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INTERVIEW

Overseas

THE SMASHING PUMPKINS

2012年07月号掲載

THE SMASHING PUMPKINS

Member:Billy Corgan (Vo&Gt)

Interviewer:伊藤 洋輔


-先日、Rolling Stone誌のリーダーズ・ポールにて「The Best SMASHING PUMPKINS Songs」が発表されましたが、Billyが考える“The Best SMASHING PUMPKINS Songs Top3”を挙げるならば、どのようなものでしょうか?

それは出来ないな。どうしていいかわからないから。

-わかりました。これは余談ですが、あなたは数年前、現ベーシストのNicole Fiorentinoは『Siamese Dream』のジャケットに写っている女の子のひとりだとtwitterで呟き、瞬く間に世界中でニュースとなりましたが、ネットでは年齢的に合っていないとジョークの説もあり、ここ日本でもファンが混乱した印象を受けました。どうでしょう?実際、事の真相を教えてもらえますか?

確かに、僕たちがtwitterで呟いたことによって変な話になっちゃったんだよね。突然みんなに訊かれたけど、僕たちはイエスともノーとも言わなかった。

-今でもその気持ちは変わりませんか?

ああ、だってその方が面白いだろう?

-わかりました。では、Nicoleはじめ現メンバーのJeff Schroeder(Gt)、そしてMike Byrne(Dr)はあなたのクリエイティヴにどのような刺激を与えてくれましたか?またはこのメンバーだからこそ達成できたこととは?

今のラインナップはかなり強力だと思うよ。うまく音楽を表現していると思う。違うラインナップでカムバックを果たして成功したバンドってほとんどいないと思うんだ。それで成功するためには、それなりのメンバーでないといけない。ファンにまたエキサイトしてもらって、まだまだ行けると信じてもらえるようになるのは、とても大変なことだよ。

-これまで全世界でアルバム通算売り上げ3000万枚超を記録し、4枚のアルバムはプラチナに認定、グラミー賞も受賞と、輝かしい成功を掴んできたTHE SMASHING PUMPKINSですが、今後目指すものは何か?夢、目標など聞かせてください。

THE SMASHING PUMPKINSを型にはまらないユニークなものにしたいね。どんな音楽をやってもいい、僕たちの好きなようにやりたいようにしたいんだ。それをわかってくれるファンがいればね。だから、このバンドは未来にも十分に適応出来ると思うな。未来がどうなるかは誰にもわからないけどね。ほとんどのバンドは1つのことしか得意じゃない。かなりラッキーだと2つのことが得意だ。未来は、ミュージシャンに対してかなり違うことが要求されると思うんだよ。単に自分の曲をプレイすればいいってもんじゃなくて、メディアやソーシャル・メディアやテクノロジーに対して違った立ち回り方をしないといけなくなるだろうね。でも最終的には、クリエイティヴが報われることになると思う。優れたアーティストが生き残って行くためには、アーティストからのコンテンツが日々必要になるからだ。例えば、将来的には素晴らしいアルバムを作るだけでなく、ユニークな形でファンに知ってもらう機会を設けないといけない。例えば毎週、ライヴ・トラックを配信しないといけなくなるかもしれない。安定してコンテンツを供給出来ないといけないんだ。そこでいい曲が1つ2つしかなかったら、十分なコンテンツを供給することは出来ないよね。

-最近のお気に入りバンド、愛聴盤はありますか?

ないね。ほとんど、クラシックばかり聴いているよ。

-そうですか。どういった作曲家のものを?

Mozart、Bach、それにBeethovenだね。主にBachかな。

-本日はインタビューありがとうございました。ぜひ来日公演も行っていただきたいものです。それでは最後にメッセージをお願いします。

地元のプロモーターに連絡して、新生THE SMASHING PUMPKINSを日本に呼んでくれと頼んでくれ(笑)!

-わかりました、伝えておきますね(笑)。

ありがとう。バイバイ。