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INTERVIEW

Japanese

Chicago Poodle -odyssey-

2009年11月号掲載

Chicago Poodle -odyssey-

Member:花沢耕太(Vo,Key) / 山口教仁(Dr) / 辻本健司(Ba)

Interviewer:遠藤 孝行

今年3月にリリースしたデビュー・シングル「ODYSEEY」から「ナツメロ」、「さよならベイベー」と3作連続でオリコン史上初となる“FM局パワー・プレイ獲得ランキングTOP3入り”という快挙を果たした彼らがいよいよメジャー・フル・アルバムをリリースする。捨て曲無しと語る今作の聴き所や、制作秘話までを仲の良い3人が織りなす絶妙のトークも織り交ぜつつ、沢山しゃべって頂きました。

-いよいよ11月には1stアルバム「僕旅」がリリースされます。「僕旅」という言葉は今のChicago Poodleの気持ちを素直に表現していると思うんですが、このタイトルはどういった経緯で決まったんですか?

花沢:曲が2,3曲くらい出来た時に一度メンバーに聴かしたんですけど、その中に「旅人」という曲があって辻本がこの曲を聴いた時に、最後の部分に"旅"って出てくるんですけど、そこをいいなって言ってくれて、次のアルバムのタイトルは「旅人」でいいやんって話になって、僕らもそれ良いなってなったんです。1曲目の「ODYSSEY」で冒険に出るぞっと決意表明をして「旅人」で僕らの旅は続いて行くってなって、それはアルバムの1曲目から11曲までアルバムのコンセプトとして"旅"というのは凄くいい方向性なんじゃないかと思って、意見を出し合っていった中で「僕旅」が出てきたんです。響き的にも気に入っていて、スタッフもいいねって言ってくれたのでそのまま決まりました。

-今も言われた様に1曲目の「ODYSSEY」から始まって、アルバム全体がストーリーになってると思うんですけども、曲順はどのように決められたんですか?

花沢:「ODYSSEY」で旅に出るぞって始まって、最初は「旅人」を最後に持って来ようって話だったんですけど、最終的に「旅人」を10曲目に入れて、10曲で今の僕らの気持ちを表現しようと、で最後の11曲目「約束」はアンコール的な気持ちで入れようと言う事になって。

-なるほど。Chicago Poodleの曲はもちろんメロディも美しいなと思うんですけども、歌詞も素晴らしいなと思うんですね。で、作詞をされている二人にお聴きしたいんですが、特に歌詞を見ながら聴いてほしいという曲を一曲選ぶならばどれになりますか?

山口:そうですね。4曲目に「泡沫」という曲があるんですけど、この曲はいままでのChicago Poodleになかった曲にしたかったというか、今までのChicago Poodleの歌詞って前向きなものが多かったんですけど、この曲は人間の陰の部分を出したいなと思って書いた歌詞なんです。まあ人間誰でもある部分だと思うんですけど、妄想というか妄想の暴走というか、それをなかなかシングルの曲では出せないので、アルバムで挑戦したいと思って、今回はいいスパイスになったかなと思ってます。

-辻本さんはどうですか?

辻本:歌詞カードを見ながら聴いてほしいといった意味では9曲目の「スーパースター」という曲ですね。アルバムの中では一番歌詞を書くのに苦労した曲で。ぜひ歌詞カードを見ながら歌えるくらい憶えてくれたら嬉しいですね。