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DISC REVIEW

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DRIVIN' BEAST -Official Bootleg-

2016年4月に新ドラマーとしてマー(ex-folca)を迎えての新体制となってから初の作品は、TOWER RECORDS、ライヴ会場限定販売の"オフィシャル・ブートレッグ"と題したアルバムで、とにかく荒々しく、野性味と人間味に溢れ、滴る汗まで伝わってきそう。下北沢のライヴハウス、Daisy Barにてライヴさながらの一発録りで行われたというレコーディングの熱気が目に浮かぶような躍動感が、3人の波長がいかに合っているのかを証明している。収録曲はライヴの定番曲のほか、インディーズ時代の「朱が射したら」、「新世界」や新曲「LET IT DIE ~ネオングリーンの逆光~」も含め全11曲。一気に突っ走るテンションの高い作品で、彼らが言う"The cold tommy元年"に相応しい力作。(岡本 貴之)


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FLASHBACK BUG

感情に敏感でありすぎるがゆえに、喜怒哀楽では名づけることのできない思念の渦の中で、次第に引きつり笑いを起こす神経質なサウンド。80年代ニュー・ウェーヴのような甘美なメロディ、それにハード・ロックやグランジの意匠を受け継ぐヘヴィネス。時折、リズムの中に覗かせる黒さ。そんな様々なエッセンスを昇華した3ピースの研ぎ澄まされたアンサンブルは、しかし"人生とはフラッシュバックし続けるトラウマだ"とでも言いたげな冷めた眼差しで、外部に対してひたすら違和感を発散させていく。それはまるで、手のひらで潰した蠅の死骸とその血痕をまじまじと見つめるようなやり切れなさと、清々しさを伴って。"共有することはできない"という事実のみを聴き手と共有しようとする、そのスタンスが何よりリアルなメジャー・デビュー作。(天野 史彬)



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2017.05.25 @渋谷TSUTAYA O-Crest