Japanese
The cold tommy
2017年01月号掲載
Member:研井 文陽(Vo/Gt) 榊原 ありさ(Ba) マー(Dr)
Interviewer:岡本 貴之
2016年4月に新ドラマーのマー(ex-folca)を迎えて新体制となったThe cold tommyが、1月18日にニュー・アルバム『DRIVIN' BEAST -Official Bootleg-』をTOWER RECORDSとライヴ会場限定でリリース。今回、研井文陽を中心にメンバー全員にインタビューを行い、ライヴハウスでの一発レコーディングという手法で作られた理由や、曲作りにおける考え方など、深い部分まで掘り下げて話を訊かせてもらった。ぜひ、そのあまりにも生々しく荒々しいアルバムを聴きながら読んでもらいたい。
-今作は、ライヴ盤でもなくスタジオ盤でもない、ライヴハウスでのレコーディング作品ということですが、こういう形になった理由を教えてもらえますか?
研井:前のドラマーが抜けるときは精神的にも大変だったんですけど、マー君が入って一緒にやることになってからは、楽しい気持ちになれたんです。ただ、外から見たときにこのバンドって、やっぱりこれまでの3人だったわけで。それが変わったことに対する気分の微妙なズレというか、スタッフの方とかカメラマンの方とかもどういうテンションでやったらいいのかわからないような、微妙な気持ちのズレがあったんです。
榊原:"どういう気持ちでいたらいいかちょっとわからない"みたいなことを、周りからも言われたんです。前のドラマーが2016年の3月に抜けて、4月からマーさんに入ってもらったんですけど、2016年は自主企画のツーマン・ライヴ("2MAN BATTLE")をやっていたので、この3人でライヴの音をガッチリ作らなくちゃいけなかったんです。そうなると当然、同じ曲でも昔の音とは全然違うものになるわけで。その感じをそのままパッケージしたいなという気持ちでこういう形でやったんです。昔の音ではない、今の3人の音を11曲集めてやるのが面白そうだなって。
研井:マー君とセッションしたときにすごくハッピーな気分になれたので。まずはそこからという感じで、ハッピーな気分をそのまま表したらこういう形になりました。
-3人で作ったまったく新しい曲から始めるという選択もできたと思うんですけど、そうではなくて、今までのバンドの歴史も含めてこの3人でやろうと思ったということでしょうか。
研井:あぁ、そうかもしれないですね。
-マーさんは、これまでの曲は加入する時点でだいたい知っている状態だったんですか?
マー:いや、ライヴを何回か観て、聴いたことのある曲が少しあるくらいで。(2016年)1月から週1回くらいでスタジオに入りだして、ちょっとずつ曲を覚えながらツーマン・ライヴのセットリストを覚えて、という感じで進んでいきました。もともとの出会いは、僕がたまに働いている渋谷TSUTAYA O-CrestにThe cold tommyが出ていて、何回か観ているうちにカッコいいなと思って話し掛けたのが始まりです。
研井:ドラマーが抜けたときに、入ってもらうならマー君かなぁ、と思ったんです。
榊原:それまでマーさんのドラムを聴いたことがなかったんですけど(笑)。
研井:俺も聴いたことなかったです。ドラムをやっているのは知っていたんですけど。
マー:(笑)
研井:それで電話をしたら、誕生日が俺と1日違いだったんですよ。"これはマー君しかいないな"と(笑)。そこに、自分の感じたインスピレーションが合ってたって言われたような気がして。
-ベーシストにとっても、ドラマーが替わるのは大きなことですよね。
榊原:比較はしたくないんですけど、以前のドラマーはわりとパッとすぐなんでもできちゃうタイプだったんです。だから、各々で音楽が成立しちゃうところはあったんですよ。でもそれがぶつかり合っていいときもあるし、噛み合わないときもあったんです。今は本当にすべて削いだ感じというか、すごくシンプルになったので。噛み合ったときってすごく音が舞い上がる感じというか、ダイレクトに伝わってくるんですよ。
研井:いいこと言うね。俺もまったく同じ気持ちです。
-研井さんが求めているものも、確実にマーさんのドラムにはある?
