Japanese
MOP of HEAD / white white sisters / DURAN / rib hiat motel(O.A)
Skream! マガジン 2018年08月号掲載
2018.06.13 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 石角 友香
この日、MOP of HEAD以外の3組はギター・ヴォーカルとドラムスの2ピース形式でパフォーマンスしていた。海外の現行シーンとも共振するバンドが連続したことも面白かった。
オープニング・アクトのrib hiat motelは、ループ・エフェクターを用いながら、USインディーっぽいサイケデリックな趣きやソリッドなポスト・パンクをゆるっと奏でる。メッセンジャーとアパレル・スタッフだというふたりは、ネタなのか"仲良し"であることを強調。たしかに、その延長線上に音楽があるナチュラルさだった。
本編1番手のDURANは、スガ シカオや稲葉浩志、清春らのサポート・ギターを務め、マルチ・プレイヤーでもあり、70年代以降の音楽性をその心身に濃厚に漲らせている。女性のサポート・ドラマーとDURANのギター・ヴォーカル、そして時に同期でサウンドやコーラスをプラスしていくのだが、それがいかにも"足した"感じがまったくない。彼自身がJimi HendrixやPRINCEの影響を素直に受け、ロック、ソウル、ファンクを自らのフィルターを通してエモーショナルに歌い弾く様を見ると、時代を超越したヒューマン・パワーに圧倒される。7月11日には初のソロ・アルバム『FACE』をリリースした彼。先に挙げたスガ、清春、そして親交の深いKatsuma(coldrain)も参加しているという。
2番手はエレクトロニクスと映像がライヴを効果的に演出するwhite white sisters。正確に言うとVJも含めたトリオ編成だが、ステージ上は2ピース。ギター・ヴォーカルのyuya matsumuraがプログラムをも駆使し、生音と拮抗して融合するような体感を得ることができた。00年代のデジタリックで疾走感のある楽曲から、BPMを若干落としたセンシュアルなものまで、キャリアの中から新旧の楽曲をチョイスし五感を刺激する。
トリは生楽器のグルーヴでハウスやブレイクビーツ、時にはASIAN DUB FOUNDATIONのようなワールド・ミュージック的なものまで、あらゆるダンス・ミュージックを消化するMOP of HEAD。インストだが人力トランスよりポップで、メンバー全員のプレイヤビリティに華がある。音源では向井太一をヴォーカルに迎えたMOP of HEAD流R&Bの「Good Time」も、向井の声がオケであることが不思議と気にならない。音源では全編打ち込みのハウス「Acid Pilot」の生への変換もユニークだし、新曲「Gabber Juice」はガバ・トランス的でこれまた新鮮。ダンス・ミュージック全般が交配しまくりで、刺激的だった90年代的なパッションと知識を生身を通して表現するMOP of HEAD。クラブで踊る習慣のないリスナーもいつの間にか自由な動きで踊っていて、彼らの強みを大いに実感させてくれた。
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