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INTERVIEW

Japanese

ビレッジマンズストア

2014年05月号掲載

ビレッジマンズストア

Member:水野 ギィ (Vo) 加納 靖識 (Gt) Jack(Ba)

Interviewer:岡本 貴之

-メンバーの気持ちが変わる、というと?

水野:もっと真剣になれるなと思って。この歌詞を感じながら演奏できたら凄いステージになるんじゃないかなと思うんです。ライヴで全員が歌詞を頭に思い浮かべてできたら凄く良い顔が出来るんじゃないかなって。

Jack:僕もこの曲1番好きなんです。やる前はちょっと緊張感を持つくらいの意気込みがあって、サラっと終わらせたくない気持ちはありますね。

-1分47秒の短い曲「お試し期間は終わった」でアルバムは終わりますけど、"お試し期間は終わった"というのは聴く側にとってですか?それともバンドからの視点でそう言ってるんですか?

水野:歌詞の意味としてはどちらかというとバンド側からですかね。ひとつのアルバムを通して自分がどうしていきたいのかというのがあって、"お試し期間"は終わって、あとは前を進むしかない、刃の上を君と行くしかないんだよっていう意味ですね。これは最初1曲目にしようと思ったんです。最初の「最高の音出し」はこの曲の終わりの音なんですよ。だからリピートすると繋がってるんです。

加納:そこは凄く、サウンドを作る上で意識したことで。毎回聴くと最初に戻るアルバムってあるじゃないですか?そういう作品ってずっと聴けるから名盤だと思っていて。それを僕らなりに意識したんです。

水野:うん、何回でも聴けるアルバムにしたいというのはあったよね。

-前作が「最高のカウント」から始まるので、何かバンド的に決まりがあるのかと(笑)。

一同:ははははは。

加納:う~ん(笑)。

Jack:フワっとあるような(笑)。

水野:まあそこは後付け感があるんですけど(笑)。本当は「お試し期間は終わった」を1曲目に持ってきたかったんですけど、みんなで話し合って1曲目に最後の音を持ってきて「最高の音出し」にしたんです。

-「夢の中ではない」は高速ギター・カッティングが目立ちますが、ギターの役割分担ってあるんですか?

加納:特にないですね。全然違うタイプのギタリストなんで、"この曲はこっちだね"みたいにその都度ですね。

-両方リード的なギターですよね。

加納:元々それは狙いというか......。

水野:主張が激しいんだよな(笑)?でもバッキングやるにしてもどちらがやるかで全然違うから、そこは意識して作ってますね。

-レコーディング期間はどれくらいかかったんでしょうか?

水野:1ヶ月くらいですかね。でも僕がレコーディングするギリギリ、歌う直前まで歌詞を考えてたんですよ。だから曲作りを含めるとどれくらいやってたかちょっとわからないですね(笑)。

Jack:レコーディング期間は短いのかもしれないですけど、時間的にはかなり長いですね。

-Jackさんはベーシストとして、バンドにとってどんな役割でいたいと思っていますか?

Jack:今回はベースが雰囲気作りで1番重要だと思っていて。感情をベースで出せないかと思ったんです。特に「地獄のメロディ」は自分でもこだわって作ったんで。歌詞と連動させられるようなベース・ラインを意識して作りました。

-そこは水野さんが書いた歌詞をよく読み込んで。

Jack:そうですね。アルバム全体の雰囲気というか、物語を意識して。

水野:うん、今回みんながそうやってくれたよな?アルバム全体がこうなんだ、という意識をみんなが持っていてくれたおかげで、みんなが盛り上げたい部分は一致してたし、そこはやりやすかったですね。