Japanese
片平里菜
2017年03月号掲載
Interviewer:吉羽 さおり
『結露』以来、約1年ぶりとなる片平里菜のニュー・シングル表題曲「なまえ」。映画"パパのお弁当は世界一"主題歌ともなった今作は、彼女自身のルーツ、そして家族の肖像を詩的にエモーショナルに描いた1曲だ。懐かしいアルバムをめくりながら語り掛けるように歌い、中には胸がチクリとする切なさや悲しみもよぎるけれど、"なまえ"というギフトをもらって、愛に見守られながらきたことを振り返る。彼女自身の人生の重しとなる大事な歌でありつつ、とても普遍的で、誰しもが心を寄せられる美しい余白のある歌でもある。この曲へと至るなか、たくさんの迷いや試行錯誤もあったという、その道のりや今の思いを訊いた。
-前作シングル『結露』(2016年4月の7th)から、約1年ぶりのリリースになりますね。この1年は、よりライヴが中心の活動ですか?
そうですね。昨年春から夏にかけては、弾き語りワンマン・ツアー("ねえだってこんな世の中だしせめてふたりは上手くやっていこう")があって、そこからは学園祭ライヴがあってと、ずっとライヴをやっていましたね。
-今作の「なまえ」(Track.1)は自分自身のことをまっすぐに歌った曲ですが、この1年のどういったタイミングでできた曲だったんでしょう。
「なまえ」については、心境的な話になってしまうんですけど、あまり曲を書きたいモードになっていなかったんです。昨年は、2月に2ndアルバム『最高の仕打ち』が出て、すぐにシングル『結露』が出てと、なんとなく1年の前半はリリースが続いて、後半が自分と向き合う時間になっていて。アウトプットをずっとしてきたぶん、吸収したり、自分と向き合うことが必要で。その中で、曲はあまり書かなかったんですけど、言葉だけはずっと書いていたんです。自分と向き合うなかで、幼少期の嬉しかったことや悲しかったこと、寂しかったこと......そういうことがとても響いて。このことを、曲にしようかなと思ったんです。
-ここまで自分のことを歌にした曲も、なかったのでは。
そうですね。デビュー曲の「夏の夜」(2013年リリースのメジャー1stシングル表題曲)は自分のことを歌った曲で、他にもいろんなテーマを通して自分を主張してきたんですけど。自分のことをこんなに曝け出すのは、初めてかなと思います。
-先ほどの話ですが、自分と向き合うという作業のなかで、なぜ幼少期のころのことが響いたんでしょうね?
きっと時期的な問題も関係しているのかなと思っているんですけど。『結露』のリリース以降は、いろんな新しい場所に行って吸収することも多かったけれど、一方で弱い自分とも向き合っていたり、自分に自信をなくしてしまったり、ということもありました。音楽業界という市場の中で、常に比較されていたり、自分もつい誰かと比較してしまったりというところでも、どんどん自分が小さくなっていき、自信が持てなくなることもあって。気持ちが下がっていったんです。だからこそ、もう一度自信を持ちたいと思ったとき、自分らしくあることが大事だと思って。自分のルーツを探っていくなかで、幼少期の思い出や、愛を受けてきたという事実が、そのときの私にとってすごく大事だったなって。
-もう一度、自分を立て直していく作業だったんですね。歌では、幼いころの思い出や故郷の景色も出てきますが、実際に故郷に戻ったりもしたんですか?
実家にも顔を出しに行ってたんですけど。それは刺激になるというよりは、あったかい気持ちにさせてくれたり、リフレッシュさせてくれたりする感じでしたね。
-テーマが決まってからは、曲はうまく形になっていったんですか。
歌詞は、そのときにずっと書いていた言葉の中から生まれたものだったんですけど。このメロディは、もともとは他の歌詞がついていてネタとしてあったもので。偶然このメロとこの言葉とがカチッと合ったというものでした。だから今回は、より言葉が先にあるというか、言葉の強さが表に出た曲ですね。
-「結露」という曲もそうでしたが、より削ぎ落としたシンプルな歌で、行間でも伝える曲だなと思います。こうして自分を歌にするうえで、気をつけたことはありますか。
曲を聴き進めると、どんどんどんどん景色が変わっていくんですけど、多くは語りたくないし。なるべくシンプルでありたいという欲求はこの曲でもあって。
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