Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

COLUMN

The Brixton Academy の「Shall we Love Action?」【第2回】

2011年03月号掲載

The Brixton Academy の「Shall we Love Action?」【第2回】

Yoshi「今回は我々The Brixton Academy(以下、TBA)と、VJの#9、DJのKenta Hiranoで構成される“Love Action”(以下、LA)についての話をしましょう!」

Yone「TBAをご存知でも、LAって何?という方のために説明すると……要は、パーティー野郎によるパーティー野郎のために設立された集団(笑)」

Naoto「日本一シャンパンが似合うパーティーを目指し(笑)、『Dare!』というイベント<註1>を定期的に開催したり、山やフレンチレンストランなどでの既成概念に囚われないパーティー<註2>をオーガナイズしてます」

Yoshi「今回は、そんなLAからのゲスト登場で。まずはLAが誇るイケメン、#9! TBAのVJ、CDやフライヤーのアートワークから、HPやグッズもデザインしてます」

#9「僕がTBAを知ったきっかけって、知り合いのアーティストがライブに連れて行ってくれたことだったんですけど。そこで泥酔したYoneさんに『お前、VJやれ!』と言われて、『は、はい!』と答えてしまい……実は当時、VJの経験ってなかったんです(笑)」

Ryo「我々らしいエピソード(笑)」

Yoshi「続きまして、Kenta Hiranoさん。LAのお兄さん的存在です」

Kenta「僕は『FREE THROW』というイベントでライブを観たのがきっかけで。その時から、なんてクレイジーなバンドなんだろう、と(笑)。で、ちょこちょこ話すようになって、当時はまだ個人でDJしてたんですけど、TBAのパーティーに呼んでもらうようになって」

Yone「いろんなイベントでよく会いましたもんね。普通に週末、パーティーに出かけると必ず会うっていう。『あ、どうもー』みたいな(笑)」

Naoto「Kentaさんが企画してた『On the beat!』というパーティーにも顔出してたんですけど、Kentaさんのセットって海外のインディやパーティーシーンと同時進行してるだけでなく、僕らみたいな国内のインディバンドもフックアップしてて。視点の高い人だなぁ、と」

Ryo「で、もともとTBAでやってた『DISCO!DISCO!DISCO!』って自主企画をブラッシュアップする形で『Dare!』を始めた時、皆で運営していきましょ!ってことで、二人を誘ってLAを立ち上げたんです」

Yone「このパーティーには、僕らが本当に好きなアクトしか呼ばないというポリシーがあって。例えば『KINGS』<註3>とかで僕らを知った人が『Dare!』に遊びに来て、DJのかける聴いたことのない曲でぶっ飛んだりとか、観たこともないバンドにハートを奪われるとか。そういう音楽の醍醐味を伝えたいというか、とにかく健全な流れを創りたい」

Yoshi「最近仲良くしているバンドやDJの方と接してて思うのは、パーティーとの付き合い方がクールだな、と。お目当てのパーティーが始まるまでお気に入りのバーで軽く引っ掛けて、ピークタイムにふらっと現れてぶち上がって、さらっとチャリで帰宅する、みたいな(笑)。特に海外のお客さんとか40歳過ぎでもそんな感じで。あの粋な感じが好き」

Kenta「今は小さいうねりかもしれないけど、TBAと共に地道に活動していくことで、いつか大きなムーブメントになればいいと思って。実際、僕らのパーティに来て『音楽観が変わった!』って言ってくれるお客さんもいるし、そういう瞬間に多く出会えているので、やってて本当に楽しいですね」

Naoto「バンドやDJを楽しむ場所って、ライブハウスやクラブだけに限定する必要もないと思ってて。それは山やレストランでイベントをした時に実感しましたね。極端な話、お寺でもいいし、旅館の宴会場でもいい。最高のパーティーって、結局オーディエンスが創るものだから、そこに大好きな音楽とお酒があれば成立するんだよね」

#9「そんなTBAの影響で、LAに参加する前は全然飲めなかったんですけど、今はお酒が無いとVJ出来ません(笑)。というのは言い過ぎですが、今後もTBAとLAの世界観をビジュアル面で支えていけたらと思っています。あとイケ面も(笑)」

Ryo「……お後がよろしいようで(笑)」

註1:Human Leagueの名盤『Dare!』から引用。「敢えて~してみる」という語源から、「未知なる音楽に触れた時に自分達が感じる刺激をオーディエンスとシェアする」というコンセプトの基、Love Action主宰で立ち上げたパーティー。2009年7月より現在までで計5回開催。

註2:前回にも話に出てきましたが……野外というスペシャルなロケーションで、LIVE、DJ、そしてBBQを楽しむべく開催したパーティー『Go to Neverland!!!!』=通称、山イベント。そして、日頃の感謝を込めて、昨年のクリスマスにフレンチレストランで開催したフリーイベント『Xmas Party for Thanksgiving』

註3:QUATTRO、the telephones、THE BAWDIES、PILLS EMPIRE、そしてDJチームのFREE THROWと共同で開催しているイベント。2011年8月23日には新木場スタジオコーストでの開催も決定!