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INTERVIEW

Japanese

ザ50回転ズ

2020年03月号掲載

ザ50回転ズ

Member:ダニー(Gt/Vo) ドリー(Ba/Vo) ボギー(Dr/Vo)

Interviewer:稲垣 遥

昨年、"MAIDO OHKINI!~ロックに恋して15周年~"というなんとも"らしい"タイトルのツアーを完遂したロックンロール・バンド、ザ50回転ズ。その渋谷公演をまるっとパッケージした、バンド初のライヴDVDがリリースされることになった! バンドにとってはあっという間の15年だったとのことだが、老若男女、観れば必ず呑み込まれて踊り出さずにはいられない、バンドの真骨頂と言えるパフォーマンスは、今、向かうところ敵なし! というところまで達している。そんな公演を収録したDVDの発売を記念し、今回3人にインタビューを実施。作品の見どころから、ツアーやMV撮影の裏話まで訊いてみた。

-結成15周年、改めておめでとうございます! "MAIDO OHKINI!~ロックに恋して15周年~"ツアー渋谷CLUB QUATTRO公演から3ヶ月が経ちましたが、あのライヴはザ50回転ズのみなさんにとって、どういう公演でしたか?

ダニー:ありがとうございます! ライヴとしてはいつもと心意気は同じですが、うーん、やっぱり感慨はありましたね~。

ボギー:ツアー・タイトル通り、15年分のありがとうをお返しするライヴ。

ドリー:ただ好きなことをやっていたら15年経っていたという感じで、あまり実感はなかったんですけど、たくさんの人たちに祝ってもらったり、リクエストをしてもらったりして、やっと15周年を感じましたね。

-東京公演以外に12公演を回ってこられたわけですが、このツアー中で印象的だった出来事はありますか?

ダニー:これはもうリハーサルの多さです! ツアー中のライヴ以外の日はほぼ毎日リハーサルに入っていました(笑)。

ボギー:やっぱり各地のご当地ソング・カバーがあったからね。

ドリー:1本ライヴが終わったら、次の街の曲を練習する日々でした(笑)。

ダニー:あと毎会場メンバーでやった提灯の飾り込みね。

ドリー:会場の方にも手伝ってもらって、会場リハーサルより時間かけて飾ったね(笑)。

-東京公演は当日現場にも行かせていただいて、昨年観たライヴの中でも最高のライヴだったので、映像作品になると聞いて嬉しかったです。今回改めて映像を観させていただいたんですが、爆音のロックンロールも温かいナンバーも様々なアングルから収められていて、あの日の空気感も気持ちも蘇ってきました。みなさんは、事前にチェックされていますよね。ご覧になられていかがでしたか?

ダニー:レコーディングと同じで、みなさまの手に届く頃にはメンバーは見飽きております(笑)!

ボギー:サウンドやカット割りなど、メンバー同士何度も話し合って意見したので、本当に飽きるほど観ましたよ(笑)。

ドリー:冷静に見るとカッコいいバンドだなぁと改めて思っちゃいました(笑)。

-そもそも単独ライヴDVDをリリースするのはこれが初になりますが、今回どうして出そうと思ったんですか?

ダニー:お客さんの声やね! 自分たちはライヴ会場に来てほしい! って思ってるクチですが、これなら俺たちの行けない場所でもDVDがライヴしてくれる(笑)。

ボギー:そうやね。

ドリー:前から映像を出してほしいという声がずっとあって、15周年にかこつけて今しかねぇな! と(笑)。

-初のライヴDVDということで、映像の面でも、音の編集の面でも、こだわった部分はありますか?

ボギー:ジャケのデザインから工場への発注まで全部メンバーが手をつけているので、隅から隅までがこだわりと言えばこだわりだと思います。

ダニー:エンジニアのみなさんにはご苦労かけたかもしれませんね~(笑)。

ドリー:会場にいなかった人にも会場の空気感、熱量が伝わるように、ライヴ感にこだわりました。もちろんプレイのミスも修正していないし、まんまあの日のライヴをパッケージ! という感じ。

ダニー:ミスタッチはコンピュータで直さない! 弾き直したりしない! それがライヴなんでね(笑)。

-DVDには、アンコール含めて27曲が収録されています。セットリストはどういうふうに選んでいったんですか? ボギーさんが歌う「夜明けに走れ」がセットリストに入っていたことで、3人共がメインで歌う場面が見れてテンション上がりました!

ボギー:ありがとうございます(笑)。リクエスト上位曲を中心に、もちろんいつも通りの満足感のあるセットを意識しましたね。

ドリー:不思議と定番曲が外れたりして、いつもとは少し違うラインナップになりましたね。

ダニー:「50回転ズのテーマ」というバンドのテーマ・ソングがリクエスト0だったとかね(笑)。