Japanese
THREE LIGHTS DOWN KINGS
2017年02月号掲載
Member:Hiromu(Vo) u-ya(Gt/Prog/Scream) JUNE M(Ba) NORI(Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
前ヴォーカルが脱退し活動を休止していたTHREE LIGHTS DOWN KINGSが、新ヴォーカリスト Hiromuを迎え再始動。新体制となって初のアルバムが『始まりは終わりじゃないと確かめる為だけに僕らは・・・』だ。J-POPからラウド・シーンまで行き来する、キャッチーなエレクトロをフィーチャーした爆発的なサウンドは、生のバンド感や、シンガロングの高揚感がより前面に出ている。始まりの躍動や鼓動感が音となって、正面突破する勢いが増した。タイトルは憂いも帯びたエモーショナルな感じもあるが、音にあるのは前進のみ。その現在進行形のバンドについて話を訊いた。
-"新体制初のミュージックビデオをみんなで完成させようプロジェクト"の際にもインタビューをさせていただきましたが(※2016年12月号掲載)、新体制となって初のニュー・アルバムが完成したということで、改めてHiromuさんの加入の経緯から話を聞いていこうと思います。
u-ya:前のヴォーカルが脱退して、そこから新しいヴォーカルを探し始めたんです。いろんな人に手伝ってもらいながら探していて、その中で"いい人がいたよ"という話が来て。それが、まさかの札幌に住んでいるHiromuだったんです。僕らは名古屋だし、札幌かぁと思ったんですけど、これも縁だし一度会ってみようと思って。それで、東京で会ってセッションをしたのが出会いです。そこから何度かスタジオに入って。まだ札幌に住んでいたので、そのたびに飛行機で来てもらっていたんですけど、会ったときにいろいろと話して、だんだんと仲を深めていって、夢も持っているし、こいつとなら、という感じでしたね。
-HiromuさんはTHREE LIGHTS DOWN KINGS(以下:サンエル)をどういうバンドだと捉えていたんですか。
Hiromu:もちろん知っているバンドでした。以前から曲は聴いてましたし。「BRAIN WASH」(2013年リリースの2ndミニ・アルバム『BRAIN WASHING』収録曲)のころって、海外にはこういうバンドもたくさんいたと思うんですけど、日本ではまだ珍しくて。一目置いていました。
u-ya:一目置いてたんだ、Hiromuの中で(笑)。
一同:ははは(笑)。
Hiromu:一目置いていたんです。僕はそもそも洋楽ばかり聴いている奴だったので、サンエルはMVが上がったら聴くという感じだったんですけど。札幌で働いていたときに、職場ですごく耳に残るメロディの曲が流れてきて、それが「グロリアスデイズ」(2015年リリースの2ndシングル表題曲)で、"このバンド、いいな"と思って家で調べたら、"あれ、サンエルじゃん"って。前とは音楽性も変わってるけど、めっちゃいいなって思いました。
JUNE M:一目置いていただけあると(笑)。
-いいですね、上からですね(笑)。
Hiromu:そのときはまだ視聴者側だったので、上からですよね(笑)。
-サンエルとしては、フロントマンを変えることは大きな決断だと思うんです。バンドとしてはどう感じていたんでしょうか。
u-ya:バンドもそうですし、前のヴォーカルの(Glielmo)Ko-ichiも前を向いて進んでいこうという話し合いの中で決まったことだったので、ちゃんとやっていかないとなというのはありました。不安もありましたけど、とにかく頑張っていこうという気持ちが強かったです。
JUNE M:Ko-ichiが抜けたあと、すぐにHiromuとは出会えてなくて、誰がヴォーカルになってくれるのかもわからなかったんですけど。それでも、ここで終わるわけにはいかないと、とにかくいいヴォーカルを迎え入れて、これから先に進んでいくという気持ちでいっぱいでしたね。なので、Hiromuに出会えて......初対面のときはHiromuもシャイだったから、どんな奴なんだろうっていうのはあったんですけど。
Hiromu:シャイじゃないですよ。
JUNE M:警戒してたのかな(笑)。
Hiromu:そうです(笑)。
JUNE M:でも曲を熱心に覚えてきてくれて、リハに入ってるときも雰囲気が良かったんですよね。そのときからいいなっていう感じがありました。だから、出会えたときにはもうね?
u-ya:はい、一目置いてました(笑)。
Hiromu:あぁ、上からだわ(笑)。
JUNE M:これでいけるなっていうのはありました。
-NORIさんは、Hiromuさんの第一印象はどうでしたか?
NORI:そうですね、やっぱり人見知りなのかなって──
Hiromu:それはこっちのセリフー(笑)!
NORI:僕もうかがっていたので(笑)。
u-ya:最初に東京でセッションに入ったときは、NORIとかはもうひと言、ふた言しか喋ってないくらいだったので(笑)。
JUNE M:今もマスクしてるくらいだからね(笑)。
NORI:これは風邪気味なだけですけど。
-バンド側の希望として、こんなヴォーカルがいいというのはあったんですか。
u-ya:バンドのサウンドはすでに確立していたので、そこに合う声ということと、さらに進んでいける可能性があるヴォーカリスト、というのは踏まえて考えていました。でもそこは、スタジオに入ったときにこれなら大丈夫だっていう感触があったんです。
JUNE M:まぁ、みんな一目置いてたからね。
Hiromu:ダイヤモンドの原石ってことですね。
u-ya:自分で言うことじゃないだろ、それ(笑)。
-Hiromuさんが入ったことで、新たに加わった要素や可能性はありますか。
u-ya:今回のアルバムで言えば、特に歌の表現の幅が広がって。新しく入れた要素としてはラップですかね。あとはバラードもすごくしっとりと歌えるので、そこは主張しました。
-Hiromuさんは以前もラップをやっていたんですか?
Hiromu:やってないんですよ! バックグラウンドにもなくて。ただ、LINKIN PARKが好きでミクスチャーは聴いていたので、軽くかじってはいたんですけど、ヒップホップとかは聴いてなかったんですよね。
-今回、なんでまたラップが入ることに?
u-ya:曲を作っているなかで、なんとなくラップを入れたいなっていうのがあったんですよ。遊び半分で、デモの最初の段階では僕が仮で歌っていたんですけど、それが本当にギャグみたいな感じで。ただ、Hiromuがやったらバチッと決まって、カッコいいじゃんってなったんですよね。
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