Japanese
宮下 遊
2019年01月号掲載
Interviewer:秦 理絵
歌い手、ボカロP、イラストレーターとして、インターネットを中心に10年間にわたり活動を続けている宮下 遊が、メジャー2ndアルバム『青に歩く』をリリース。前作『紡ぎの樹』から約2年ぶりとなる今作は、書き下ろし5曲とカバー6曲を収録。きくお、てにをは、かいりきベアなど、人気ボカロPを迎えたオリジナル曲のテーマには、"新たな旅に出るための持ち物としての音楽"を掲げて、より広いフィールドに飛び立つ宮下の決意を感じさせる1枚になった。以下のインタビューでは、学生時代にインターネット音楽と出会った宮下が抱く今の心境、『青に歩く』への想いを訊いたが、その言葉の節々に宿る宮下の泥臭い人間性を感じてもらえたらと思う。
-ウィスパー・ヴォイスで歌っている10曲目「炎」がいいですね。
静かな音の中に激情があるような感じですよね。もともとウィスパー・ヴォイスの曲を好きになって、自分でも使えるようになっていったんです。
-ポスト・ロックとかシューゲイザーっぽいサウンドが好きなんですか?
シューゲイザーは好きですね。
-やっぱり。歌い手でこういうジャンルって珍しいですよね?
あんまりいないと思います。いわゆるニコニコ動画とか、YouTubeで流行っているようなノリノリの電子ロックというより、しっとりと心に沁み込んでくるような音楽の方が自分の性には合ってるんです。BGM寄りの音楽とかゲーム音楽が好きで。総合すると暗い曲が好きっていうことになるんですけど(笑)。もちろんニコニコ(動画)で人気の盛り上がる曲もいい曲ばっかりだし、歌ったりはするんですけど、録音して楽しいのはそっちですね。
-好きなアーティストは?
YUKIです。自分で聴く音楽はゲーム音楽とかBGMばっかりなんですけど、人間のアーティストで唯一聴くのがYUKIなんです。
-歌い手になろうと思った理由は何かあったんですか?
もともと絵の専門学校に行ってて。
-イラストレーターとしても活動されてますもんね。
はい。もともと高校がイラスト科で、それまでは音楽に触れていなかったんです。で、学校で声優科とかエンタメ系の人たちと仲良くなって、初めてカラオケに行ったときに、意外と歌えたんですよ。"あれ? もしかしたら僕の方が上手いんじゃないか"みたいな感覚もあって(笑)。当時、ニコニコ動画がめちゃくちゃ流行ってた時期で、それを観てたら、"僕の方がやれるんじゃない?"って、本当に一切根拠のない自信を持っちゃったんですよね。それで、すぐにマイクを買ってきて歌ってみたんです。
-最初に歌った曲は覚えてます?
No.Dさんの「Seeker」っていう曲ですね。
-そこからどんどん歌い手としての活動にハマっていったんですか?
そうですね。しばらくは何も考えずに歌いたい曲を歌ってたんですけど、"このままじゃいつまで経ってもウケないなぁ"って感じてて。何か突破口が欲しいなと思ったときに、暴走Pさんの「ANTI THE∞HOLiC」っていう早口で歌わせる曲があって、その曲中で動画だけに出てくる言葉を自分でセリフにしたら、一気に聴いてくれる人が増えたんです。
-それは歌い始めてからどれぐらいのときだったんですか?
1年ぐらいかな。冷静に分析をしたら、ちゃんと成果が出るんだなと思いましたね。
-音楽にもいろいろな表現があると思いますけど、特にインターネットで出会った歌い手とかボカロっていうものにのめり込んでいった理由は何かありましたか?
絵に近いやり方というか、絵の延長線上で活動を行うことができたのが大きいですね。線を描く、色をつける。そうやって完成させる感覚というか、ノウハウみたいなものが歌にも共通してたっていうか。それをかたちに残すのがしっくりきたんですよね。
-ちなみに初めてカラオケに行ったときに"自分は上手いかも?"って思ったという話もありましたけど、そのあと歌のレッスンとか勉強はしたんですか?
いや、僕は独学ですね。特別な練習をしたというよりも、やりたいことをやるために努力をしただけで。さっき言ったウィスパー・ヴォイスを使おうっていうのも、"やりたい!"って思ってから長い時間かけて成熟してきたんですよ。もともとは柔らかい歌い方が得意だったから、ここ2年ぐらいは強い歌い方を少しずつ取り入れてるんですよね。
-今回のアルバムで言うと、「ロキ」は強い歌い方ですよね。
そうですね。「VORACITY」とか「メルティランドナイトメア」もですね。普段の歌い方は「アンノウン・マザーグース」とか「青へ向かう」なんですけどね。「舞台性ナニカ」には艶のある歌い方も出てくるし、そういうのは少しずつ手に入れてきたんです。
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