Japanese
sleepyhead
2018年11月号掲載
Member:武瑠
Interviewer:藤谷 千明
-そして2曲目の「INSIDE OUT KISS feat.MOMIKEN(SPYAIR)」は、歌詞、曲とともに切ないラヴ・ソングともとれるような曲です。SPYAIRのシングル曲は、己を鼓舞するようなストレートなメッセージ・ソングというイメージがありますが、こちらは独特の世界を感じさせる歌詞ですね。
MOMIKENさんと話していると、耽美というかゴシック的な感性があると思ったんです。そういった部分を生かした曲を作りたかった。この曲は、世の中の天地が逆さまになってしまう世界で、ふたりだけはそうなれなくて、地上に立っているんです。そしたら上から建物なんかが降ってきて、全部燃えて終わってしまう、そんな情景をイメージして作ったんです。当初から"INSIDE OUT"というフレーズがあって、MOMIKENさんにも"このキーワードから連想してください"と伝えて。デモは完全にバラードだったんですけど、(アレンジを担当した)Tom-H@ckさんと、イントロは音を少なめにしてループ感のあるものをずっとやっていって、サビでいきなり広がる感じにしようっていう話もあり、今の形になりました。昔だったらこの曲をリード・トラックにしていたかもしれない。
-そうしなかった理由は?
そんなに理詰めで考えてるわけじゃないけど、単純に心が惹かれる方を選びました。まずは感性で決めて、そのあとはプロデューサー脳で繋ぐという形でやっていますね。
-続いての「BACK TO FIRST DAY feat.SHIROSE(WHITE JAM)」の作曲はWHITE JAMのSHIROSEさん、歌詞も共作ですね。
WHITE JAMは昔から好きで聴いていて、Twitter上で交流もあったんですけど、去年で初めて対バンさせてもらって(※2017年5月21日に開催されたミオヤマザキ主催イベント"ミオフェス"の梅田Shangri-La公演にて武瑠の前バンドとWHITE JAMが共演)。WHITE JAMっていわゆる"泣き歌"みたいなイメージを押し出しているけど、アルバムだとわりとゴリゴリのHIPHOPもあったりして、作曲能力が高いと感じたので、SHIROSE君に、"「泣ける」というよりは、今っぽいギターが単音で鳴っていて踊れる曲を作ってほしい"というオーダーをしました。
-歌詞はなかなかこじれたカップルの話ですね。その中で心の機微を描いている。
わかりやすく言うと、Justin Bieberみたいにしたかったんですよ。ホントにすぐ喧嘩しちゃう、感情的なカップルの話。関係はすでに終わっているかもしれないのに、終わらせないように頑張っているというか。個人的には一番聴いている曲かもしれない。
-「DON'T YOU LET ME GO feat. AISHA」はダンサブルなロック・チューン。そこにソウルフルなAISHAさんのヴォーカルが乗っているのが心地いい楽曲ですね。
AISHAとやるなら、R&BやHIPHOPに寄ったものよりは、ロック寄りの曲をやりたかった。本人も"そういう曲は新鮮"って言ってましたね。最初AISHAに歌詞を全部書いてもらったんですけど、わりとストレートな感じの歌詞で、AISHA自身"かわいすぎるかな?"とは言ってたんですけど、そこからレコーディング中に一緒に歌詞を考えて、自分らしくなるように調整しました。
-そこにyujiさんが合流したという形でしょうか。
当初からyujiを呼ぼうと決めていたわけではなく、彼はもともとR&Bも好きで、以前からAISHAもよく聴いていたんです。イメージどおりのギターを弾いてくれました。
-最後を締めくくるのは、浮遊感のある『Neverending Dream feat.SHO ASAKAWA(PLASTICZOOMS)』。武瑠さんはかねてから"ストリートゴシック"という概念を提唱していますが、それはPLASTICZOOMSやSHOさんの世界観と共通しているように感じます。
SHO君とは、ラフォーレ原宿のパーティーで会っていたりして、ベルリンに遊びに行ったときに"よくクラブに来る日本人"として、共通の知り合いからよく名前が上がる人でもあったんです。
-PLASTICZOOMSはベルリンを拠点に活動していた時期もありますしね。
そう、それで今年2月にPLASTICZOOMSのライヴを観に行かせてもらって、自分の美学に近いと感じて、一緒にやってみたいなと思いました。それで自分の復活ライヴ("sleepyhead 0TH ANNIVERSARY LIVESHOW 「透明新月」")も観に来てもらって、"じゃあ1曲作ろう"となったという流れですね。この曲に関しては、何も指定しなかったです。ライヴも観てもらったし、そのうえで"SHO君の考えるsleepyheadの悪夢を描いてみてください"と伝えました。この曲を最初に聴いたとき、まだ他の曲も来てない時期だったけど、(曲順は)最後かなって思ってました。
-ちなみに、他の人が書いた曲を歌うときに何か意識することはありますか?
何も気にしてないですね。もともと音楽が苦手で、曲を書きたくないと思っていたくらいですよ。
-そんな!
