Japanese
FUNKIST
2017年09月号掲載
メンバー:染谷 西郷(Vo) 宮田 泰治(Gt) naoto.grandcabin(Ba)
インタビュアー:高橋 美穂
結成17年という、決して短くない歴史を重ねてきたFUNKIST。フル・アルバムとしては実に3年半ぶりとなる『BORDERLESS』には、その歴史があってこそ歌える言葉、鳴らせる音が詰まっている。南アフリカ人ダンサーの母と、日本人フラメンコ・ギタリストの父という、運命づけられたバックグラウンドを持つ染谷西郷を筆頭に、荒波を乗り越えてきた3人が響かせる『BORDERLESS』の真意とは? 徹底的に訊いた。
-まずは『BORDERLESS』ができあがった率直な感想からうかがえますか?
染谷:"BORDERLESS"っていうタイトルにもあるとおり、ここまで、人との間の壁や限界を、いろいろ突破しながら歩いてきた時間だったなってすごく感じていて。例えば、naotoが新しく加入してくれてからの最初のツアーがアメリカだったんですね。
naoto:ふふふふ。
染谷:シカゴのフェスに出たんです。いきなり言葉が通じない場所で、音楽だけで何ができるかで勝負するところから、この体制は始まって。そこで、アメリカの人たちがめちゃくちゃ踊ってくれたんで、可能性を感じられたっていうか。もともと、僕はルーツ・ミュージックが好きで、naotoも宮田も好きで、そういう3人が集まったので、新しいFUNKISTはグルーヴがすごく骨太だなって実感したんです。世界でも、言葉が通じなくても、日本語詞でもみんなが踊っているのを見たときに、このバンドではこれができるんだ! ってひとつ確信して。それから次に行ったのが、ヨーロッパのストリート・ライヴ・ツアーです。
-待ってください、まだ日本では新体制でライヴをしない状態で、ですか?
naoto:そうです(笑)。
-えぇ!?
染谷:日本でライヴをするには、経験をもっと積みたいっていうところがあって。で、ヨーロッパをストリートで回ったんです。
-何ヶ国くらい回ったんですか?
染谷:ギリシャ、イタリア、フランス、イギリス、スペインを、2~3週間くらいかけて。ヨーロッパは激戦っていうか、ひとつの街に100組くらいのストリート・パフォーマーがいるから、そこで人目を引くのは難しいんです。でも、最後のスペインではお客さんがどんどん立ち止まってくれて、みんな踊ってくれたんですよ。そこで暮らしている人たちは、日常で、買い物や仕事の休憩で通りかかっているだけなのに、楽しくなって踊りだすってすごいことだなって。そういう経験があって、日本に帰ってきてツアー回って、南アフリカにツアーに行って、今回のアルバムを作るってなったときに、俺らいったい何なんだ!? って考えたら、世界中......ずっとFUNKISTは"ピース"ってこととか、"俺ら繋がれるんだぜ"っていうメッセージを伝えてきたけど、もう言葉じゃなくて、俺たちが鳴らしたら世界中踊らせられるっていうのが実感としてあったから、それが一番"ピース"なんじゃないのかなって。どこの環境でも、国でも、現状でも、音楽を鳴らしたらみんな踊るってすごいことだなと思うんです。その想いからこのアルバムが始まった感じですね。
-なるほど。壮大な経緯があったんですね。
染谷:そうですね。今話したのはこの2年間のことなんですけど、その間だけでもほんといろんな景色を見られたし。やっぱり根本は国内で何十本もツアーを重ねて、全国の人が来てくれて、言葉が通じるとかね。昔は、大阪はどういうノリの人が多いとか、東北は、とかあったけど、始まりがアメリカやヨーロッパだったから、日本はどこもホームグラウンドだと思えたし。
-naotoさんは、加入前に海外でライヴをやった経験は?
naoto:はい、あります。そんな多くはないんですけど。海外で演奏するのが好きなんです。ストリートで淡々とベースを弾いていると、ふとお客さんが止まるポイントがあって、それをずーっと観察しながら演奏するのが大好きで。音楽をすぐに受け取ってもらえる感じがして。
染谷:ヨーロッパ・ツアー中もね、最初はだいたいドラム、ベース、ギターでセッションしてて、だんだんその国のフィーリングやタイム感が合ってくると、人だかりができてきて、身体が揺れ始めるから、そうなったらFUNKISTの曲を始めるっていう。そのグルーヴ・ポイントっていうか、土地の時間の流れでスピード感って変わっていて。のんびりした国では、同じ曲でもちょっとテンポを落とした方が、俺らもフィットするっていう。南アフリカは一番遅い(笑)。日本のテンポでやると都会的で、音楽が全部置き去りにしてしまう感じがあるんです。
-ちなみに、一番速いテンポが合う国は?
染谷:日本ですね。
naoto:南アフリカから帰ってきて、日本のスピード感に合うまでが大変でした(笑)。
-なるほど、音楽だけではなく、生活も含めてビートの中で暮らしている感じですね。
宮田:でも、そう考えると、日本もそういう国なんですね。
-たしかにそうですね。今の時代ってネットでいろんな国の情報が知れたり、音楽が聴けたりするじゃないですか。でも、現地に行かなきゃ体得できないものがあると。
naoto:はい!
染谷:生の人間が鳴らして、生の音を放っているからこそできることって、すごくあると思ってて。それは打ち込みが悪いって話じゃなくて、人間にしかできないこと......僕らはライヴ・バンドだから、音源にしてもライヴで聴いてもらいたくて作っているので、そういう意味では、人間味はすごくあると思います。
naoto:さっきも話に出てきましたけど、生活に密接しているというか、海外には、日本よりももっと近いところで音楽を感じている人が多いので、そのぶん、生活の中で生まれてくるビート感を体得するには、2週間の滞在じゃ短いくらいでしたね。ただ、その世界観を見ることで、自分にひとつの形として取り入れることはできたっていう。いかに短時間でその国に入れるか......入れたら掴めるけど、入れないと悔しい想いをして移動するっていう感じでした。
-ただ演奏するだけでは掴めなさそうですね。
染谷:でも、考えちゃだめだしね。感じなきゃいけない。
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