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片平里菜、初の日比谷野音ライヴ映像化決定。ライヴ・ツアー"風の吹くまま"追加発表&イベント"OLD RAINCOAT CLASS Vol.3"開催も
2024.12.10 18:00
片平里菜が、昨年2023年にデビュー10周年を記念してリリースしたアルバム『Redemption』を引っ提げて全国51ヶ所を回ったツアーのファイナル日比谷公園大音楽堂公演の映像化が決定した。
日比谷公園大音楽堂はデビューのきっかけとなったオーディションの最終選考地で、デビュー10年目にしてやっとの想いで立てた場所。同公演にはアルバムにも参加した先輩、OAUとおおはた雄一もセッション・ミュージシャンとして参加している。オープニング・アクトには地元福島の伝統芸能の磐城じゃんがら念仏踊りの磐城じゃんがら遊劇隊が会場を盛り上げる。じゃんがらの踊りの中には先輩 TOSHI-LOW、細美武士の姿も。そして震災直後に復興活動に駆けつけたロック・バンドが、「ロックバンドがやってきた」と共に登場した。
同作は先行通販が本日12月10日18時より片平里菜通販で受付が開始。一般発売日は2025年2月26日となっている。
また現在行っているライヴ・ツアー"風の吹くまま"の2025年2月、3月公演が発表。2月1日の越谷EASY GOINGS公演から3月30日の富山SOUL POWER公演まで16ヶ所での公演が追加で発表された。
さらに2025年3月20日には"OLD RAINCOAT CLASS Vol.3"の開催が決定した。
"OLD RAINCOAT CLASS"は片平里菜が尊敬する先輩を招き挑むライヴ。第1回はうつみようこ(ex-ソウル・フラワー・ユニオン / ex-メスカリン・ドライブ)、第2回は渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16)を招き行われた。第3回となる今回はタテタカコを招いて開催される。
▼リリース情報
片平里菜
映像作品
『片平里菜 Redemption TOUR 2023-2024 FINAL 日比谷野外音楽堂』
先行通販:受付中
一般発売:2025.02.26 ON SALE
BCH-0003/¥5,500(税込)
[BUCHI.RECORDS]
先行通販はこちら
▼ツアー情報
"片平里菜 風の吹くまま"
2025年
1月13日(月・祝)滋賀B-FLAT
1月16日(木)music zoo KOBE 太陽と虎
1月18日(土)大分 clubSPOT
1月19日(日)宮崎 LAZARUS
1月21日(火)鹿児島 Live HEAVEN
1月24日(金)熊本 NAVARO
1月25日(土)福岡 久留米ウエポン
2月1日(土)越谷EASY GOINGS
2月2日(日)F.A.D YOKOHAMA
2月8日(土)群馬 the Groove TAKASAKI
2月9日(日)HEAVEN'S ROCK 宇都宮 2/3(VJ-4)
2月11日(火・祝)千葉ANGA
2月22日(土)甲府 Feel Rock Cafe
2月23日(日・祝)府中Flight
2月27日(木)福島 アウトライン
3月1日(土)石巻BLUE RESISTANCE
3月2日(日)岩手 大船渡KESEN ROCK FREAKS
3月4日(火)岩手 the five morioka
3月6日(木)青森 LIVE HOUSE FOR ME
3月8日(土)岩手 KLUB COUNTER ACTION 宮古
3月21日(金)愛知 rock bar Neverland
3月29日(土)新潟 GOLDEN PIGS YELLOW STAGE
3月30日(日)富山 SOUL POWER
▼イベント情報
"OLD RAINCOAT CLASS Vol.3"
2025年3月20日(木・祝)長野 飯田CANVAS
OPEN 16:30 / START 17:00
出演:片平里菜 / タテタカコ / Etranger
[チケット]
¥4,000(D代別)
片平里菜 × 石井麻木 作品展"わたしとあなた、私とわたし"
Redemption Art Work展"解放のレイヤー"
開催中~12月15日(日)渋谷 kit gallery
■開催時間
~12月13日(金)14:00~20:00
12月14日(土)12:00~20:00
12月15日(日)12:00~18:00
※入場無料
