Japanese
Suspended 4th、デジタル・シングル「もういい」1/20リリース決定
2021.01.12 19:00
Suspended 4thが、デジタル・シングル「もういい」を1月20日にリリースすることが決定した。
PIZZA OF DEATH RECORDSのオムニバス『The Very Best Of PIZZA OF DEATH III』に新曲を提供して以来10ヶ月ぶりとなる新曲は、その名も"もういい"。Washiyama(Vo/Gt)は"音で会話してる感じ。どこに飲みに行く?って話して、楽しく飲んで、シメに美味いラーメン食えたら最高だねって。そういう音楽だと思います"とサスフォーの音楽を語っているが、音の阿吽こそがコミュニケーションだと捉える視座から生まれる音楽の事件性、ロックを含めたポップ・ミュージックのセオリーからことごとく逸脱する展開の意外性は、サスフォーの音楽が内包するジャズ、オルタナティヴ・ロック、パンク・ロックの精神性そのものと直結している。
さらに、サスフォーがライヴハウスではなくストリート・ライヴを主戦場にしてきたことも、そうした精神性に紐づくもの。ライヴハウスという空間とはつまり、自分たちの音楽で盛り上がったり感動したりすることを目的にする人々と対峙するということ。そうなれば、自分たちの音楽は必然的に人を煽動したり一種の宗教的なものを帯びたりしてしまう。しかしこの「もういい」で歌い鳴らされている通り、サスフォーが志すのは、一切の型やセオリーからの逸脱。もっと言えば、自分や人をひとつの型に収めないことによって、お互いに寛容であろうとする姿勢である。だからこそ、意味や形が限定される"言葉"よりも"音"を信じるし、物理的に閉じた場所で自分たちの音楽が一種の煽動になってしまうことを拒絶し、何もかもが無作為に混ざり続けるストリートの自由と寛容さにこそリアルを感じているバンドなのだ。
そういう意味で、今作「もういい」で歌われていることは彼らの本質的な部分がストレートに表れたものだと言えるだろう。2020年のコロナ禍でより一層顕在化した、主義主張に名前をつけるだけで反発し合い、バラバラになっていくばかりの世界。アイデンティティを取り上げられた人々同士の傷つけ合いとマウント地獄......サスフォーが定型の社会に加担することよりも自分たちだけの場所を拓くことを志してきたのは、今の社会の違和感を早くから嗅ぎ取っていたからだ。もういい、と吐き捨てて人の渦からイチ抜ける宣誓のような歌。それに伴って、より一層アブストラクトで獰猛な展開を見せるようになった楽曲。従来の言葉や型になどリアルはない、そう訴え続けるバンドが己の矜持をそのまま外への中指としてぶっ放したのが「もういい」だと言える。半端じゃないテクニック、音楽的知識の膨大さ......もちろん、それらもサスフォーを語る上で重要だ。しかしそれ以上にこのバンドの背骨になっているのは、人を傷つけず寛容でいるための精神性なのだ。
▼リリース情報
Suspended 4th
デジタル・シングル
「もういい」
2021.01.20 ON SALE
PZDP-2
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結成時からストリート・ライヴを積極的に行い、そこで培った確かな演奏力が各方面で絶賛されていた彼ら。当時Kazuki Washiyama(Gt/Vo)は"歌で伝えたいことはあまりない"と話していたが、2020年のコロナ禍を機に、世の中に対して自分が感じていることをメッセージにしようと"歌を立たせるアプローチ"を手に入れた。何より大きな進化と言えば、バンドのアンサンブルが格段に向上したこと。個々の演奏力、ソングライティング力、アンサンブル、それらが渾然一体となって生まれたのが『Travel The Galaxy』だ。リード曲「トラベル・ザ・ギャラクシー」を始め、新曲もリテイク曲も、どれもが演奏力も歌唱力も際立っている。飛躍的な成長を遂げた、まさに軌跡(奇跡)の1枚。(真貝 聡)
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確かな演奏技術とDIYな活動スタイルで、多くのミュージシャンからも支持されているサスフォー。PIZZA OF DEATH RECORDSからデビュー・ミニ・アルバムをリリースし、波に乗り始めていたところでのコロナ禍と、決して恵まれた環境ではなかったが、そんななかでも強い意志で自分たちの音楽を突き詰めてきた彼らは、さらに強靭なロックを打ち鳴らす新作を発表した。これまで地道な活動で繋いできた、音楽への渇望をぶつけるかのような骨太のロック・ナンバー「KARMA」。独特の節回しが魅力的なヴォーカル・バージョンもいいが、グルーヴィで繊細なプレイ・スタイルは、インスト・バージョンも合っている。カップリングは現在入手困難な初期音源収録曲のリテイクということで、こちらも必聴だ。(山本 真由)
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名古屋 栄のストリートを拠点に活動する気鋭バンドが、PIZZA OF DEATH RECORDSとのタッグで全国進出。非凡で卓越した演奏テクニックとジャンルに縛られない幅広い音楽性は、まさにミクスチャー・ロックと呼ぶに相応しいものだ。若年層には今どきのバンドとは一線を画する"初めての衝撃"を与え、オッサン世代なら70~80年代の音楽との共通点にニヤリとするはず。つまり、全方位に向けたジャンルレス/ボーダレスな、最強のロック・アルバムなのだ。しかも、彼らにとってはこの音源が完成形ではなく、ここからライヴを通じて曲がどんどん進化していくのだから、甘く見てはいけない。このCDで彼らに興味を持ったリスナーは、ぜひライヴで曲が"化けて"いく過程を目撃してもらいたい。(西廣 智一)
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