当初はそうだったんですけど、バンドをやっていく過程で曲を書く楽しみを覚えて、途中から作曲能力が上がってきて、自分が好きと思える曲を書けるようになった。それがあったから、バンドが解散しても音楽をやめなかったんです。スタートはそんな感じなので、人の曲だから、人の歌詞だからこう、みたいなものはないですね。
-しかし、本作はこうやって話をうかがっていると、本当にジャンルの幅が広いというか、バラエティに富んでますね。
ジャンルが存在していないから、いつも説明に困るんですけど(笑)。例えば、今俺が10代だったら、ヴィジュアルの打ち出し方とか、ファッション的にはHIPHOPだったろうなって思うんですよ。
-現在の若者の衝動を受け止めているのは、ロックではなくてHIPHOPだという見方もあります。
ロックはなんだか"体育祭"っぽくなっていますよね。刹那的な衝動性よりは、大団円を迎えるための運動みたいな感じで、どんどん健康的な方向へ向かってる。俺はそういう炎天下の中でやるようなフェスとは、やりたいことが違うと思っていて、夜中に地下室みたいなところでやっているのが好きなんで。だからベルリンのクラブとか好きなんですけど。炎天下で運動会も違うし、かといって完全にHIPHOPなのも違う。居場所がないから自分で作るしかなかったんです。その覚悟を決めるのにちょっと時間がかかって、(バンド解散後に)すぐ音楽をやろうとは思えなかったんです。
LIVE INFO
- 2024.12.19
-
シノダ(ヒトリエ)
SIX LOUNGE
ずっと真夜中でいいのに。
PEDRO
NOIMAGE
the dadadadys
CIVILIAN
Aooo
the telephones
ASIAN KUNG-FU GENERATION
9mm Parabellum Bullet
MILLENNIUM PARADE ※公演中止
THE BOHEMIANS
コレサワ
strange world's end
- 2024.12.20
-
NOIMAGE
リュックと添い寝ごはん
Lucky Kilimanjaro
フリージアン
クジラ夜の街
Homecomings
ASP
キノコホテル
Absolute area
トゲナシトゲアリ
MILLENNIUM PARADE ※公演中止
- 2024.12.21
-
煮ル果実
ストレイテナー
back number
People In The Box
Helsinki Lambda Club
LiVS
シノダ(ヒトリエ)
フィロソフィーのダンス
あいみょん
Umisaya
Galileo Galilei
クジラ夜の街
クレナズム
浪漫革命
DENIMS
ベランダ
怒髪天
"MERRY ROCK PARADE 2024"
tacica
Homecomings
ずっと真夜中でいいのに。
SPECIAL OTHERS
LEGO BIG MORL
佐々木亮介(a flood of circle)
Absolute area
Hello Sleepwalkers
PEOPLE 1
新しい学校のリーダーズ
アーバンギャルド
mzsrz
MOROHA
- 2024.12.22
-
ExWHYZ
ストレイテナー
back number
Helsinki Lambda Club
tacica
シノダ(ヒトリエ)
上白石萌音
フィロソフィーのダンス
Lucky Kilimanjaro
大森靖子
あいみょん
WONK
Aooo
People In The Box
ザ50回転ズ
Homecomings
DOES
怒髪天
"MERRY ROCK PARADE 2024"
ずっと真夜中でいいのに。
majiko
ゴホウビ
miida × stico
さめざめ
小林柊矢
TK from 凛として時雨
adieu(上白石萌歌)
MyGO!!!!!
PEOPLE 1
新しい学校のリーダーズ
LEEVELLES × 名無し之太郎
- 2024.12.23
-
DOES
Cody・Lee(李)
LiVS
ドレスコーズ
Cody・Lee(李)
RAY×BELLRING少女ハート
坂本慎太郎
原因は自分にある。
東京初期衝動
- 2024.12.24
-
羊文学
川上洋平([Alexandros])
藤巻亮太
ポップしなないで
CIVILIAN
Plastic Tree
yama
- 2024.12.25
-
UNISON SQUARE GARDEN
原因は自分にある。
ExWHYZ
サンドリオン
川上洋平([Alexandros])
豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL
シノダ(ヒトリエ)
ずっと真夜中でいいのに。
- 2024.12.26
-
BiS
いゔどっと
優里
Cwondo
LACCO TOWER
ネクライトーキー / kobore
UVERworld
Dannie May
- 2024.12.27
-
いゔどっと
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
優里
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
賽
Devil ANTHEM.
"TOKYO COUNT DOWN 2024"
ネクライトーキー / 3markets[ ]
ビッケブランカ
ExWHYZ
煮ル果実
神聖かまってちゃん
SANDAL TELEPHONE
ウソツキ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.28
-
CENT
ザ・クロマニヨンズ × go!go!vanillas
the paddles
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
ADAM at
TENDOUJI
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
鯨木
Homecomings
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
モノブライト
BiS
THE YELLOW MONKEY
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI / PIGGS / Wang Dang Doodle / ゆっきゅん
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.29
-
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
ADAM at
DIALOGUE+
Aooo
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.30
-
Dragon Ash × The BONEZ
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.31
-
Nornis / ROF-MAO / 葛葉 ほか
"第8回 ももいろ歌合戦 ~愛の大晦日~"
フラワーカンパニーズ
FINLANDS
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
大森靖子
9mm Parabellum Bullet×アルカラ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2025.01.03
-
JIMMY EAT WORLD
RELEASE INFO
- 2024.12.20
- 2024.12.21
- 2024.12.25
- 2024.12.26
- 2024.12.27
- 2024.12.28
- 2025.01.06
- 2025.01.08
- 2025.01.10
- 2025.01.12
- 2025.01.14
- 2025.01.15
- 2025.01.17
- 2025.01.22
- 2025.01.24
- 2025.01.29
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ST. VINCENT
Skream! 2024年12月号