Japanese
The Whoops
2016年09月号掲載
Member:宮田 翔平(Gt/Vo) 森 雅実(Ba/Cho) 須長 宏紀(Dr/Cho)
Interviewer:蜂須賀 ちなみ
埼玉県北浦和発の3ピース・ロック・バンド、The Whoopsが初の全国流通盤『FILM!!!』をリリースする。今作には、ライヴで披露されてきた「湘南新宿ラインのテーマ」、「衛星」、アコースティック・アレンジを施した「恋をしようよ」、その他新曲などを収録。8ミリ・フィルムで青春の1ページを切り取ったかのような全9曲、ロマンチックな景色の中にはいつもなんだか報われない"僕"の存在がある。このたびSkream!ではメンバー全員へのインタビューを敢行し、このバンドが甘酸っぱくて、優しくて、切ない理由を探った。
-先日、宮田さんがバンドを始めるきっかけになったバンドと共演したそうじゃないですか(※5月28日に渋谷TSUTAYA O-Crestにて開催された3マン・ライヴ)。
宮田:そうなんですよ。THE BOOGIE JACKっていう名古屋のバンドなんですけど、たまたま中学生のときに友達から(CDを)借りてそのバンドを知って。なんかわからないんですけど、彼らの音楽にすごくのめり込んだんですよね。そのときから"バンドやりたいな"って思うようになって。
-実際に共演してみていかがでしたか?
森:ずっと照れてたよね。
宮田:(笑)いや、難しいなと思ったのは、ずっと好きだったので僕はいちファンでもあるんですけど、バンド同士でやるっていうことは同じ土俵じゃないといけないじゃないですか。その心の整理が上手くつかなくて、ちょっとソワソワしてましたね。僕は出身が群馬県なんですけど、中学3年生のときに高崎club FLEEZにTHE BOOGIE JACKが来て、そのときアルバムにヴォーカルの(ヒライ)シュンタさんとベースの徳田(真也)さんにサインをもらったんですよ。で、10年越しに対バンをすることになったので、そのアルバムをまた持っていって、ドラムの青山(真一)さんとギターの野津(秀雄)さんにもサインをもらって。やっぱり、いちバンドとしてちゃんとやらなきゃいけないっていう気持ちだったので(サインをもらうかどうかも)悩んだんですけど、対バンすることってなかなかないなって思ったので。本当に良い思い出になりました。
-森さんと須長さんはどういうきっかけでバンドを始めたんですか?
森:私はもともと吹奏楽部だったんですけど、中学1年生のときに"フルート、ずば抜けてかわいいし超やりたい"って思って。でも、実際にやれる人数より候補者が多かったのであぶれてしまい、コントラバスに飛ばされたんです。で、顧問から"コントラバスをやってるとエレキ・ベースもできるから買え"って言われたので買い、買ったら無駄にするのはもったいないなと思ったので、高校では軽音部に入ってバンドを始めたんです。それで、大学生活の後半ぐらいに"バンドからベースが抜けて探してる人がいる"っていうのを聞いて、The Whoopsに入ったっていう感じですね。
須長:私は中学、高校と体育会系の部活が盛んな学校だったんですよ。それで中学ではテニスをやってたんですけど、レギュラー以外は全員球拾いだったので早々に辞めて、そこからネット・ゲームをやったり、ゲームセンターに行っては時間を無駄に消費する日々が始まるんですけど。高校に上がるときにベースをやってる友人がいて、急に "お前、「太鼓の達人」ができるならドラムもできるっしょ"って言われて、"やろうぜ"、"いいよ"ってノリで始めたのがここまで続いてます。
宮田:マイ・スティック持ってたんでしょ?
須長:"太鼓の達人"のために100円ショップの木の棒を2本買いまして。コンクリートの道でひたすらガリガリ削ってました。でもジョブ・チェンジして、今はこうやってドラマーになれたんです。
-"太鼓の達人"をやってたころから"打楽器っていいな"という気持ちがあったわけではないですよね?
