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INTERVIEW

Japanese

Gacharic Spin

2020年03月号掲載

Gacharic Spin

メンバー:はな(Vo/Gt) アンジェリーナ1/3(Mic Performer)

インタビュアー:荒金 良介

Gacharic Spinが10周年イヤーを経て、第5期メンバー初となるアルバム『Gold Dash』を完成させた。今作は大村孝佳、THE BACK HORNの菅波栄純、スウェディッシュ・ソングライティング・チームの楽曲提供というトピックもありつつ、ツイン・ギター擁する新体制ならではのサウンドを掲げた楽曲が大きな聴きどころとなっている。あらゆるカルチャーを巻き込み、唯一無二の音楽性とライヴ・パフォーマンスを突き詰めていく彼女たちの魅力が爆発した今作について、47都道府県ツアー真っただ中のはなとアンジェリーナ1/3のふたりに話を訊いた。

-今作は現体制で初のアルバムになりますよね。

はな:今の体制を第5期と呼んでいるんですけど。私がドラムからギターに代わったことで、ツイン・ギターを生かした楽曲が作れるし、今は同期を減らしてロック色を強くしていて。過去の曲もリアレンジしてライヴでやっているんですが、あえてツイン・ギターのハードなアレンジに変えてますからね。それを踏まえて、今作からガッツリとバンド・サウンドとしてロックに仕上げていこうかという話になって。

-第5期体制になり、ロック度を上げていこうと?

はな:今まではダンサーがいたので、それありきでアレンジも考えていたけど、ロック・サウンドを鳴らしやすい体制になりましたからね。今回はファンキーな曲調も入っているので、これまで通りにライヴ・パフォーマンスに踊りも取り入れてます。

-現在は47都道府県を回るツアー("Gacharic Spin 47都道府県TOUR「ROCKET SPIRITS」")中ですけど、すでに今作からライヴでやっている楽曲もあるんですか?

はな:そうですね、新曲も好評です。「起死回生 Forever」、「永久 No mission」、「the first star」、「ルラララ」、「超えてゆけ」、「道化ism」、「Lux」はやってます。

-かなり多いですね! マイク・パフォーマーの立場としてはどうですか?

アンジェリーナ1/3:新曲はロック色が強くなったので、いかに熱さを表現するか考えています。はなさんと一緒に踊る曲もあるし、曲によって歌い方や魅せ方も変わるので、この1枚だけでもいろんな表情を見れるんじゃないかと。

-しかし、はなさんがドラムからギターにパートを変えたのは大きな変化ですよね。

はな:まぁ、そうですね(笑)。こちらとしては去年のツアーを終えているので、しっくり来ちゃってるんですけど。まだライヴを観てない方や過去を知ってる人はなんじゃこりゃ? と思うかもしれないですね。けど、この体制で1年過ぎているのでより成熟させる方向で頑張ってます。

-パート・チェンジについてはさほど戸惑いはなく?

はな:もともとこの体制にしようと思ったきっかけのライヴがあり、一昨年にTOMO-ZO(Gt)が入院したときに私がギター・ヴォーカルで2回ほどやったんですよ。それが好評だったので、いいドラマーが見つかればこの体制もありかなって。yuri(Dr)もオーディションで選んだので納得のいく状態でスタートしましたし、2019年はこの体制の土台を作っていって、新曲もたくさんできてきたので、2020年は本当の意味でのスタートかなと思っています。

-とはいえ、はなさんはドラム・ヴォーカルの期間が長かったですよね。

はな:13年からやっているので6年間ですね(笑)。今はyuri、アンジーが入ったことにより、フレッシュさも増してますから。若いふたりが別の意味で引っ張ってくれるし、バンド内の空気はいい意味で新人バンドに戻ってます。リハや本番も楽しいですね。

アンジェリーナ1/3:私は初めての音楽活動がGacharic Spinなので、好きでバンドを観ていた立場から中に入ってみて、もっとバンドや音楽が好きになりました。メンバー全員が対等にアーティストとして接してくれるからこそ、頑張らなきゃという気持ちが強くなったので。はなさんとふたりで歌うときも、いろいろ教えてもらうことも多くて、自分もかっこいいステージを届けていきたいと思いますね。

-そして、今作は3組のアーティストから楽曲提供も受けています。まずは大村孝佳さんが手掛けた「起死回生 Forever」から話を聞きたいんですが。

はな:大村さんとは仲もいいし、ツイン・ギターになったこともあり、ギタリストとして尊敬している方に曲を書いてもらいたい気持ちもあったので。個人的には10代の頃からGacharic Spinとしては4~5年前から知り合いだし、ライヴをよく観に来てくれるし、こういう歌がいいんじゃないか、こういう曲がいいんじゃないか、とすごく考えて作ってくれたんですよ。今までにないサウンドになっていて、私たちの良さも引き出してくれたと思います。

-何か具体的に注文はしたんですか?

はな:私とアンジーのヴォーカル・スタイル、はなとTOMO-ZOのツイン・ギターを生かしつつ、アップテンポで激しめの曲がいいなとは伝えました。

アンジェリーナ1/3:ギター・ソロも良くて、サビのヴォーカルの掛け合いでは歌詞を強く伝えられるし、ライヴでやるときにもテンションが上がります。すごく楽しいです!

-THE BACK HORNの菅波栄純(Gt)さんが手掛けた「超えてゆけ」については?

はな:菅波さんは普通にGacharic Spinを聴いてくださって、"いいなぁ!"と言ってくれていたんですよ。曲をお願いしたら、快く引き受けてくれました。ライヴもちゃんと観てくれて、私たちがどういうバンドなのかもわかってくれているし。今の体制に合う曲を作ってもらえて嬉しかったですね。

-菅波さんは今の体制について何か声を掛けてくれました?

はな:昨年10月の中野サンプラザでのワンマン公演を観てくれて、すごくいいと言ってくれたんですよ。歌詞も私たちのことをイメージしてくれているし、この曲はアンジーがメイン・ヴォーカルで歌っているんですけど、思いを乗せて歌いやすいんじゃないかと。

アンジェリーナ1/3:歌詞は全部グッとくるんですけど、曲自体が自分に対しても、Gacharic Spinに対しても、聴いてる人に対してもエールを送ってくれる内容だなと。この曲を聴いて頑張ろう、強くなろう、超えていこう! という気持ちになりますね。私はこの曲をライヴで歌うとき泣きそうになるんですよ。改めて歌いながら自分の背中を押してもらえるような気持ちになるので、全部の感情を乗せて歌える曲ですね。

-「超えてゆけ」は和メロ感が滲み出た勇壮な曲調で、今作にもいいフックにもたらしているなと。

はな:そうですね。アンジーのヴォーカルにすごく合うなと思います。メロディ・ラインもそうだし、歌詞も......(アンジーは)あとから加入したけど、負けずにいろんなものを超えていきたいという気持ちが強いと思ったので。Gacharic Spinと菅波さんが合わさることで想像以上の曲になったと思います。