Japanese
majiko / CICADA
Skream! マガジン 2018年08月号掲載
2018.06.23 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 秦 理絵
LIVEHOLIC 3周年イベント15日目は、CICADAとmajikoによるツーマン。バー・カウンターでは、この日のために2組のコラボ・ドリンクが用意されるなか、まったくスタイルの違う女性ヴォーカルたちが、それぞれ唯一無二の音楽空間を繰り広げる、スペシャルなライヴが繰り広げられた。
まずステージに現れたのは、R&Bやヒップホップなどの要素を取り入れて、ミニマルなポップ・ミュージックを鳴らす5人組バンド、CICADA(読み:シケイダ)。クールな女性ヴォーカル、城戸あき子を始め、若林とも(Gt/Key)、及川創介(Key)、越智俊介(Ba)、櫃田良輔(Dr)がステージに現れると、ゆったりとしたビートに揺れる「Reloop」からライヴはスタートした。BMPは100未満というスローなテンポ感で統一され、スタイリッシュでダークなサウンドのなかで、ただひとり城戸のエモーショナルな歌声が持つ人間らしさが際立つ。印象的だったのは凛としたラップに乗せて"gimme da microphone"というフレーズを繰り返した「Harvest」。2016年のメジャー・デビューから1年半が過ぎ、浮き沈みのある感情の起伏を越えて、"まだここから進んでゆく"という決意も伝えるこの曲は、CICADAの新境地を拓いた1曲だ。開始から8曲をノンストップで届けたあと、穏やかなエレピの音色をバックにして、城戸が、今年は制作に専念するためにライヴの本数を減らしていること、そういう状況が改めて自分たちが音楽をやる意味を考えるきっかけになっていることを語った。"今は自分のためではなく、みんなのために歌いたいです。みんなの人生の一部になりたいです"。そんなふうに丁寧に伝えると、ドラマチックで多幸感溢れるナンバー「party out」でフィニッシュ。自分たちが鳴らすべき音楽に対して強いこだわりと信念を持つCICADAの、揺るぎないポップ・ミュージックが優しく心を満たすひとときだった。
続いては、majiko。赤いヒラヒラとした衣装を身に纏ったmajikoの周りを、ツイン・ギターとベース、ドラムという4人のバンド・メンバーがサポートする。躍動感のあるバンド・サウンドに乗せて、大人びた歌唱で聴かせた「アガルタの迷い子」からライヴは幕を開けた。"よろしくお願いします。majikoと申します!"大きな拍手でフロアが満たされるなか、the band apartの荒井岳史(Gt/Vo)が手掛けたロック・モード全開の「Learn to Fly」では、ステージを生き生きと動き回り、VOCALOID楽曲を歌い手として動画共有サイトに投稿したことで話題になった「このピアノでお前を8759632145回ぶん殴る」では、激しく髪を振り乱しながら、狂気のロック・シンガーの如き熱唱。ストレイテナーのホリエアツシ(Vo/Gt/Pf)と共に"鏡"をモチーフにして手掛けた「mirror」では、ポップな曲調のなかにミステリアスな不思議を漂わせて聴き手を魅了する。majikoのステージを観ていると、なぜ多くのロック・ミュージシャンが彼女に楽曲を提供するのかがよくわかる。ただ歌が上手いだけではない。それぞれの曲のカラーに自分自身の心を寄せて、どんな人物にも成り代わってゆく。いわゆる憑依型のシンガーだからこそ、"次はどんな表情を見せてくれるのだろう?"と作り手の好奇心を沸々と刺激するのだと思う。ドラマ"限界団地"の主題歌に抜擢された「ひび割れた世界」や代表曲「アマデウス」まで、息を切らすほど全力で歌い抜いた本編12曲。アンコールは、majikoが敬愛する音楽家haruka nakamuraが手掛けた「声」を別れのナンバーに選び、悲しみの先にある"光の歌"を、力強くも透明感のあるヴォーカルで届けて締めくくった。
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