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十五少女、新曲「八月三十二日」リリース。話題のアーティスト 菅原 圭が歌唱する別バージョンも同時発売

2022.09.01 11:00

十五少女、新曲「八月三十二日」リリース。話題のアーティスト 菅原 圭が歌唱する別バージョンも同時発売

ディストピアな音楽性と現代を切り取った鋭利なジュブナイル小説で注目を集めるバーチャル・アーティスト 十五少女。架空の地方工業都市 "カグツチ市" に暮らす15人の仮想少女たちが、今を生きるために未来を犠牲にしたり、未来と引き換えに今を犠牲にしたりしていく様子を通じて、多感な時期に誰しもが感じる "未熟な青い絶望" を共有する "音楽" × "仮想世界" プロジェクトだ。
 
バーチャル・アーティストとして、今夏、6曲入りのEP『ASTRONOTES』を発表したばかり。大人になり切れない自分だけが現時点に取り残されていくような感覚で過ごす青い夏の感傷をつづったシネマティックな本作は、エモやパンクといったロック界隈からも高い評価を獲得した。
 
そして本日、その延長線上で得る切ないメッセージを込めた新曲「八月三十二日」がシングル・リリースされた。
 

「八月三十二日」Teaser映像
 
子供の象徴である夏休みにあったらいいのにという延長願望を"8月32日"という実在しない日付で標榜したタイトルには、"社会に出る(大人になる)直前にほんの少しだけ与えられた執行猶予"という意味が込められている。夏の終点......あの喧騒が嘘のように静まり返った浜辺に打ち寄せる波の音と、弦楽器のみで構成されたトラックに乗せた"この夏を越えたら、きっと無軌道にはしゃぐのも少しうるさい音を出すのにも怯えて、街に溶け込んでいく"という青春の終わりの悟りと諦めに満ちた歌詞が、心の青い部分にグサリと突き刺さる。
 
十五少女本人が歌唱するバージョンとは別に、Spotifyの"RADAR: Early Noise 2022"にも選出され、切なさを纏った中性的な歌声で人気を博す菅原 圭が歌唱した「八月三十二日(葉月ケイの場合)」も同時にリリースされている。叫びにも似た独創的な表現は、淡い絶望を歌う楽曲世界の中で深淵を切り裂く一筋の閃光を感じさせてくれる。
 

「八月三十二日(葉月ケイの場合 / CV:菅原圭)」Teaser映像
 
■菅原 圭
sugawarakei.jpg
 
また昨日には、"ルヴォワール"や"キングレオ"シリーズの円居挽が執筆を手掛けた前日譚小説の最新作も公開された。
 
■伊田知リンの場合(前篇)
https://tree-novel.com/works/episode/4ea1381cfbe666a1a0aca9a67733c9ce.html
 
第1弾で描かれた"ある事件"がきっかけで自分が"特別"と"格別"をはき違えていたことに気付き、ひきこもりがちな新進気鋭のボカロP LeoNaのもとに、まるでエイリアンのように話の通じないリンが現れる。事件の真相に迫ろうとするリンを拒みながらも、少しずつ社会との接続を取り戻していくLeoNaは、奇しくも、十五少女の物語で核となっている"大人バス"の正体に、ほんの少し近付くことになる。

 
なおSkream!では、十五少女のニューEP『ASTRONOTES』に迫った特集を公開中。
 

十五少女 | Skream! 特集

 

▼リリース情報
十五少女
デジタル・シングル
「八月三十二日」
15shoujo_August32nd.jpg
NOW ON SALE
配信はこちら

 
RE'SING'LE 第3弾
「八月三十二日(葉月ケイの場合 / CV:菅原圭)」
15shoujo_August32nd_hazuki.jpg
NOW ON SALE
配信はこちら

 
ニューEP
『ASTRONOTES』
15shoujo_astronotes.jpg
NOW ON SALE
[maximum10]
 
1. 漂流
2. Alien
3. アトム
4. アッシュ
5. 春とレム
6. Eureka
 
配信はこちら

 
デジタル・シングル
「Eureka」
15shoujo_eureka.jpg
NOW ON SALE
配信はこちら

 
デジタル・シングル
「春とレム」
spring.jpg
NOW ON SALE
配信はこちら

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