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INTERVIEW

Japanese

爆弾ジョニー

2014年06月号掲載

爆弾ジョニー

Member:りょーめー (Vo/Gt) キョウスケ (Gt/Cho) 小堀ファイヤー (Ba/Cho) タイチサンダー (Dr/Cho) ロマンチック☆安田 (Key/Cho)

Interviewer:沖 さやこ

-わたしは昨日(4月29日)新宿Red Clothで行われたワンマン・ライヴも拝見して。お客さんを全力で巻き込むハッピーな空間だったから、もっと広くて天井の高い場所で爆弾ジョニーのライヴが見たいなと思いました。

安田:おっきいところでいろいろもっと巻き込んで、でっかいところでやっていきたいですね。根本は変わらないんですけど、それをもっと大きな渦に巻き込んでやれたらいいな。規模を大きくしたいです。

りょーめー:結局、いじめとかなくしたいじゃん。普通に考えて。小学校の頃にみんな"けんかはしちゃだめです"って教育を受けてるけど、いざ社会に出るとそうじゃない。いろんなことがいっぱいあるじゃん。子供の頃に教わった通りの理想の世界が、みんないちばん生きやすいはずなのに、それを壊しちゃってるのが俺ら人間。それをやだなぁって俺は思ってるから......それをバンドでなんとかできたらいいなと思う。

-それをバンドでできそう?

りょーめー:できないと思ってたらもうやめてるよ。だからバンドをやめたときは、できないと思ったときなんだろうね。爆弾ジョニーが解散したら世界の終わりだ!

安田:小堀くんのコボリン星も終わり!"パーティー好きのマッチョドラゴン"のタイチくんもパーティー開けない!

りょーめー:まだ俺らがいるから、世界に救いや希望がある。俺らがいなくなったら終わりだし、それができなくなったら俺らはコボリン星に移住しようか......。

-いや、地球で世界平和を実現させてください(笑)。もうすぐ全国6ヶ所を回るツアー"「はじめての唯一人ツアー」~ワンマンだよ~"も控えてますから。

りょーめー:このツアーは上京してから作った新曲もちょっとやる予定だから、ネクスト・ステージ爆弾ジョニーなライヴになる。でも更に次のステージも見えてるから、いろいろぶっ壊します。いろいろいい曲もできてるから焦らないでやればいいと思うし――とりあえず俺らってさ、なんか深いじゃん?変に深いでしょ?

-うんうん。爆弾ジョニーの音楽は聴き入れば聴き入るほど沁みてくるものがある。

りょーめー:どこかで流れてるのを聴いて一発で"かっこいい!"と人を引きつける要素が俺らにはあんまりないと思うんだ。だからこれからいろんな弾を撃とうと思ってる。だから"爆弾ジョニー変わったな"って絶対言われる感じの新曲をわざと作ってる。ただ、その曲を嘲笑うような曲も作ってるからその後も楽しみだし、ワンマンでわざと作った曲をやるのも楽しみ。みんなどういう反応するのかなぁ。

-なるほど。これまでとは違う方向性の面白さが味わえそう。

りょーめー:上京してから音楽シーンの壁を感じたんだよね。俺らはスルメみたいな先輩のロック・バンドが好きだから、爆弾ジョニーもそういう匂いのするバンドになってる。それはいいことなんだけど、今の時代、消費される音楽社会の中に......入り込めないことが俺らはコンプレックスとしてある。「なあ~んにも」とかさ、曲だけ聴いたら古臭いじゃん?今の子たちがパッと聴いて"かっけぇ!"ってなる魅力があるかと言ったら、俺はちゃんと聴いてくんなきゃ伝わんない曲だと思う。

-わたしも関係者にもかかわらずライヴで気付いたら大声で歌ってたし、「キミハキミドリ」でも自然と身体が動いて振り付けも一緒にやったし、すごく楽しかったです。それは爆弾ジョニーが人を巻き込むパワーがある証明だと思う。自分たちに厳しく、表現にも妥協しないから、これからも面白い活動をして、もっと進化するだろうなと思ってます。

りょーめー:応援してくれる人たちは、俺らが金回り良くなったら更に面白いことできると思うじゃん。そういう風にどんどんなっていきたいなと思うよ。『はじめての爆弾ジョニー』のオリコンウィークリー初登場34位みたいな売り上げを続ける気は更々ないから。"世界平和"って言ってるくらいだからさ、やるならでっかくやらないとかっこよくないし、それくらいのつもりで組んだバンドだからさ。......ただ、最近の現実に俺はげんなりしてる(笑)。ただ、それをいい方向に変えられるような曲を作ってるからやっていけるし、楽しんでいける感じですね。大丈夫だよね?