Japanese
CODE OF ZERO
2019年09月号掲載
Interviewer:山口 智男
女性ヴォーカリスト、0C(読み:ゼロシー)によるソロ・プロジェクト、CODE OF ZEROが満を持して初の全国流通盤となる『MAKE ME REAL』をリリースする。活動開始以来、ツイン・ギターを擁する5人編成でライヴを行う一方で、会場限定/配信限定でリリースも重ね、今年5月、渋谷eggmanで開催した初ワンマンを大成功させたと言えば、満を持してという言葉が決して伊達ではないことがわかるはず。ラウドであると同時にダンサブルな魅力も持つモダンなロックを武器にした、新たなロック・ヒロイン誕生の予感!
-ライヴの数、多くないですか?
めっちゃ多いです。名古屋とか大阪とか、東京以外にも行き始めたってこともあって、最近特に精力的にやってますね。今はまだ、CDは手売りしかしていないんですよ。今回の『MAKE ME REAL』が初めて全国流通なんです。だから、ライヴをたくさんやってそこで観てもらわないと、私の音楽を知ってもらう機会が単純にないっていう。
-知ってもらうためであればYouTubeやSNSもあるじゃないですか?
そうなんですけど、やっぱりライヴが一番信頼できると思ってるんですよね。CDは通販でも買えるからPVを観てもらってでもいいし、LINE LIVEやSHOWROOMでも配信をやっているので、それを観て買ってもらうでもいいんですけど、実際生で歌っているところを観てCDを買ってくれたら、伝わった! っていう感触が一番大きいんです。なので、ライヴが多くなっちゃうんですかね。でも、ライヴの数を減らしたら制作面でもっと面白いことができるのかなという気もしています。ライヴ映えするような曲も好きなんですけど(笑)。
-そんな0Cさんは、これまでどんな音楽を聴いてきたのでしょうか?
小学生のときにたまたまテレビでAvril Lavigneを観て、うわ、すごいって衝撃を受けたんです。それから真似してこっそり歌ってました(笑)。中学校では軽楽音部に入ったんですけど、そのときは全然続かなかったです。
-当時Avril Lavigne以外にはどんな音楽を聴きましたか?
Avrilは自分でCDを買ったんですけど、隣の席の女の子が洋楽をすっごく好きだったので、その子に教えてもらっていろいろ聴きあさりました。GREEN DAYとかAVENGED SEVENFOLDとか、めっちゃ好きでしたね。あとはなんだろう? でも結局女性シンガーが好きなんですよ。Cyndi Lauper、Britney Spears、Taylor Swiftも好きだし、最近はBillie Eilishにハマってます。
-CODE OF ZEROのスタートは2016年12月15日だそうですね。
その日に初めて今の編成で、渋谷eggmanでライヴをやったんですよ。そのときは全然お客さんもいなかったです。3、4人ぐらいだったんじゃないかな。
-その時点ではすでにやりたい音楽ははっきり見えていたんですか?
それまでは洋楽が好きで、英語のリズム感がかっこいいと思っていたんですけど、アプローチの方法によっては日本語でもかっこ良くできるかもしれないと思い始めて。メロディだったり、アレンジだったり、言葉の数だったり、言葉のチョイスだったりで、もっとかっこ良くなるんじゃないかって、それをひたすら目指していました。今も目指している最中です。サウンドとしてはBRING ME THE HORIZON、LINKIN PARK、MUSEなどに影響を受けてます。だから、最初はラウドみたいなところに分類されてもいました。
-初の全国流通盤を作るにあたっては、どんな作品を目指したんでしょうか?
