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十五少女、最新小説&プロモーション・ビデオ公開。メフィスト賞受賞作家 望月拓海が描く"いつまでも一緒にいようと誓った少女たちの変えるしかなかった表現と変えられない裏腹"

2024.06.05 12:00

十五少女、最新小説&プロモーション・ビデオ公開。メフィスト賞受賞作家 望月拓海が描く"いつまでも一緒にいようと誓った少女たちの変えるしかなかった表現と変えられない裏腹"

サイバーパンクな世界観にディストピアな音楽性、現代を切り取った鋭利なジュブナイル小説で注目を集めるメディアミックス・プロジェクト"十五少女"。本日、小説の最新作が発表され、プロモーション・ビデオも公開された。
 
■前日譚小説"辰見アクアと巳叉メメの場合":https://tree-novel.com/works/episode/5d8902369e850cc9bd5a7b084aaf432f.html
 

プロモーション・ビデオ
 
作者は、"毎年、記憶を失う彼女の救いかた"で第54回メフィスト賞を受賞した"望月拓海"。
 
これまでもいじめ、自殺、ネグレクトなど、10代の主人公たちに容赦なく突きつけられる様々な痛みを赤裸々に描いた作品が発表されてきたが、第10弾となる今作は、十五少女のひとり"辰見アクア"の友人が(偽物かもしれない)大人バスに乗ると言い残し、行方不明になったことに端を発し、もうひとりの十五少女であり、高校生でありながら大きな富を築いている起業家"巳叉メメ"の周辺でも起こっている連続失踪事件の真相へと繋がっていくミステリー。ふたりと共に幼馴染である"猿飼サキ"と"伊田知リン"との信じていたからこそ壊れかけの友情に対する"それぞれの決断"も描かれる。
 
また、小説を原作にした音声ドラマも毎週月/木曜日に発表されており、豪華声優陣の参加でも注目を集めている。
 
なお前日譚小説シリーズには、各話に十五少女自身が歌うテーマ・ソングがあり、今作には「Eureka」という楽曲がアサインされている。
 
"エウレカ"という言葉は古代ギリシャ語で、"ついに、私は見付けたぞ!"というニュアンスを持つ感嘆詞。今なお広がり続ける宇宙を内包する広大な空間の先に無限に続くマトリョーシカのような多層世界で、ちっぽけな我々は、唯一"わからない"と悟ることしかできない......あえて、そんな"諦め"を選ばず、"憧れ"の方を選ぶ思春期の無謀さ="大人になるにつれ失くしてしまう青く切ない感覚"を音楽化している。
 
音楽面では、歌唱担当CVに"mzsrz"を迎え、これまで明らかになっていなかった"彼女たちが歌う理由"の解明に向けて、徐々に、されど深く、物語と音楽がシンクロしはじめている。

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