須長:中学校のとき、一度だけ"ギターってかっこいいな"と思って1万円のギターを買ったことがあるんですけど、まぁよくわからなくて。"どう弾けばいいんだ"ってなって、教則本を買うのもめんどくさいし、結局友人にあげてしまったんです。ドラムにはそこまで興味がなかったんですけど......そうですね、あんまり興味なかったですね。
宮田:そんなにためて言う内容(笑)?
須長:まぁずっとゲームしかやってこなかった中で、他の趣味を見つけたいっていうのがあったんでしょうね。
-宮田さんのブログを拝見したのですが、"歌が下手という理由でヴォーカルをずっとやらなかった"と書いてたじゃないですか。それでも今ヴォーカルをやっているのは、どういう心境の変化があったのかと思いまして。
宮田:The Whoopsを組んだのが大学1年生のときで、YUKIみたいな女性ヴォーカルが好きだったので、そういうバンドをやろうとずっと思ってたんですけど、結局ヴォーカルは見つからないし、自分が書いた曲を歌ってもらうのも恥ずかしかったというか。そのときに"だったら自分で歌ってみようかな"って思ったんですよね。
-自分が書いた曲を他の人に歌ってもらうのは恥ずかしいけど、自分で書いた曲を自分で歌えばその恥ずかしさは払拭できるということですか?
宮田:いや、むしろ恥ずかしさは増してるかもしれないですね、そう言われると(笑)。
森:(他の人に歌詞を)渡すのが恥ずかしいっていうこと?
宮田:あぁ、そうかもしれない。今だったらまた違うんですけど、当時って自分の曲が良いのか悪いのかもわからないですし、そういう経験がなかったから恥ずかしかったんだと思います。それにたぶん、根底にはずっと"ヴォーカルをやりたい"っていう気持ちがあったんですよ。ずっと憧れがあって、部屋とかお風呂で歌ったりしてたんですけど、いかんせん下手だったんですよね。で、そのときにはもうギターを始めてたので、"別にギターでもいいから続けてみよう"っていう気持ちになったんですよ。でも今思えば、早々にちゃんとヴォーカルを始めておけばよかったなって思います。
-なるほど。The Whoopsを結成して、そうやって宮田さんが歌うようになって、2013年には現在のメンバーが揃ったとのことですが、その経緯を教えていただけますか?
宮田:最初のメンバーとは2年弱ぐらい一緒にやってて、僕は一生懸命バンドをやりたかったし、どんどんライヴをしてCDも発売していきたいっていう気持ちだったんですけど、メンバーとモチベーションが合わなくなって。それでメンバーに"辞める"って言われたときに引き留めることができなかったので、"僕はメンバーひとり説得できないんだな"ってすごく自信を失ってしまったんです。でも、The Whoops自体がなくなるのは寂しいし、The Whoopsのことを良いと言ってくれる人もいたし、バンドをなくしてしまうのはやめようと。それでゆっくりメンバーを探していたときに、もともと知り合いだった森ちゃんがベースを弾けることを知ったんですよ。で、一緒にスタジオに入ったんですけど、そのときは(森が)正直まだ下手くそで。でも、"こうやるんやで"って教えたら次の週に直してきてくれたし、良い感じだなと思って、"で、やる?"って聞いたら"じゃあやります"って言ってくれたんです。
森:私はそのころ組んでたバンドが他にもふたつぐらいあったので、正直ダルいな~みたいな気持ちがあったんですけど(笑)。
-それでも森さんが続けたバンドがThe Whoopsだったと。それはなぜでしょうね。
森:他のバンドはライヴでのノルマの問題とかいろいろあって、メンバーのモチベーションがどんどんなくなっていっちゃったんですけど、The Whoopsは軌道にも乗り出して、ノルマも取られずにライヴできるようになってきたので......。
宮田:お前、バンドを続けられた理由が"金がかからないから"って! もっと他にあるだろ!
森:そうですね、金です。
一同:ははははは(笑)!
森:まぁ結局、このバンドが一番楽しかったからですよね。
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