Japanese
赤丸
2016年04月号掲載
Member:大下 直記(Vo/Gt) 清住 雄太(Gt) サカイシンノスケ(Ba) 吉田 昌樹(Dr)
Interviewer:白崎 未穂
大下直記(Vo/Gt)、吉田昌樹(Dr)の地元・広島にて結成。その後、活動拠点を東京に移し、清住雄太(Gt)とサカイシンノスケ(Ba)が加入。これまでにライヴ会場&通販限定で3枚のEPとTSUTAYAレンタル限定EPを首都圏232店舗にて展開し、退廃的なイメージの楽曲とアグレッシヴなライヴ・パフォーマンスで都内を中心に活動。赤丸急上昇中!?の4人組ロック・バンド"赤丸"に、ライヴ会場&通販限定でリリースする1stミニ・アルバム『the world is mine』についてメンバー全員に初インタビューを敢行。照れながらも"小さな自分"を語る彼らの言葉に耳を傾けてほしい。
-まずは、みなさんが音楽活動を始めたきっかけを教えてください。
大下:中学3年生ぐらいのときに、友達に"ストリート・ライヴをやろう! お前、ギター弾け!"って誘われて、2週間ぐらいギターを練習してライヴをやったのが始まりですね。ピック代わりに10円玉で弾いてました。
一同:(爆笑)
大下:ライヴ自体はクソかどうかもわからないぐらいクソでしたけど、楽しかったです(笑)。そのときは、ゆずと175Rの「空に唄えば」(2003年リリースの2ndシングル表題曲)を歌いました。
清住:自分は、音楽そのものは幼稚園のころから姉の影響でピアノをやったり吹奏楽をやってたんですけど、高校3年生ぐらいのときにSNAIL RAMPを聴いて"ギターかっこいい!"と思って、ギターを始めました。最初はSNAIL RAMP はもちろんL'Arc~en~Cielやメタル系もやってみたりしてました。
サカイ:僕は姉の影響でいろいろ音楽を聴いていたんですけど、その姉が当時付き合っていた人がバンドをやっていて、その人にいろいろ教えてもらって、ベースを始めました。僕も、SNAIL RAMPのコピーを最初にやっていて、それからRED HOT CHILI PEPPERSをやったりしました。今、全然影響を受けてる感じは出てないですけど(笑)。
吉田:僕は小学校6年生のときに兄の部屋からうるさい音楽が聴こえてきてて、本当にうるさくて"音量しぼって"って注意しに行ったときにHi-STANDARDの「STAY GOLD」(1999年リリースのアルバム『MAKING THE ROAD』収録曲)が聴こえてきて。英語の歌詞で全然意味がわからないんですけど、めちゃめちゃかっこいいなと思って、そこからバンドを意識し始めました。それで、ドラムをやってみたいなと思ったんですけど、ドラムを実際に触れるのが吹奏楽部くらいだったので入部したんです。でも他の打楽器ばかりやらされてドラムを全然叩けなくて、高校に入ってから電子ドラムを買ってやっと練習できるようになりました。僕はずっとメロコア世代の音をずっと聴いてました。
-赤丸は広島で結成されたそうですね。大下さんと吉田さんが同じ広島出身なんですよね。どういった経緯があったのでしょう?
大下:最初、俺が高校1年生のころにエレキとアコギで2人組のストリート・バンドとして赤丸を始めました。そのとき吉田は他のバンドをやっていたんですけど、そのバンドのベースが先に赤丸に加入して――
吉田:それで高校3年生ぐらいのときにそのバンドが解散して、それから僕が赤丸に入りました。最初はサポートみたいな感じでとりあえず始めました。
-結成するときに、ドラムとベースがいなかったんですか? そういうバンドをやりたかったとか??
大下:いや、単純に周りにいないんですよ。吉田くらいしかいなくて。
-え、吉田さんだけ?
大下:そう、だから引っ張りだこですよ。
吉田:その当時はドラムやってる人が少なくて。
大下:ベースとドラムがいなかったですね。だってひとりでやってても面白くないですもんね。
一同:あはははは(笑)
吉田:当時の活動としては、ライヴをやりつつ高校を卒業する手前で1枚だけ音源を作りましたね。そのあと"上京しようぜ"って話になっていたんですけど、僕だけ現役で大学に入学することができたので、他のメンバーがそれぞれ留年、浪人、浪人ということになり、僕以外誰も上京しなかったんです......(笑)。それで僕が先に東京へ行って、バンド活動を始めやすいようにと地盤を作っておこうと。卒業前に作った音源を持って上京して。
大下:その1年後に上京しました。地盤はできてなかったけど(笑)。
吉田:まったく地盤できなかったです(笑)。
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