Japanese
CODE OF ZERO
Skream! マガジン 2021年09月号掲載
2021.07.31 @shibuya eggman
Writer 秦 理絵 Photo by 小林 弘輔
ライヴ・タイトルに掲げる"O/F/N/S"とは、Our Feelings NEVER SLEEP。直訳すると、私たちの感情を決して眠らせてはいけない、という意味だ。この言葉は、今年2月にCODE OF ZEROが赤羽 ReNY alphaで開催したワンマン・ライヴにも掲げられていた。心を眠らさないで感じたままに楽しもう。そんな想いで開催された2月の赤羽は、スクリーン映像に歌詞を映し出すなど、"伝えること"を重視したライヴだった。あの日のことを、0Cは"想いを伝えることで精一杯で、忘れてたことがあった"と振り返る。自分が本来のライヴハウスに求めていたものとは違ったのではないか。
そんな自問自答から、再び同じタイトルを掲げたリベンジ・ツアーが、今回の["O/F/N/S" Tour]だ。0Cと同じく、自分の居場所は音楽にしかない、そんな覚悟でバンドにすべてを注ぐガールズ・バンド、ЯeaLと共に東名阪をまわった全3公演。そのファイナルとなったshibuya eggmanは、コロナ禍においても、変わらないライヴハウスの価値を妥協なく追求する熱いライヴが繰り広げられた。
先にステージに立ったのはЯeaLだ。「仮面ミーハー女子」を皮切りに、骨太でダンサブルな「サイケデリックダンス」、艶やかなロック・バラード「36.8」など、昨年9月にリリースしたアルバム『ライトアップアンビバレンツ』の収録曲を中心に、現在進行形のバンドの意地をぶつける渾身のステージでフロアを湧かせた。MCでは、今回のツアーに誘われたとき、ふたつ返事で快諾したと振り返ったRyoko(Vo/Gt)。"(0Cは)私のことを私以上に考えてくれる、私以上に泣いてくれる"大切な存在であることも明かす。とはいえ、対バンに友達だからという忖度はなし。リスペクトを寄せるからこそ、ラストの「Brilliant escape」まで全力で畳み掛け、同志 CODE OF ZEROに繋いだ。
"うちらの苦しいも、楽しいも詰まった東京で、一緒に最高のライヴを作ってくれますか?"。0Cが問い掛けると、ツアー・タイトルに込めた想いにも通じる「The Feelings NEVER SLEEP」からライヴは始まった。ハンドマイクで、大きく身振りを使いながら、人懐こくポップなメロディと共に投げ掛ける0Cの目は、フロアのお客さんの姿をしっかりと捉えている。"ライヴハウスがどんなところかっていうのを、うちらが証明してやろうぜ!"と呼び掛けて、「MAKE ME REAL」へ。ナカツカルイ(Dr)、渡辺"kagome"佑輔(Ba)、-○-○-(Gt)、yu-ya(Gt/vivid undress)が繰り出す重厚なバンド・サウンドの中で、ファルセットを交えた0Cの切実なヴォーカルが、生きるとは何か、を歌う。
MCでは、リベンジとなる今回のライヴの意味を丁寧に伝えた。"一秒一秒を大切にして最高の景色を作りたい"。そう意気込みを示すと、EDMとラウドロックが融合した「QAdream」や「WAKE UP GET UP」といった激しくも美しいサウンドスケープにのせて、全身で歌を浴びせ掛けていく。「WAKE UP GET UP」のあと、本来はMCを挟む予定がなかったというが、コロナ禍にあって、これまでお客さんと一緒にシンガロングをする「WAKE UP GET UP」のような曲はやってこなかったぶん、あふれる想いが堰を切ったのだろう。"ライヴハウスが味方であってほしい"、"私に気持ちをぶつけてほしい"と、これでもかと言葉を重ねた。