これまで会場/配信限定でリリースしていたときは、好きなことだけやっていたんですけど、今回は苦手めの明るい曲調もやってみました。それが1曲目の「MAKE ME REAL」なんですけど、暗めの曲が好きだから、最初は"あ、できないかも"と思ったんです(笑)。でも、"だったら、めっちゃ好きと思える歌詞にしよう"と頑張りました。頑張っちゃうと好きになっちゃうんです。そしたら、"リード曲はこれしかない"って思えるくらい好きになりました(笑)。
-その「MAKE ME REAL」をはじめ、全体の印象として何かと戦っているような歌詞が多いですね。
いつもそうなんですよ。基本的に楽しく生きているんですけど、なんとなくしんどいんですよね。だから、頑張って楽しく生きているのかな。普通にしていると、"しんどい。無理"みたいなほうに引っぱられちゃうんですよ。でも病んでたって生きていかなきゃいけない。どうせ生きていかなきゃいけないんだったら楽しく生きたほうがいいよね。健全だよねって。そのためには何をするべきかって言うと、一生懸命やらないと後悔するし、もっともっと大きな景色を見たいし、そしたら頑張ったほうがいいなって思ったんです。「MAKE ME REAL」は、これまでライヴをやってきて、CODE OF ZEROの音楽を好きな人が私以外にもいてくれている、そういう人たちとここまで一緒に作ってきた集大成と言える曲だと思います。
-4曲目の「TO BE ZERO」は全5曲中で唯一、全編英語で歌っていますね。
はい、すいません(笑)。なんだかんだ英語はかっこいいだろっていう勢いで書きました。実は最初期に作った曲なんですけど、全国流通なので改めて聴いてもらいたいと思ってこっそり入れてます(笑)。
-「MAKE ME REAL」とは逆に0Cさんの一番得意なタイプの曲というと?
得意かどうかはわからないんですけど、気に入ってるのは「アリスインサイレンス」です。私、おばあちゃんっ子だったので、定期的におばあちゃんのことを歌詞に書いてしまうんですよ。おばあちゃん、私が東京に来て音楽活動を始めて何年かした頃に亡くなっちゃったんですけど、最期に会えなかったんです。とても強い人で、生きる感じに矛盾がなくて、すごく好きだったんですよ。それから一時期おばあちゃんのことばかり歌詞に書いていましたね。「アリスインサイレンス」みたいな激しめのバラードは、そういう気持ちを思い起こさせるのか、また書いてしまいました。
-その「アリスインサイレンス」にはvistlipのYuh(Gt)さん、そして、「MAKE ME REAL」にはvivid undressのyu-ya(Gt)さんがゲスト参加していますね。
Yuhさんもyu-yaさんも以前、ライヴでサポートしてもらったことがあるんです。「MAKE ME REAL」は、yu-yaさんにぴったりだと感じたので、絶対にやってもらおうと思いました。yu-yaさんは引き出しがめっちゃあるから、やりすぎってくらい弾きまくってましたよ(笑)。でも、CODE OF ZEROらしさをちゃんと踏まえつつ、yu-yaさんらしさも入れてくれて。最初のリフも何パターンか考えてきてくれて、"どれがいい?"って言ってくれたんで、一番めんどくさそうなやつにしました(笑)。Yuhさんは、めっちゃ先輩なんですよ。仲良くしてもらってるんですけど、先輩すぎてあやされてる感じです(笑)。初期の頃からCODE OF ZEROのことを知ってくれているんですけど、Yuhさんがvistlipとは別にやっているsince i RE:MADEと、何度か対バンさせてもらったことがあって、久しぶりに対バンしたとき、"めっちゃ良くなった。ライヴでサポートしたい"って言ってくれたので、ほんとか? と内心疑いながら(笑)、"じゃあ、お願いします"って言ったら実現してびっくりしました。ついでに"レコーディングにも参加してください"って言ってみたらやってくれて。曲が好きだったのか、私に人望があったのか。
-両方じゃないですか。
今のは冗談ですよ(笑)。書かないでください(笑)!
