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INTERVIEW

Japanese

DROP DOLL

2018年05月号掲載

DROP DOLL

Member:U(Ba/ Vo) J(Dr/ Vo) I(Gt/Vo)

Interviewer:杉江 由紀

なんという眩しさだろうか。10代だからこそ描ける大きな夢を、DROP DOLLは今、全力で追い掛けているのだ。何があっても負けずに走り続けるバンドでありたいということを前提に、彼女たちは涙を意味する"Drop"と女の子たちから憧れられる存在になりたいという意味での"Doll"。このふたつの単語を組み合わせた名を自らに冠したというが、もともとは女子高生ガールズ・バンド映画の出演者としてオーディションに受かったのがこの3人なのだとか。ただ、最新シングル『Little deep love song』を聴いていても、DROP DOLLはあくまで本気なのだということがよくわかる。強い意志と確かな向上心を持つJKバンド、ここに参上!

-まずは、みなさんの自己紹介からお願いいたします。

U:この春から高校2年になりました、ベース&ヴォーカルのUです!

J:私は高校3年になりました、ドラム&ヴォーカルのJです!

I:春から高校2年になりました、ギター&ヴォーカルのIです!

一同:よろしくお願いします!!

-今回はDROP DOLLについて初歩的なところからいろいろと教えてください。まず、このバンドは成り立ち自体が少し特殊でもあり、同時にかなり運命的な出会いから始まったそうですね。

U:私たちは、これから制作されることになっている女子高生ガールズ・バンド映画のオーディションで出会ったんです。それぞれ女優をやってきていたなかで、バンドを題材にした映画に出られるというチャンスをいただいたので、せっかくなら本当に自分たちでロック・バンドを始めてしまおう! というところからスタートしたのが、このDROP DOLLなんですよ。

-なるほど。DROP DOLLのリーダーはどなたなのです?

I:私たちのバンドは、リーダーがいません。

U:リーダーを決めてしまうと、たぶんその人にばっかり責任がいくことになってしまいそうなイメージがあるので(笑)、できるだけそれは避けたかったんです。DROP DOLLでは3人が3人とも、同じ立場でバンドのことを考えていきたいので、これからもリーダーを決めるつもりはありません。ね?

I&J:うん。

-ちなみにみなさんは、DROP DOLL以前に音楽経験をそれぞれお持ちだったのでしょうか。

J:私は小学校1年生から中学校3年生まで、ずっとピアノをやっていましたね。あと、小学校後半の3年間と中学での計6年間は吹奏楽部に入っていてトロンボーンをやっていたこともあります。でも、バンドというものに対してはあまり知識がなかったですし、どんなロック・バンドがいるのかということもほとんど知らない状態で(笑)、DROP DOLLをきっかけにドラムと出会いました。

I:私も中学生のとき、吹奏楽部でホルンをやっていたことはあるんですけど、ギターと出会ったのは今回の映画のオーディションに受かったところからでした。なのでギターは、まったくのゼロからでしたね。

U:私はJやIのように吹奏楽部にいたこともなかったので、唯一ピアノをちょっと触ったことがあるくらいでした。一応5年くらいピアノ教室には通っていたんですけど、ちゃんと習うというよりは好きだった女性の先生とお話しをするために通っていた感じだったので(笑)、ほとんどおしゃべりばかりしていたんです。

J:初めて聞いたよ、その話!

I:なんか、かわいい(笑)。

U:教室には行っていたのに、楽しくおしゃべりばかりしていて何も身につかないで終わっちゃいましたね(笑)。ただ、この3人の中だとバンド自体に結構興味はある方だったと思います。

-それは例えば、どんなバンドの音楽を?

U:私、SHOW-YAさんが大好きなんです。

-いきなり意外な名前が出てきましたね。SHOW-YAといえば、Uさんが生まれる20年くらい前から活動しているバンドですよ?

U:そうなんですけど、自分がバンドを始めてから、日本の女性バンドとして長く活躍し続けていらっしゃるSHOW-YAさんってすごいなぁと思うようになって、よく聴いているんです。それと、母の影響でLUNA SEAさんの音楽を昔から聴いていましたね。私が初めて行ったバンドのライヴも、LUNA SEAさんのクリスマス・ライヴでした。でもまさか、そのころは自分自身でバンドをやることになるなんて、思ってもみなかったです(笑)。

-では、実際にご自身でもベースを弾くようになってみて、LUNA SEAのJさんからの影響を受けているなと感じるところは多少なりともありますか?

U:あります! 当時は細かいことなんて何もわからなかったですけど、自分がベースを弾くようになって気がつくことがいろいろとあって、"そうか! だからあのときJさんはこういう弾き方をしていたんだな"とか、今になってたくさん勉強させていただいています。影響は確実に受けていますね。