ぐっとテンポを落とした「Dorothy's F」から、カラフルな照明がステージを彩った「Triad Tryout」。曲ごとに異なる景色を描きながら、その合間には、いかに自分がライヴハウスという場所を渇望しているか、音楽を生き甲斐にしているかを語り掛けた。東京への想いを綴った「missing」、激しいヘドバンを誘った「TRUE TO MYSELF」や「out of control」へと、クライマックスは否応なく身体が動く楽曲を容赦なく連発。本編最後のMCでは、"出会えて嬉しいです。自分の心、みんなの心を殺さない。こういうご時世でも音楽を殺したくない。そういう想いでやっています"と、音楽にその身を捧げる覚悟を改めて伝えた。ラスト・ソングは"最後、この曲かぁ......"と不服そうに漏らし、急遽予定を変更。開放感あふれる「Kick Up The Ground」で締めくくった。
"本当にやっていいですか?"と登場したアンコールでは、新曲「WHAT IS THE BRAVE?」が披露された。"勇敢さとは何か?"を問い掛け、0Cが自分なりの答えを書いた曲だ。そんな、そこにいるすべての人たちをより良い未来へ扇動するような、壮大なラウド・ナンバーを力強く届けると、最後は"みんなと心を通わせて帰れたらと思います"と言って、「L.I.F.E.」で終演。"人生に無駄なことなんてひとつもないよね"。そう伝えた0Cは、この日一番の笑顔を見せてくれた。
この日、予定ではステージで流す映像も用意していたが、実現できなかったと明かした0Cは、MCで"今日は思うようにいかなかった"、"またリベンジせなあかんなって感じです"と、本音を漏らす場面もあった。一般論として、ステージに立つ人間はそういうことを言わないことが多い。伝えたい気持ちが多すぎて空回りしている部分もあったと思う。だが、嘘偽りなく、本当のことを包み隠さないのが0Cらしさなのだろう。"正直、かっこ悪いところも曝け出したんですけど、いつか、ついてきて良かったなって絶対に思わせるから"。そんな剥き出しの想いが胸を打った。
[CODE OF ZERO Setlist]
1. The Feelings NEVER SLEEP
2. MAKE ME REAL
3. QAdream
4. WAKE UP GET UP
5. Dorothy's F
6. Triad Tryout7. missing
8. TRUE TO MYSELF
9. out of control
10. Kick Up The Ground
En1. WHAT IS THE BRAVE?
En2. L.I.F.E.
- 1
LIVE INFO
- 2024.04.18
-
ELEPHANT GYM
ReN
ヒトリエ
LONGMAN
SUPER BEAVER × 10-FEET
CVLTE / Paledusk / Fear, and Loathing in Las Vegas ほか
神はサイコロを振らない ※中止または延期
吉澤嘉代子
Hakubi
白昼堂々踊レ人類
BACK LIFT
リュックと添い寝ごはん
a flood of circle
SCANDAL
- 2024.04.19
-
フラワーカンパニーズ
崎山蒼志
Novelbright
tacica
BIGMAMA
LONGMAN
UNISON SQUARE GARDEN
the quiet room
SCANDAL
Creepy Nuts
moon drop
ヤングスキニー
吉澤嘉代子
ぜんぶ君のせいだ。/ 星歴13夜
w.o.d.
Hakubi
フィロソフィーのダンス
神聖かまってちゃん
ORCALAND
マカロニえんぴつ
いきものがかり
BREIMEN
愛はズボーン
LiSA
獅子志司
太田家
- 2024.04.20
-
ZAZEN BOYS
tacica
People In The Box
Novelbright
にしな
ReN
崎山蒼志
Base Ball Bear
ズーカラデル
KANA-BOON ※開催中止
MYTH & ROID
小山田壮平
愛はズボーン
挫・人間
ポップしなないで
ヒトリエ
フィロソフィーのダンス
神はサイコロを振らない ※中止または延期
ORCALAND
ドミコ
AJICO
セックスマシーン!!