-10月26日の渋谷eggmanから各地を回るリリース・ツアーが予定されていますが、ファイナルは渋谷TSUTAYA O-WESTワンマンに挑むんですね。
O-WEST(渋谷TSUTAYA O-WEST)が、あの規模の中ではハコとしてほんとに好きで、正直、全国流通していない今現在の規模感だと、O-WESTをいっぱいにするにはもうちょっと頑張らないといけないんですけど、どう頑張ったらいいかな、自分でも納得できるかなって考えたとき、やっぱり"いい音楽だね"と言ってもらって、存在を認知してもらうしかないと思って。そういうタイミングで全国流通のお話が来たので、"だったらファイナルは何がなんでもO-WESTがいいです"って決めました。初めてワンマンをやるまでは、私を観にくる人しかいないワンマン・ライヴをやっても、新たにファンが増えるわけじゃないと思ってたんですけど、eggmanでやったとき、会場にいるみんなに感謝を伝えられたんですよ。それがすごく良くて、一回一回、区切りがあって、感謝したほうが......っていうか、区切りがないとなかなか、ちゃんと感謝するタイミングってないなと思ってから、ワンマンをやったほうがいいって考えに変わりました。
-なるほど。ツアーをしながら認知度を高めていって、ファイナルのO-WESTをいっぱいにすると。
いっぱいにしたいし、『MAKE ME REAL』をリリースしたら認知度も高まるんじゃないかって。作ったあとは、気持ちが落ち着いちゃうんで、作っているときが一番負けん気が強いんですけど、今まで出してきた作品ともちゃんと戦って一番いいと思えた作品なので、大丈夫なはずです。あとは聴いた人がどう思うかですね。そこも含め、どうなるか楽しみです。
- 1
LIVE INFO
- 2025.03.29
-
アイナ・ジ・エンド
go!go!vanillas
moon drop
打首獄門同好会 / ヤバイTシャツ屋さん / Lucky Kilimanjaro / ハンブレッダーズ ほか
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
原因は自分にある。
NakamuraEmi
ウエノコウジ(the HIATUS/Radio Caroline)
Homecomings
envy
ハク。
PK shampoo
kobore
Bye-Bye-Handの方程式
SHISHAMO
片平里菜
眉村ちあき
THE BACK HORN
それでも世界が続くなら
ナナヲアカリ / Sou / 三月のパンタシア
Mirror,Mirror
竹内アンナ
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
ビレッジマンズストア
"KITASAN ROLLING 2025"
ずっと真夜中でいいのに。
- 2025.03.30
-
envy
ねぐせ。
ヒトリエ
緑黄色社会
go!go!vanillas
WANIMA × MONGOL800
moon drop
KANA-BOON / マカロニえんぴつ / Saucy Dog / Omoinotake ほか
PIGGS
yama
Appare!
sumika
OWEN
I Don't Like Mondays.
GRAPEVINE
Bye-Bye-Handの方程式
SCANDAL
打首獄門同好会 / 四星球 / 神はサイコロを振らない ほか
片平里菜
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
GANG PARADE / ASP / ExWHYZ ほか
kobore
Galileo Galilei / Homecomings / betcover!! ほか
FUNKIST
LUCKY TAPES
清 竜人25
ビレッジマンズストア
礼賛
"KITASAN ROLLING 2025"
ずっと真夜中でいいのに。
- 2025.03.31
-
Saucy Dog / Tele
ADAM at
OWEN
Dios
SPINN
- 2025.04.03
-
WtB
SPINN
KANA-BOON
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
リーガルリリー
- 2025.04.04
-
chef's
THE YELLOW MONKEY
envy
藤巻亮太
君島大空
KANA-BOON
FUNKIST
四星球
荒谷翔大 × 森田美勇人
緑黄色社会 / 乃木坂46
SCANDAL
Conton Candy
トンボコープ
- 2025.04.05
-
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
HY
WANIMA
Ayumu Imazu
超能力戦士ドリアン
fox capture plan
PIGGS
chef's
君島大空
3markets[ ] / yutori / なきごと / Bye-Bye-Handの方程式 ほか
Hump Back
Keishi Tanaka
サカナクション
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
FUNKIST
WtB
FINLANDS
This is LAST
RAY×BELLRING少女ハート
a flood of circle
OKAMOTO'S
フラワーカンパニーズ
OGRE YOU ASSHOLE × GEZAN
J.A.S
The Biscats
The Ravens
YOASOBI / キタニタツヤ / MAISONdes / NOMELON NOLEMON ほか
SUPER BEAVER
ExWHYZ
SCANDAL
INORAN
sumika
BLUE ENCOUNT / ヤバイTシャツ屋さん / キュウソネコカミ / THE BACK HORN ほか
indigo la End
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
kobore
ずっと真夜中でいいのに。
ユアネス
- 2025.04.06
-
HY
fox capture plan
超能力戦士ドリアン
超☆社会的サンダル
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
藤巻亮太
THE BACK HORN
神はサイコロを振らない / ハンブレッダーズ / シンガーズハイ
OKAMOTO'S
サカナクション
ハク。
moon drop
緑黄色社会
RAY×BELLRING少女ハート
a flood of circle
フラワーカンパニーズ
渡會将士
ASIAN KUNG-FU GENERATION × Chilli Beans.