研井:そうですね。それに、マー君は"人間"というものがすぐわかるというか。例えばちょっと寝不足だったら音を聴けばなんとなくわかるし、"今楽しそうだな"とか、俺のことを今楽しそうだなって思って見てくれてるとか、よくわかるんです。
-そういう自然なコミュニケーションを密に取れる人とバンドをやりたいという気持ちが先にある感じですか?
研井:う~ん、なんか、(気持ちが)出ちゃうというか出せちゃうというか。赤ちゃんみたいな人、素直な人が自分たちも好きなんです。マー君はすごく素直で優しい人なので、そこがすごく最高です。それに、彼女(榊原)は第六感がすごく働く人間だと思っているから。
榊原:そんなことないですよ(笑)。
-(笑)赤ちゃんみたいな感じ、というのは余計なものを持っていないということでしょうか。
研井:そうです。より赤ちゃんみたいになれた方が、音楽においてはすごくいいと思うんです。でも、ドラムのプレイに関しては結構ガッチリ言うところがあって、それで嫌な思いをさせてないかなとか心配になるんですけど、それは絶対良くなると思って言っているので。
榊原:ふたり(研井と榊原)とも赤ちゃんなので、"これやってよー!"みたいなことが多いですね(笑)。
研井:実際、歳を重ねて理屈も考えたりしているなかで、一番本質的なことはそういう気分だから、どんどんやっかいになっていって喧嘩みたいになったりもするのかなって思います(笑)。
-"言わなきゃいけないけど、我慢しなくちゃ"みたいに思わないようにしている?
研井:そういう気持ちは持っちゃだめだなと思ってます。自分の経験の中で、そういうことをやって悪くなったこともあるし。"これは嫌われたとしても言わなきゃな"とか、そういうことは考えているつもりです。
マー:前にやっていたバンドとはまた違って、今の方が本能的な音楽をやれていると思いますし、ライヴもすごく楽しくやってきて、充実しています。これまでの音楽活動の中で、ライヴが楽しいって思えない時期も何年もあったので、そういうことを感じさせてもらっていることにすごく感謝しています。
LIVE INFO
- 2025.12.04
-
TENDRE
LEGO BIG MORL
私立恵比寿中学
神聖かまってちゃん
SHERBETS
Homecomings
Nikoん
アーバンギャルド
キュウソネコカミ
吉井和哉
Hakubi
- 2025.12.05
-
桃色ドロシー
私立恵比寿中学
moon drop
ポルカドットスティングレイ
ザ・クロマニヨンズ
神聖かまってちゃん
NANIMONO
eill
Laughing Hick
Nikoん
崎山蒼志
Mercy Woodpecker / Navy HERETIC / Gum-9 ほか
さかいゆう / 望月敬史 / L'OSMOSE(O.A.)
flumpool
とまとくらぶ
Another Diary
岡崎体育
Rei
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
ズーカラデル
打首獄門同好会
- 2025.12.06
-
キュウソネコカミ
AIRFLIP
ザ・クロマニヨンズ
凛として時雨
OKAMOTO'S
BLUE ENCOUNT
indigo la End / a flood of circle / Galileo Galilei / go!go!vanillas ほか
Cody・Lee(李)
brainchild's
LEGO BIG MORL
NANIMONO
怒髪天
ねぐせ。
Nikoん
水曜日のカンパネラ / yama / CENT(セントチヒロ・チッチ) / D.W.ニコルズ ほか
CVLTE
UVERworld
eastern youth
キタニタツヤ
優里
Kroi / Jeremy Quartus(Nulbarich) / BREIMEN / luv
flumpool
チリヌルヲワカ
Aooo
Mirror,Mirror
心愛 -KOKONA-
THEラブ人間 / ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / KALMA ほか
フラワーカンパニーズ
Ryu Matsuyama
MyGO!!!!!
- 2025.12.07
-
ぜんぶ君のせいだ。
崎山蒼志
キュウソネコカミ
MOSHIMO
moon drop
ポルカドットスティングレイ
凛として時雨
BLUE ENCOUNT
AIRFLIP
OKAMOTO'S
sumika / マカロニえんぴつ / Kroi / ズーカラデル ほか
NANIMONO
Nikoん
怒髪天
Devil ANTHEM.