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
ねぐせ。
Mr.ふぉるて
SEKAI NO OWARI
いきものがかり
ぜんぶ君のせいだ。/ TOKYOてふてふ / 星歴13夜 ほか
Aqilla
レイラ
綾野ましろ
サカナクション
私立恵比寿中学
SILENT SIREN
女王蜂
MAGIC OF LiFE
ザ・クロマニヨンズ
獅子志司
片平里菜
LiSA
sumika
odol
- 2024.04.21
-
indigo la End
People In The Box
BIGMAMA
原因は自分にある。
KANA-BOON ※開催中止
ReN
ハンブレッダーズ
ズーカラデル
Base Ball Bear
挫・人間
SCANDAL
TK from 凛として時雨
moon drop
LONGMAN
岡崎体育
THE BOYS&GIRLS
ASP
AIRFLIP
神はサイコロを振らない ※中止または延期
ゆいにしお
ドミコ
ドラマチックアラスカ / 夜の本気ダンス / 超能力戦士ドリアン / ヤバイTシャツ屋さん
ROF-MAO
東京初期衝動
マカロニえんぴつ
AJICO
SEKAI NO OWARI
吉澤嘉代子
サカナクション
愛はズボーン
私立恵比寿中学
Lucky Kilimanjaro
Organic Call
ザ・クロマニヨンズ
羊文学
This is LAST
sumika
- 2024.04.22
-
礼賛
THE BAWDIES
- 2024.04.23
-
BIGMAMA
フラワーカンパニーズ
神はサイコロを振らない
白昼堂々踊レ人類
- 2024.04.24
-
ReN
FINLANDS
UNISON SQUARE GARDEN
AJICO
BUMP OF CHICKEN
- 2024.04.25
-
フレンズ
a flood of circle
FINLANDS
SHIFT_CONTROL
UNISON SQUARE GARDEN
Bubble Baby
挫・人間
BUMP OF CHICKEN
神はサイコロを振らない
the shes gone
KANA-BOON ※開催中止
- 2024.04.26
-
四星球
ReN
The Ravens
フレンズ
a flood of circle
BREIMEN
ズーカラデル
愛はズボーン
Base Ball Bear
原因は自分にある。
Mr.ふぉるて
ザ・クロマニヨンズ
Maki
いきものがかり
Alstroemeria
Aqilla
超能力戦士ドリアン
yama
THE BOYS&GIRLS
LONGMAN
MOROHA
Rhythmic Toy World
Homecomings
ORCALAND
POPPiNG EMO
ヤングスキニー
SANDAL TELEPHONE
- 2024.04.27
-
ぜんぶ君のせいだ。/ 星歴13夜 / TOKYOてふてふ
ReN
TK from 凛として時雨
TRIANGLE 2024
People In The Box
ポップしなないで
"ARABAKI ROCK FEST.24"
BIGMAMA
SEKAI NO OWARI
ズーカラデル
KEYTALK / キュウソネコカミ / ポルカドットスティングレイ ほか
セックスマシーン!!
SAKANAMON
原因は自分にある。
BACK LIFT
リュックと添い寝ごはん
Base Ball Bear
SCANDAL
岡崎体育
the engy
豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL
Johnnivan
スカイピース
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
Novelbright
Amber's
THE YELLOW MONKEY
Ado
SPENSR
- 2024.04.28
-
ASP
眉村ちあき
ASH DA HERO
ポップしなないで
TRIANGLE 2024
SAKANAMON
ザ・クロマニヨンズ
People In The Box
"ARABAKI ROCK FEST.24"
SEKAI NO OWARI
ぜんぶ君のせいだ。/ 星歴13夜 / TOKYOてふてふ
The Ravens
Omoinotake
THE BOYS&GIRLS
MAIZURU PLAYBACK FES.2024
いきものがかり
MYTH & ROID
愛はズボーン
SCANDAL
超能力戦士ドリアン
忘れらんねえよ
ハシリコミーズ
"JAPAN JAM 2024"
礼賛
にしな
Ado
Laughing Hick
- 2024.04.29
-
ReN
fox capture plan
岡崎体育
TRIANGLE 2024
小山田壮平
ザ・クロマニヨンズ
シノダ(ヒトリエ)
リュックと添い寝ごはん
私立恵比寿中学
ゆいにしお
Creepy Nuts
眉村ちあき
ASIAN KUNG-FU GENERATION / THE ORAL CIGARETTES / Vaundy ほか
moon drop
MAIZURU PLAYBACK FES.2024
Age Factory
the shes gone / Ivy to Fraudulent Game / ドミコ / パスピエ ほか
ぜんぶ君のせいだ。/ TOKYOてふてふ / Not Secured,Loose Ends ほか
The Ravens
愛はズボーン
"JAPAN JAM 2024"
Novelbright
超能力戦士ドリアン
ヤユヨ
Poppin'Party × MyGO!!!!!
- 2024.04.30
-
I Don't Like Mondays.
シノダ(ヒトリエ)
藤巻亮太
君島大空
山内総一郎(フジファブリック)×斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN/XIIX)
フラワーカンパニーズ
- 2024.05.01
-
I Don't Like Mondays.
神はサイコロを振らない
ハンブレッダーズ
忘れらんねえよ
Rhythmic Toy World
アカシック
GRAPEVINE × Hedigan's
- 2024.05.02
-
サカナクション
君島大空
Novelbright
神はサイコロを振らない
ゆいにしお
Maki
RELEASE INFO
- 2024.04.19
- 2024.04.20
- 2024.04.21
- 2024.04.22
- 2024.04.24
- 2024.04.25
- 2024.04.26
- 2024.04.27
- 2024.05.01
- 2024.05.02
- 2024.05.03
- 2024.05.04
- 2024.05.05
- 2024.05.06
- 2024.05.07
- 2024.05.08
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
BREIMEN
Skream! 2024年04月号