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DISC REVIEW

Japanese

狂ウ夏集

都内のライヴハウスを中心に"超現場主義"で活動をする4人組ロック・バンド、赤丸。初の全国流通盤『he said,she said』から約1年ぶりとなる3rdミニ・アルバム『狂ウ夏集』は、これまで赤丸がライヴで大切に育ててきた楽曲をブラッシュアップした自信作だ。初めてアレンジにストリングスを加えたアグレッシヴな「紫陽花」で始まり、和テイストのメロディが東京に生きる孤独を描き出すバラード曲「ゆらり」に至るまで、激しさのなかに見え隠れする抒情的なニュアンスがバンドの個性として光る。こじらせた感情を前作以上にリアルに綴る歌詞の中で、"生きてる証を見つけるよ/それをキミと一緒に探そうか?"と歌う「キャラバン」は、ライヴを基盤にする彼らならではの新たなアンセム。(秦理絵)