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INTERVIEW

Japanese

Chicago Poodle -odyssey-

2009年11月号掲載

Chicago Poodle -odyssey-

Member:花沢耕太(Vo,Key) / 山口教仁(Dr) / 辻本健司(Ba)

Interviewer:遠藤 孝行


-実は先ほど「スーパースター」を初めて聴かせて頂いて、歌詞は目を通してはいたんですけど、この楽曲はスーパースターMichael Jacksonへ向けられた楽曲であると思います。

山口:彼(花沢)が幼少の頃からMichael Jacksonをリスペクトしてまして、その想いを込めてる楽曲ですね。

-そして、それプラス「スーパースター」の歌詞には"政権交代"だったり今の日本を表す様な言葉が並んでます。そこも最初のテーマとしてあったんですか?

花沢:メロディはずっとあったんですけど、タイミング的に今回のアルバムにMICHAELの事を歌った曲を入れたいというのがありまして、それを無理言って歌詞を書く辻本にお願いして。

辻本:最初は片思いの男の子の歌詞を書いてたんですけど、花沢にMichael Jacksonをテーマに書いて欲しいって頼まれて、最初は"Billie Jean"とか"Bad"とか歌詞にちりばめたらいいかなと、思って作って花沢に見せたら、そうゆう事じゃないMichael Jacksonの事を書いてくれって言われまして。で、そんなに僕Michael Jacksonの事を知らなくて、亡くなってから色々聴いたりして勉強したんですけど、歌詞の量がかなりあってMichael Jacksonの事だけではちょっと書けないなと思って、でMichael Jacksonって一つの時代を象徴する偉人じゃないですか。それを僕らはいつの時代も求めてしまうというか、政権交代があった混沌とした今の時代もやっぱりスーパースターというか憧れの存在を求めてしまうよなと思って、そんなテーマも込めて書いた詞ですね。かなり苦労しました。ギリギリの9月の上旬に出来たんですけど、今回の歌詞は花沢の要求にも答えられたし、自分なりの表現も出来たし、自分に中では一つハードルを超えられたかなと思ってます。

-シングルの話に少し戻るんですが、今までリリースされたシングルを聴くと「季節」を大事にされている印象を受けます。そこは意識されてますか?

花沢:やっぱり夏はバラードというよりはアップテンポの物が聴きたいし、秋から冬にかけてはバラードが聴きたいって僕らもあるんですけど、日本人特有のものかなと思って、文化というか潜在的にあって、そういうメロディとか出てきたんじゃないかと思います。

-なるほど。では影響を受けたアーティストについて少しお聞きしたいんですが、プロフィールで見ると、Stevie Wonder、BEN FOLDS、MAROON5などを挙げられていますね。

花沢:僕は曲作りを始めるきっかけになったのはStevieだったので、凄い影響は受けてます。全く枠にとらわれていない音楽というか、純粋に音を楽しんでいる感じがしてそれで、僕もこんな曲を作りたいなと思って、それがきっかけです。あと、洋楽は結構聴くんですけど、Michael Jacksonももちろん、ブラック・ミュージックはよく聴いていたのでそれが今のChicago Poodleには表れてるかなとは思うんですけど。