ACIDMAN
eastern youth
小林私
UVERworld
優里
秋野 温(鶴)
LACCO TOWER
OAU
the telephones
BIGMAMA
フラワーカンパニーズ
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
トゲナシトゲアリ × RAISE A SUILEN
- 2025.12.08
-
ザ・クロマニヨンズ
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
RAY × きのホ。
ドラマチックアラスカ
PACIFICA
シベリアンハスキー
雨のパレード
never young beach
- 2025.12.09
-
キュウソネコカミ
天女神樂
ザ・クロマニヨンズ
FRANZ FERDINAND
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
ドラマチックアラスカ
TENDRE
PACIFICA
Galileo Galilei
Dios
ザ・シスターズハイ
ストレイテナー
PEDRO
モーモールルギャバン
- 2025.12.10
-
PACIFICA
Galileo Galilei
山本彩
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
くるり
森 翼
Wez Atlas
すなお
ストレイテナー
BLACK COUNTRY, NEW ROAD
- 2025.12.11
-
MONOEYES
あいみょん
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
山本彩
オレンジスパイニクラブ
BIGMAMA
ポルカドットスティングレイ
そこに鳴る
The Ravens
FRANZ FERDINAND
- 2025.12.12
-
Hump Back
VII DAYS REASON
Chimothy→
崎山蒼志
LiSA
Another Diary
凛として時雨
TOMOO
Nikoん
BIGMAMA
PENGUIN RESEARCH
moon drop
ねぐせ。
私立恵比寿中学
くるり
PEDRO
サカナクション / Creepy Nuts / 羊文学 / ちゃんみな ほか
flumpool
the shes gone
VOI SQUARE CAT
SAKANAMON / Broken my toybox / SPRINGMAN / KEPURA
BRADIO
ザ・クロマニヨンズ
僕には通じない
LONGMAN
- 2025.12.13
-
MONOEYES
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
ぜんぶ君のせいだ。
VII DAYS REASON
Vaundy / THE ORAL CIGARETTES / sumika / マカロニえんぴつ ほか
UVERworld
eill
フラワーカンパニーズ
LITE
SHERBETS
清 竜人
ポルカドットスティングレイ
moon drop
Nikoん
吉井和哉
9mm Parabellum Bullet
Cody・Lee(李)
flumpool
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
[Alexandros]
Appare!
秋山黄色
藤沢アユミ
キタニタツヤ
THE SPELLBOUND
- 2025.12.14
-
downy / toe / unripe / aieum
(sic)boy
VII DAYS REASON
LiSA
ねぐせ。
10-FEET / クリープハイプ / go!go!vanillas / Saucy Dog ほか
UVERworld
ぜんぶ君のせいだ。
Devil ANTHEM.
フラワーカンパニーズ
TOMOO
NEE
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
OAU
PEDRO
Nikoん
kobore / Suspended 4th / ザ・シスターズハイ / ザ・シスターズハイ ほか
鶴
SHERBETS
RADWIMPS
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
MOSHIMO
スカート
PHALUX
Bimi
ASP
22/7
古墳シスターズ
クジラ夜の街
[Alexandros]
キタニタツヤ
- 2025.12.15
-
MONOEYES
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
anewhite
山田将司(THE BACK HORN)/ 大木伸夫(ACIDMAN)/ 内澤崇仁(androp)/ 村松 拓(Nothing's Carved In Stone) ほか
TOOBOE
Mrs. GREEN APPLE
Hump Back
- 2025.12.16
-
くるり
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
優里
YOURNESS
GANG PARADE
ザ・クロマニヨンズ
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
Mrs. GREEN APPLE
RELEASE INFO
- 2025.12.05
- 2025.12.06
- 2025.12.07
- 2025.12.09
- 2025.12.10
- 2025.12.12
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.24
- 2026.01.01
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.14
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ザ・クロマニヨンズ
Skream! 2025年11月号