The Ravens
Appare!
YOASOBI / Creepy Nuts / Aooo / 秋山黄色 ほか
SUPER BEAVER
sumika
ACIDMAN / 10-FEET / 東京スカパラダイスオーケストラ / ゲスの極み乙女 ほか
雨のパレード
ずっと真夜中でいいのに。
- 2025.04.07
-
YONA YONA WEEKENDERS
- 2025.04.09
-
片平里菜
WANIMA
never young beach
Saucy Dog
yama
WHISPER OUT LOUD
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
詩羽 × CENT
KANA-BOON
- 2025.04.10
-
Maki
a flood of circle
Saucy Dog
yama
SIX LOUNGE
シド
- 2025.04.11
-
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
Omoinotake
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
THE BACK HORN
Maki
セックスマシーン!! × KiNGONS
FINLANDS
Hump Back
GLASGOW
FUNKIST
moon drop
緑黄色社会
ビレッジマンズストア
LOSTAGE / EASTOKLAB / peelingwards ほか
藤巻亮太
"SYNCHRONICITY'25 Pre-Party"
ネクライトーキー × Wienners
Cö shu Nie
Awesome City Club
WANIMA
Plastic Tree
- 2025.04.12
-
片平里菜
PIGGS
moon drop
yutori
indigo la End
SUPER BEAVER
yama
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
Omoinotake
go!go!vanillas
a flood of circle
古墳シスターズ
GOOD ON THE REEL / ポップしなないで / 渡會将士 / 藤森元生(SAKANAMON)ほか
セックスマシーン!! × KiNGONS
サカナクション
SCOOBIE DO
フラワーカンパニーズ
GLASGOW
DYGL / トクマルシューゴ / YOGEE NEW WAVES ほか
MAN WITH A MISSION
THE BAWDIES
Panorama Panama Town
CNBLUE
緑黄色社会
超能力戦士ドリアン
Novelbright
chef's
The Ravens
INORAN
ねぐせ。
Ayumu Imazu
怒髪天
cinema staff / ヒトリエ / UNISON SQUARE GARDEN / ONIGAWARA ほか
Ochunism
"SYNCHRONICITY'25"
"下北沢こがでらロックフェスティバル2025"
にしな
マルシィ
THE ORAL CIGARETTES
- 2025.04.13
-
片平里菜
PIGGS
Maki
THE BACK HORN
SUPER BEAVER ※振替公演
go!go!vanillas
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
ACIDMAN
藤巻亮太
a flood of circle
古墳シスターズ
The Ravens
セックスマシーン!! × KiNGONS
FINLANDS
サカナクション
THE YELLOW MONKEY
超☆社会的サンダル
SCOOBIE DO
LOVE PSYCHEDELICO / The fin. / 荒谷翔大 / 幽体コミュニケーションズ
MAN WITH A MISSION
THE BAWDIES
Cö shu Nie
DENIMS
岸田教団&THE明星ロケッツ
CNBLUE
Novelbright
Ado
Mega Shinnosuke / Conton Candy / トンボコープ / TOOBOE / Aooo ほか
ヒトリエ
Panorama Panama Town
四星球
怒髪天
cinema staff / 9mm Parabellum Bullet / アルカラ / ストレイテナー ほか
Tempalay
ハク。
原因は自分にある。
パスピエ
"SYNCHRONICITY'25"
THE ORAL CIGARETTES
- 2025.04.14
-
YONA YONA WEEKENDERS
ELLEGARDEN × FEEDER
RELEASE INFO
- 2025.04.01
- 2025.04.02
- 2025.04.03
- 2025.04.04
- 2025.04.05
- 2025.04.06
- 2025.04.07
- 2025.04.09
- 2025.04.10
- 2025.04.11
- 2025.04.15
- 2025.04.16
- 2025.04.17
- 2025.04.18
- 2025.04.23
- 2025.04.25
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
yama
Skream! 2025年03月号