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表題の2曲に小品と言える「星空」、「水の中で泳ぐ太陽」、さらに「Darling」の"acoustic guitar mix"と「HEY!」のスタジオ・ライヴによる"acoustic ver."を加えた6曲を収録。"伝える"をテーマに作ったそうだ。リスナーに直接伝えることができない今、改めてその大切さについて考えたのだと思うが、テーマに対する様々なアプローチがメッセージ・ソング「HEY!」、ラヴ・ソング「Darling」に結実。共にバンド・サウンドながら、前者のカントリー・タッチ、後者のR&Bとサウンド面のアプローチも聴き逃せない。小品と表現した2曲の楽器の使い方や歌の生々しさが際立つ「Darling」の"acoustic guitar mix"からは、EPならではの遊び心も。その試みが今後どう生かされるか楽しみだ。(山口 智男)
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様々なアーティストを迎えて制作した2ndアルバムとは異なりサウンド・プロデューサーを統一したことや、「なまえ」、「結露」を弾き語りで収録していることも象徴的だが、全11曲はバリエーション豊かながらも、彼女のヴォーカルとギターを中心に据えたオーガニックなアレンジに。歌がまっすぐに入ってくるため、ライヴ活動によって鍛えられた表現力に魅せられる場面も多く、歌詞の内容もより深く刺さってくる。先発シングルの時点でかなり赤裸々だったため覚悟してはいたが、約2年ぶりにリリースされるフル・アルバムは、これまでで最も彼女自身の、そして聴き手自身の内面に迫るような作品。"愛してしまえば 裸になる"と彼女は歌うが、いや、裸にさせられたのはこっちの方である。(蜂須賀 ちなみ)
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1年ぶりのリリースとなるシングルは、片平里菜が自分自身のこと、家族のこと、ルーツとなる"なまえ"について綴られた、とてもプライベートで、彼女の故郷の風景や記憶が描かれた曲である。それでも、この歌からは懐かしく甘酸っぱく、またセンチメンタルな、自分の記憶も引っ張りだされる曲となった。自身のアルバムをめくるような感覚だ。フォーク・ソング的な素朴さと、鼻歌のような軽やかさを持ったメロディと、控えめながら歌の景色をほんのり照らすアレンジが、心地よい。今回はトレードマークのアコギを封印し、鍵盤やストリングス、エレキ・ギターを中心にしたサウンドという、挑戦もある。これから自分が何を歌えばいいか。そんな問いの中で立ち上がってきた曲だけに、ここから生まれていく作品も楽しみになる。(吉羽 さおり)
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ひとりになったときに、ぷつっと緊張の糸が途切れて、心の声がため息と一緒にこぼれてしまったような、囁くようなヴォーカルと爪弾くアコースティック・ギターで始まる「結露」。強がったり、斜に構えるばかりで、自分の本当の心の在り処すらも見失ってしまう、そんな本当の孤独に触れたときに上げる悲鳴が、ぽつりぽつりとした言葉と音になった曲だ。アコギ、あたたかみのあるオルガンの音色、ささやかだけれど確かなバンド・サウンドの鼓動感、そんな最小限のアンサンブルから成る曲は、華やかな派手さはないけれど、心に深く浸透してその余韻がいつまでもリフレインする。ときによっては鋭くえぐるように響き、あるときには涙を拭ってくれるあたたかさがある。淡々とした音と言葉とシンプルな歌の中から、じわりと様々な温度が立ち上ってくる滋味溢れる1曲だ。(吉羽 さおり)
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アレンジャーに多彩なアーティストを迎え制作された2ndフル・アルバム。アルバムの幕を開けるのは、伊澤一葉による「この空を上手に飛ぶには」で、鍵盤とアコギを基調に、片平里菜の繊細にして力強い、物語を感じさせる歌声が、すっと空に昇っていくように響き渡って美しい。このしなやかなファンファーレから、アルバムが一気に広がっていく。SCANDALとのパンキッシュな「Party」、cinema staffとの「大人になれなくて」では、バンドのヴォーカリストとしてサウンドを背負い、ミト(クラムボン)との「Love Takes Time」ではニュー・ミュージック的なサウンドに凛とした歌声がはまる。どんなサウンドにもフィットしながら、聴くものをハッと振り向かせる歌声が胸に刺さる。それも気づけばかなり深く、その声が突き刺さっているのが片平里菜のすごさだ。(吉羽 さおり)
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