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リーガルリリー、ゆきやま(Dr)の脱退を発表

2024.03.18 18:40

リーガルリリー、ゆきやま(Dr)の脱退を発表

リーガルリリーが、ゆきやま(Dr)の脱退を発表した。
 
今後はたかはしほのか(Vo/Gt)、海(Ba)の2人体制となり、ライヴに関してはサポート・ドラマーを迎えた3ピース編成で行うとのこと。
 
オフィシャル・サイトや公式SNSに掲載された、本人と他メンバーふたりからのコメントは以下の通り。

 
突然の発表で驚かせてすみません。発表にある通り、リーガルリリーを脱退することにしました。
 
高校2年生の頃にほのかと出会い、バンドを続けてきましたが、早いもので今年で十周年。
目まぐるしく過ぎる毎日がとても鮮やかで、あっという間でした。
節目を迎えてこれまでを振り返る機会も多い中で、わたしの中のひとつの物語に終わりを感じはじめていました。そして次にやりたいとを考えていくうちに、ここは一度立ち止まってじっくり自分と向き合いたいと思い、バンドを離れる決断をしました。
 
リーガルリリーの音楽を通して、喜怒哀楽に収まらないほどのあらゆる感情を経験して、本当にかけがえのない時間を過ごすことができました。みんなと演奏する時間は格別で、これまでの十年間はわたしにとって間違いなく宝物です。そしてファンの皆様からは大切なことをたくさん教えていただきました。
 
いま脱退することが、わたしにとっても、みんなにとってもプラスになると信じています。
 
これからのリーガルリリーは、ほのかと海ちゃんが創っていってくれます。三人で作ってきた音楽も在り続けるし、ほのかと海ちゃんの音楽も続いていきます。これから先も聴き続けてくれたら嬉しいな。
 
最後になりますが改めて、リーガルリリー(並びにゆきやま)を愛してくれているみなさま、本当に、本当にありがとうございました!
それぞれの道をゆく別れのBGMは、「はしるこども」でお願いします!
 
―― ゆきやま(Dr)

 
ゆきやまへ
初めて会ったのは高校2年生の春。
渋谷のライブハウスで、宙に浮かぶ魔法使いみたいなドラムに目を奪われて忘れられませんでした。
一夜で魔法にかかってから、リーガルリリーでドラムを叩いて欲しいと思って、是非やりたいと言ってくれた時、口が乾いて全身が紅潮したことを覚えています。
初めてスタジオに入ったとき、お互いなにを合わせればいいかわからなかったから、私がいつかバンドをやるために!と思って作った曲をかき鳴らすと、あたかも最初からそこにあったようにフレーズを置いてくれて、生まれて初めて音楽での震えを認識しました。
わたしに、それぞれ離れた心臓が呼応する振動が音楽だっていうことを教えてくれました。
ゆきやまは、
わたしが音楽を続けることにいつも後ろから背中を押していてくれて
ゆきやまは、
なにかがやりたくてうずうずして教室を飛び出して向かう先を一緒に作ってくれて
ゆきやまは、
家を一緒に組み立ててくれました。
まだまだ人生があるね。
ゆきやまはこれからどんな家を建てていくのだろうか、楽しみです。
たまには、音楽の鳴っていないところに行って、いや、これが音楽だなぁ
と言いながらご飯でも食べに行こう。
ゆきやま、10年間たくさんのことを教えてくれてありがとう。
 
―― ほのか(Vo/Gt)

 
ゆきやまのドラムを1番近くで聴いてきました。
毎日同じ曲を練習しても、毎日違う音を出すドラマーです。試行錯誤を繰り返して、常にワクワクする方へ向かう、そんなゆきやまの出す音が大好きで信頼していました。
上手くて華のあるドラマーはたくさんいると思います。
けれどゆきやまのように、楽しい時は楽しい音、つまらない時はつまらない音を出すような、馬鹿みたいに素直で、だからこそ私たちをすごい場所にまで連れて行ってくれるドラマーはなかなかいないと思います。
 
今日まで何度も脱退のコメントのことを考えてきました。言葉を尽くせば尽くすほど言いたいことから遠ざかって、複雑な気持ちも、素直な感情ですらうまく言い表せません。
けれど私は最後までリーガルリリーのドラムゆきやまはこんなにかっこいいんだと、それだけを伝えたいと思いました。
 
メンバーだけど友達だったから、まだ帰り道は少し寂しいけど、ゆきやまの選択した人生がより良いものになればそれだけで私は十分です。
いつか、唯一の心残りとしてリーガルリリーを脱退したことを挙げるくらいには、かっこいいバンドになります!
ゆきやまありがとうね、お疲れー!
 
―― 海(Ba)

 

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