Japanese
ビレッジマンズストア
Skream! マガジン 2022年02月号掲載
2022.01.08 @LIQUIDROOM ebisu
Writer 蜂須賀 ちなみ Photo by 橋本塁
30公演に及ぶ全国ツアーの28公演目、LIQUIDROOM ebisu公演。1曲目には「ラブソングだった」が選ばれた。最新アルバム『愛とヘイト』の1曲目でもあるバラードだが、ビレッジマンズストアのアルバムにおいても、そしてライヴにおいてもバラードがオープニングを担うのは珍しい。逆光の照明をバックに音像をじっくりと立ち上がらせていくメンバー。いつも以上にダイレクトに伝わってくる歌、歌詞に刻まれた想い。ビレッジマンズストアがここにやってきたのだと堂々宣言するようなオープニングは、まるで映画のワンシーンのようだった。
SG使いの荒金祐太朗、ストラト使いの岩原洋平によるどちらもリード・ギターと言うべき個性溢れる演奏。固いコンビネーションでバンドを支えながら、時には土台からバンドを焚きつけるジャック(Ba)、坂野 充(Dr)。メンバーがどれだけ華やかなプレイをしようともそれに食われることなく、むしろギラつく水野ギイのヴォーカリスト/フロントマンとしての存在感。東名阪ファイナル・シリーズの前に27本もライヴを行っていたうえに、しかも各地で猛者たちと対バンをしてきたわけで、バンドのサウンドにはこの上なくテンションが乗っている。『愛とヘイト』リリースに伴うツアーということで、セットリストは、アルバム収録曲に加えて、これまでのライヴでも私たちの胸を高ぶらせてきた定番曲も網羅した内容。先述の「ラブソングだった」や「すれちがいのワンダー」、「変身」以外はほとんどアッパー・チューンで、ヴィヴィッド且つグラマラスなサウンドが会場の温度を上げた。
モッシュやダイブ、シンガロングは起こらなくても観客がハイになっていることは伝わってくるもので、ステージに立ち、観客と直接顔を合わせていたメンバーはもっとたくさんのものを受け取っていたことだろう。"声が出せず俺だけがギャーギャー言ってる会場で、でも君が楽しいってことは伝わってくるんだな"、"手拍子にはパワーがあるね。君にはパワーがあるってことだね。ありがとう"と伝えた水野は、そのほかにも様々な言葉をイントロやアウトロ、曲間で観客ひとりひとりに投げ掛けていて、その言葉ひとつひとつが観客の心にグッと刺さっている。
終盤には"18年やってきて唯一の失敗。お前が変わっていくのに俺はロックしていなかった"、"バンドマンはワガママだ。自分のことしか考えられねぇ。変わっていく周りのものをちゃんと見ていこうと思いました"と語る場面も。しかし、前代未聞の感染症によって、世界が大きく変わっていっても、なんとかしてリスナーとの繋がりを絶やさぬよう、もがくバンドの姿をファンは一番近くで見ていた。フロアから生える力強い拳の数々が、変わらずそこに在ってくれるロック・エンターテイメントに支えられたのだと伝える。ビレッジマンズストアがビレッジマンズストアでい続けられるのは、5人だけの力ではないとメンバーが言う。その想いを演奏に乗せる。"「愛とヘイト」なんてアルバムを作りましたが、今日はヘイトなんて必要なかった"と水野。ライヴハウスの外でそれぞれが営む生活の中でたとえどんな不条理に見舞われても、今この場所で起こっていることこそが一番の真実だと信じたくなるような時間が続いた。
なお、このご時世に、こんな本数のツアーを回るバンドはいないだろうという自負があったそうだが、"永ちゃん(矢沢永吉)に負けた!"とのこと(矢沢永吉は全31公演の全国ツアーを昨年12月25日に完走)。"一番じゃなかった。だからすぐやります"とも言っていたので、そう遠くない未来に次の報せを聞けるかもしれない。
[Setlist]
1. ラブソングだった
2. 猫騙し人攫い
3. WENDY
4. 黙らせないで
5. People Get Lady
6. 墜落、若しくはラッキーストライク
7. すれちがいのワンダー
8. 名前しか無い怪物
9. ビレッジマンズ
10. クロックワークス・パインアップル
11. スパナ12. アダルト
13. 夢の中ではない
14. ロマンティックに火をつけて
15. アディー・ハディー
16. サーチライト
17. 変身
18. 逃げてくあの娘にゃ聴こえない
19. PINK
En1. Love Me Fender
En2. LOVE SONGS
W En. 眠れぬ夜は自分のせい
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