Japanese
片平里菜
2016年02月号掲載
Interviewer:吉羽 さおり
-"最高の仕打ち"というこのタイトルがまずいいですよね。
どうやって出てきたのか、あまり覚えてないんですけど(笑)。でも、これだとは思ったんですよね。これを表現したいんだって。
-タイトルにはびっくりしてしまうけれど、仕打ちとは言っても、例えば復讐心だったり、やられたからやり返すというんじゃない、とてもポジティヴな方法の仕打ちや解決法であるのがいい。
自分が美しくあること、美しくなることでの仕打ち、ですね。悔しいとか、妬み嫉妬、悲しいというマイナスものは、エネルギーの変換の仕方を間違えるととても恐ろしいことになってしまうし。人間って弱さを感じると、とんでもない方向にエネルギーを使ってしまうことがあると思うんです。これは個人でもそうだし、世界レベルでも言えることだと思っていて。そういうエネルギーをいい方向に、自分のためになるようなエネルギーに使えたらなっていう、ポジティヴな曲なんです。
-例えばアルバムに収録されている他の恋愛の曲などでは、チクチクと仕打ちしてるような曲もありますが(笑)。
そうなんですよね(笑)。だからこの曲と恋愛が結びついちゃうと怖いなって思うんですけどね。それとは別ものの曲だと考えているんですけど、どれを見ても復讐心みたいなものって垣間見えていて(笑)。怖いなって自分で思いますね。「BAD GIRL」とか、「Party」もそうだし。
-はい(笑)。片平さんの曲の面白さは、そのチクチクが入ってるのが痛快だったりするんですよ。
入っていますね。でもたぶん、前向きではあると思っていて。頑張ってる女の子は、もしかしたらみんなこうなんじゃないかなっていう。強がってないとやっていられないというか(笑)。
-Track.10「この涙を知らない」もそういうところはあると思います。その、"こうなんじゃないか"っていうのは、自分の体験も混じっているものですか?
そうですね。すべて、私自身共感しているんですけど、でもわりと客観的に書いているところがあります。「この涙を知らない」は、"阪急電車"という映画を観てインスパイアされて生まれた曲だったんです。結婚相手に浮気されてしまって、電車で泣いてる花嫁さんを見て、私も泣いてたんですけど(笑)。ただ最初は別に、そこまで気に入っていた曲ではなかったんです。なんだかこのタイミングで、自分がちょっとずつ大人になってきたからなのかわからないですけど、この曲に、自分自身がすごく共感し始めたんです。わかるようになってきたというか。それで、改めてブラッシュアップしていった曲だったんです。だから実体験というよりは、恋愛はかなり俯瞰しちゃってますね(笑)。
-Track.6「あの頃、私たちは」やTrack.7「舟漕ぐ人」といった曲は、もう少し自分自身の内なる思いや経験も見える曲ですよね。
「あの頃、私たちは」は、中学生や思春期の、難しい年頃の時期のことを思い出しながら書いてますね。やっぱり自分が1番苦しいと思っていたのって、中学生の時期だし。苦しくて、その中でやっと音楽に出会ってその世界に憧れた、すごく大事な時期だと思っているんです。それをうまく曲にできたらなとは、ずっと思っていたんですけど。こういう歌はこれからまた挑戦していくとは思うんですけど、今回はこういう形で、学校を舞台にして書いてみた曲だったんです。
-記憶をたどって、痛みを味わいながらも心の奥底を掘り起こして言葉にしていく感じですか。
掘り起こします。でも、たまに思い出したりもするんですよね。時間が経って、ほとんどは忘れてしまうことでもあるんですけど、忘れたくないものも強いかな......。
-きっとその思春期特有の苦しさや葛藤っていうのも、具体的に何が起きたというのとはまた違うモヤモヤした思いだったりしますよね。
そうですね、今思い返してみても大したことではないのかもしれないんですけど、あの時期の感覚ってやっぱり大事というか。
-その当時、片平さんはどういう音楽に助けられていましたか。
いろんなものを聴いていました。洋楽、邦楽も、歌モノも聴いていたし、ロックも聴いてましたね。バンドの率直なメッセージに、結構やられていたかもしれない。
-音楽を聴いて何か、ああこういうことなのかなって腑に落ちる感覚とか、こういう気持ちなんだなって合点がいったようなことも?
うん、そうですね。音楽を聴いていると、自分が考えていることが小さくも感じるじゃないですか。"もっといろんな世界があるのに"っていうか。長い目で見たら小さいことで悩んでいたなって、客観視できることもあったと思いますね。いろんなグッド・メッセージが詰まっていたんだと思います、音楽に。
-そのときをちゃんと、悩むならとことん悩んで葛藤して過ごせたからこそ、今の自分の音楽にも辿り着いているんでしょうね。
はい、がっつり悩んで苦しんでました(笑)。
-結果、その曰く言い難い思いが、デビュー曲の「夏の夜」にもなりましたもんね。
たしかにそうですね。
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