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INTERVIEW

Japanese

空きっ腹に酒

2014年05月号掲載

空きっ腹に酒

Member:田中 幸輝 (Vo) いのまた (Dr) 西田 竜大 (Gt) 間宮 知晴 (Ba)

Interviewer:奥村 小雪

ハイセンスなファンク・サウンドを鳴らす大阪発の4人組、空きっ腹に酒。先月UHNELLYSとのコラボ作『Give me collaborate』をリリースしたばかりの彼らが、キュウソネコカミのヤマサキ セイヤも参加している3rdアルバム『踊れ細胞』を5月14日にリリースする。最近盛り上がりを見せている関西のバンド・シーンの中でも抜群の存在感を示す彼らにインタビューを敢行。ニュー・アルバムについてはもちろん、バンドの成り立ちからツアーへの意気込みまで、とことん話を訊いた。

-今回Skream!初登場ということで、まずはバンドについてお伺いします。2007年の冬頃に結成されたとのことですが、メンバーが集まった経緯をお伺いしてよろしいですか?

幸輝:誰から話したらいいんやろ?僕が言う?

西田:主犯は君やろ。

幸輝:主犯(笑)。主犯は僕なんですけど、もともと西田といのまたが僕の高校の先輩やったんですよ。彼らが文化祭でバンドを別で組んでやってるのを見て、僕もバンドをやりたいなーと思って、"背脂"っていう変なバンドを組んだんですよ(笑)。

-背脂ですか(笑)。

幸輝:変な名前が付けたかったんですよ(笑)。それで、バンドを組んで活動してたんですけど、ベースが抜けちゃって。その時に西田が最初ベースで入ることになったんですよ。"デブのベース募集"って言ったんですけど(笑)。

西田:そうそう。"細いけどいいかな?"って(笑)。

-どうしてデブのベースを(笑)?

幸輝:バンド名もあって背脂系というか、自分の中でギトギトした感じを求めてたんでしょうね(笑)。

-なるほど(笑)。

幸輝:まあ、もともとドラム以外誰も楽器できなかったんで、"やっと楽器できる人が入って来た"ってなって。西田が入った時点で"空きっ腹に酒"に名前を変えたんです。でもその後に、当時のギターが辞めちゃうんですよね。

西田:ライヴ当日に熱出たって(笑)。

幸輝:それで"じゃあギター弾いて"って言って、その日から西田はギタリストになりました。

-じゃあ西田さんはギターもベースも弾けるんですね。

西田:まぁそうですね。ベースはほとんど弾いたことなかったけど、とりあえずこのバンドに入りたいからやるか、みたいな感じで(笑)。

幸輝:で、その後ドラマーも辞めちゃって。

-では初期メンバーはお2人なんですね。

幸輝:そうですね。前のドラマーが辞めた時に、アコーディオンでフランスに留学に行ってたいのまたをドラムに誘ったんです。メールで"一緒にバンドやらへんか?"って送ったら"いいよ"って返事が来て(笑)。

-いのまたさんはもともとドラムを叩けたから誘ったってことですよね?

いのまた:最初に幸輝が"文化祭で見た"って言ってたバンドでは僕がドラムを叩いてました。

西田:もともと僕といのまたは同級生で、一緒にバンドを組んでたんです。

幸輝:学年が2つ上なんで、僕がバンド始めた時にはもう高校辞めてたんです。

西田:いやいや、辞めてた訳じゃない(笑)。卒業しました。そんでいのまたは、わざわざアコーディオンで留学しにいったのに帰って来てドラム叩かされるっていう(笑)。

幸輝:それから1年ぐらいベース・レスでやって、やっと知晴がちゃんとついて来てくれるようになって(笑)。