどう? って。私は逆にそれをあなたたちから教えてもらったよって。私は全然世の中の役に立ってないし、自分の好きなことしかやってないけど、私が作ったものを聴いて、それにお金を払ってくれて、好きだよって、音楽として私を受け入れてくれてる。それってすごい。私自分の言いたいことを全部、歌詞の中で言っているから、それを受け入れてもらえるって、自分自身を受け入れてもらえてる気がして、それって......愛だなぁって(笑)。そう思うといろいろ見方も変わったなと感じたので、ほんとに恩返ししないと、って思ったし、その人たちのために書かなきゃダメだ、書けなきゃダメだって思いました。
-この歌詞は結構推敲したんですか? すごくわかりやすいから、伝わりやすいと思うんですけど、それは余計な言葉が入っていないからなんじゃないかって。
そうですね。比喩とか何もないです(笑)。ファンの子たちとDMでやり取りして、その中で思ってることを言葉にしていったからじゃないかなと思います。
-11月1日にこれまでのCODE OF ZEROらしいロック・ナンバーの「Human-Emo」、そして12月1日に5ヶ月連続配信の締めくくりとなるシングルをリリースするわけですが。
今回、一曲一曲、勇敢さとは何かを書いてきたんですけど、その集大成になると思います。
-最後に12月26日のワンマン・ライヴについて教えてください。どんなライヴにしたいと考えていますか?
去年の5ヶ月連続配信も含め、この2年間のひとつの答えと言えるようなライヴになったらいいなと思っています。コロナ禍になって、それ以前の曲の中に自分が歌いたいと思えるものがないってなったときがあったんです。だったら、新しい曲を作ろうっていうところも去年の5ヶ月連続配信にはあったんですけど、そのときにファンから、"でも、前の曲でこんなことを言ってたよ"と言われて。「L.I.F.E.」(2020年1月リリースのシングル)という曲だったんですけど、その曲でニーチェの言葉を使ったんですよ。"What doesn't kill you makes you stronger"生きていることの中で経験することは、死ぬこと以外全部、人を強くするという意味の有名な言葉なんですけど、ファンからその曲が送られてきたんです。"これを聴け。こういうことを言ってるぞ"って(笑)。そのとき、"たしかにそうだな"って思ったんです。今年、ライヴをやりながら昔の曲をやったとき、"あ、こういうことを言っているんだ、私"って急に思い出したり、"今の自分には、これが合うな"って発見したりもしたので、昔の曲にもいっぱい気づかされました。なので、やりたい曲はたくさんなんですけど、そこからUNIT(代官山UNIT)でやる曲を選ぶのはすごく大変だとは思いつつ、今ならいろんな方向から意味を込めて歌えると思うんです。自分でもそれが楽しみですね。
LIVE INFORMATION
[CODE OF ZERO ワンマンLIVE "This is our BRAVE"]
12月26日(日)代官山UNIT
OPEN 16:00 / START 17:00
[チケット]
前売 ¥4,000 / 当日 ¥4,500(税込)
一般発売中
イープラス
LIVE INFO
- 2025.05.08
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THE BACK HORN
Creepy Nuts
a flood of circle
BLUE ENCOUNT
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
WtB
DeNeel
SUPER BEAVER
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オレンジスパイニクラブ
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村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
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ReN
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コレサワ
BRADIO
"ACO CHiLL CAMP 2025"
私立恵比寿中学
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