Overseas
GYPSY & THE CAT
Member:Xavier Bacash Lionel Towers
Interviewer:島根 希実
Skream!8月号のインタビューにも登場してくれた、オーストラリアの新鋭GYPSY & THE CAT。8月3日に発売されたデビュー・アルバム『Gilgamesh』で日本デビューを果たしたばかりの彼らは、SUMMER SONICで初来日公演も果たすことに。彼らが登場したのは、東京公演2日目である8月14日のMOUNTAIN STAGEトップ・バッター。日本初ライヴがいきなりの幕張メッセ、そして真昼間のライヴ。イレギュラーなことずくめということもあり、正直不安な点もあったのだが、蓋を開けてみればなんのその。作品そのままのスケールのステージ。徐々に光がさしていくような、心地良い目覚めを演出し、幕張メッセを朝のまどろみから呼び起こしてくれた。今回Skream!は、そんな充実のステージを見せてくれた彼らに直撃!ライヴの汗も乾かぬうちに色々と答えて頂きました。
-お疲れ様でした!ライヴを終えられた率直なご感想はいかがですか?前回のインタビューでは、SUMMER SONICへの意気込みについて"僕らが出せるすべてを出し切るだけだよ!"とおっしゃっていましたが、納得のいくパフォーマンスは出来ましたか?
Xavier Bacash(以下X):自分たちが前に言っていたように、出せるものは全てだしきったよ。日本語も学んで、それもちょっとステージで披露出来たので、とても満足だよ。
-"ジプシート、ネコデス"という自己紹介や、ライヴ中にビデオ・カメラをまわしたり、パフォーマンスもユニークで楽しませていただきました。ライヴ・パフォーマンスは何か意識されていたのでしょうか?
X:ビデオ・カメラは、普段はあんまり撮ったりはしないんだけど、昨日大阪でライヴをやった時に、自分たちが思ってたよりもお客さんがかなり盛り上がってくれたから、その時にビデオを撮っておけばよかったなって思ったんだ。オーストラリアに帰って友達に見せようと思ってるよ。日本で、俺らはこんなに人気があるんだぜっていうのを友達に見せてやろうと思ってね!
-もう、録った映像は確認されましたか?
X:あぁ、とってもよかったよ。
-アルバムは16曲収録と大ボリュームでしたが、その中から選曲するにあたり、今回のセット・リストはどのように決めたのですか?
X:基本、オーストラリアでシングルになってる曲をやったり、盛り上がる曲っていうのをピック・アップして、それプラス日本で盛り上がりそうな曲を。あと、新曲「Lady Bird」を2曲目に入れてみたよ。
-日本のオーディエンスはどうでした?
X:僕らは日本よりオーストラリアでのほうが人気があるから、ライヴは盛り上がることは盛り上がるんだけど、日本人の方がもっと熱狂的というか、子供のように皆無邪気にライヴを楽しんでるね。
-本国のオーディエンスとはかなり違いました?
X:オーストラリア人のライヴの盛り上がり方って皆ばらばらだから。手を上げる方向だったり、手を叩く奴もいれば、拳を上げる奴もいたり。でも、日本って、皆が手拍子すれば皆が手拍子するみたいな。ある意味ちょっと軍隊みたいだけど、それがすごく楽しかったよ。
-ウェーブの一体感はすごかったですね。
X:あれは初めてやったんだ。
-本当に?すごく慣れている感じがしました(笑)。
X:さっき言ったような、ある意味軍隊的な、みんなが一緒の動きをしてくれる日本じゃないと実現しなかったよ。オーストラリアでやっても、手の方向がばらばらになったりするから、あのウェーブは日本でしか出来ないよね。
-皆が同じ動きをしてくれるから気持ち良かったのではないですか?
X:すごくクレイジーだけど、素晴らしかったよ(笑)。推測だけど、日本の人達は海外のバンドを観れる機会が少ないから、そういう風になるのかな。
-SUMMER SONIC自体はどうですか?
Lionel Towers(以下L)グレイトなイベントだよ。
-出演者とは仲良くなりましたか?
X:FRIENDLY FIRESとTWO DOOR CINEMA CLUBのヴォーカルと、NEON TREESのベーシストと知り合いになったよ。
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