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INTERVIEW

Japanese

NUMBER VOGEL

2016年03月号掲載

NUMBER VOGEL

Member:もとつね番ちょう(Vo/Gt) タンパク(Gt) ムッシュ(Ba) 小平 雄希(Dr)

Interviewer:吉羽 さおり

-今回の『みらいいえ』は、新曲、新録曲、ライヴ定番曲で全18曲のベスト的な内容ですが、中にはこれは外せないというメンバーこだわりの選曲なんかもあったんですか?

もとつね:新曲は1曲入れたい、という気持ちは最初からありましたね。

小平:これは譲れないっていうのは......あ、でもあの曲は結局漏れたのか(笑)。収録曲に関してはメンバー間で多数決をとって決めたんですよ。

ムッシュ:多数決をして可決したのに、漏れた曲もあってね(笑)。

小平:音源自体に納得してなかったんだよね。

もとつね:『みらいいえ』には作曲の転換期前後で言えば、転換後のものが入っているんですよ。転換期前の曲はあまりにも差がありすぎて、今作に入れるのはなぁっていうくらい変わっちゃったところもあったので。

小平:そうだね、だから2011年以降のものがほとんどなのかな。

-そういった初期のものをあえて今回のために録り直すというのは?

小平:そういうアイディアもあったんですけど、でもレコーディングするとなったら、ここは違うとか、今その歌詞なのかなとか、いろいろ考えて曲をいじり出しちゃうんですよね。そういうこともあって結局入れなかった曲もあったんです。でもほんと、普段のワンマン・ライヴでやっているような曲がほとんどなので、そのままセットリストになるんじゃないかっていうくらいの作品になってます。

-新曲「ネガティブスター」(Track.17)についてはどうですか?

ムッシュ:「ネガティブスター」はめっちゃいいね(笑)。

もとつね:これ、2年前に出しておきたかったー!っていうものです(笑)。

小平:3~4曲くらいはこういう方向性でっていうことで進めていて、いつも通り番ちょうがメロディを作って、そこからスタジオで合わせて......やっぱり最後までいつも通りの流れでしたね。歌詞を全員で書いてみようとか、曲も今までの何かしらを思い起こすことができるものを入れてみようとか、そういう構想はいろいろあったんですよ。現実的に時間の問題に負けてしまったんですけどね(笑)。でも、そうやって何か活動を総括するような曲を作るよりも、音楽的なところではこれまでのものも出せているから、いいかなと。

-あまり過去の集大成的な1曲になっちゃうと逆に悲しい感じになってしまうかもしれないです(笑)。それよりは今のモード感が出ていた方が、ファンとしても聴きたいんじゃないかなと。

小平:結果的にそうなった曲なので、良かったですね。歌詞については、自分たちが"ネガティヴ・スター"だとずっと思っていたので。音楽をやってる人は、わりとネガティヴな人が多いと思うんですけど、ネガティヴになりつつも音楽をやってるってことは結局輝きたいわけじゃないですか。結果的に、輝けたか輝けてないかわからないですけど、楽曲として世に出す以上、生涯残っていくので、未来では輝いてほしいなと思って書いた歌詞ではありますね。

もとつね:サウンド的にも、ラストだからってことでベタなバラードにするかって話もあったんですよね。でも、すでにそういう曲はあるし。最後の最後に、既存の曲とかぶる曲を作ってもなあと。お涙頂戴で作ってもしょうがないですしね。すごく、いい曲になりました。

-タイトルの"みらいいえ"というのはどういう意味合いでつけたものだったんですか?

小平:ひらがなで"みらいいえ"という言いづらいタイトルなんですけども。"未来へ"というのと、"家になっていきたい"ということをコンセプトにしていて。NUMBER VOGELはこれまで、フル・アルバムとしては『や・ゆ・よ』と『わ・を・ん』を出しているんです。この"や(い)ゆ(え)よ"と"わ(ゐうゑ)をん"の間で抜けている文字が、"いえ"なんですよね。みんなが帰ってこれる場所になりたいということで、アルバムのときはそういうタイトルをつけていたんです。今回は"未来"と"家"をセットにして。ツアーが終わってもちゃんと音源は残るので、戻ってこれる場所でありたいなという思いを込めているんですよね。

ムッシュ:いいタイトルだと思います(笑)。

小平:作品としては、いつでも戻ってきてほしいところではありますね。

-まさに集大成的で、バンドの思いが詰まったタイトルですね。こうして9年間走ってきて、振り返るといろいろあったなと思いますか?

タンパク:ありましたねえ(笑)。NUMBER VOGELを知ってもらうためにライヴもガンガンやって全国を回りましたしね。

小平:2012年なんかは、ライヴ力を上げたくて3日に1回くらいライヴをして年間100本はやってたんですよ。振り返ると、あの1年でライヴ力は上がったなという気持ちと、もうあんなには回れないなっていう気持ちがありますよね(笑)。完全にメンバー4人だけで全国を回っていたので。6日間連続ライヴとかなんですよ(笑)。しかも、関東で6本とかじゃなくて、広島、岡山、神戸、京都とか。