Japanese
VOI SQUARE CAT
2025年06月号掲載
Member:Mutsumi(Vo/Ba) Yumika(Gt) Hasshi-(Dr/Cho)
Interviewer:フジジュン
結成10周年を迎えた昨年、Yumikaが正式加入。3人組の完全体となったVOI SQUARE CATが、最新ミニ・アルバム『SONIC』をリリースした。疾走感のある「ソニックランドリー」で始まり、様々な表情を見せながら音速で駆け抜ける今作。MVも公開された「負けるな!」は彼等らしさと熱量がほとばしり、今伝えたいことを凝縮したショート・チューンだ。バンドの勢いと充実っぷりが伝わってくる今作について、新曲たちを引っ提げて全国を回ったツアー"VOI SQUARE CAT 6th Mini Album『SONIC』Release Tour「SONIC TOUR」<対バン編>"について、そして、ツアーのファイナル・シリーズとなる東名阪ワンマンへの意気込みを、メンバー3人に訊いた。
あのときの自分みたいな、何かしらに向かって頑張って生きてる人の背中を押せるバンドでありたい
-ミニ・アルバム『SONIC』をリリースしたVOI SQUARE CAT。ミニ・アルバムとしては昨年9月にリリースした『THREE』以来ですが、前作のリリース・タイミングでYumikaさんが正式加入して、また新たな気持ちで三位一体となって制作した作品になりましたね。
Mutsumi:そうですね。前作以上に表現したいことができたなってところで、少なくとも前作よりは進化できた感触がありますし、ライヴの感触もすごく良くて、現場のみんなにも届いてるなというのを実感しています。
-すでにリリース・ツアーを行ってて、6月6日から始まる東名阪のワンマンを控えている状況(※取材は5月中旬)ですからね。今作の楽曲たちは一発でハマれるキャッチーさがあるから、初めて聴いた人も置いてけぼりにしないと思うし、すごくライヴ映えするだろうなと想像できます。
Hasshi-:ありがとうございます。VOI(SQUARE CAT)らしさをあえて出したりしているので、ライヴでの馴染みのいい曲は多いですし、ここからもっと成長していければと思いますね。
Yumika:あと前回との違いとして、私が全曲がっつりコーラスを入れてて。もともと歌うことが得意じゃなくて、大丈夫かな? って感じだったんですけど、やってみたらすごく楽しくて、自分の中で新しい挑戦ができたアルバムだなというのが嬉しいのと、ロックからバラードまですごくバランス良く詰め込めて、お気に入りの作品になりました。
-Yumikaさんは正式メンバーというところで、制作に臨む気持ちも違った?
Yumika:そうですね。ただ今回スケジュールがパツパツで。ライヴして寝ないでレコーディングしてとか、制作期間をギュッと詰めてやってたので、前回と比べてめちゃくちゃ大変ではあったんですけど、ギターも挑戦的なフレーズをたくさん考えて入れて、レコーディングで苦戦してを繰り返してほぼ泣きながら作っていった、たくさん苦労してできあがった楽曲たちです。
-あはは(笑)。でも、"私がVOIのギタリストだ!"って自信も感じたし、しなやかにたくましくというか、骨太なところはしっかり骨太でいながら、繊細さや柔らかさみたいな印象が加わって、すごく良いコントラストが出せてるなと思いました。
Yumika:ありがとうございます。嬉しいです。
Mutsumi:本当に時間のないなかだったんですけど、アルバムって曲の並びがすごく大事だと思うので、デモ音源を上げて、何度も並び替えて聴き返して。"これは違うから変えようか"みたいなことを何度も繰り返してというのも、すごく大変だったんです。
-ちなみに置き場所に困った曲はどれでした?
Mutsumi:バラードの「サクラノ唄」ですかね? 最初、"バラードまでいかないミドル・テンポの曲を入れようか?"みたいな話も出てたんですけど、"いや、やっぱりバラード欲しいよね"みたいな感じになって、レコーディング当日まで曲ができてなくて(笑)。当日歌詞をハメながら歌って完成するという過酷な感じで、そんなのは今までで初めてでした。
-「負けるな!」を最後に入れるというのは最初から考えていたんですか?
Mutsumi:いや、最初は1曲目で考えたんですよ。でも、そこからまた最初に戻って聴けるという、リピートしたくなる曲順がいいかなと思って最後にしました。
-なるほど。今作を聴いて思ったのは、生きる理由や幸せを探しながら、ガムシャラに走ってる人たちを全肯定してくれる作品だなと思って。その想いが最後の「負けるな!」にギュッと集約されてる気がしたんです。最後にガツンと熱いメッセージを残して終わるのは大正解だったと思いました。
Mutsumi:あぁ、良かったです。今回、僕が伝えたいことが定まった作品になったなというのはライヴを通じて改めて感じていて。僕がライヴ・キッズだったとき、なんであのアーティストが好きだったのかな? と考えると、やっぱり頑張ってる人の背中を押してくれたからだというのをすごく思ったんです。「月光」で書いてるんですが、僕自身何も目標がなく生きてる時間が長かったけど、そこから自分の夢っていうのが見つかって。ありきたりかも知れないけど、あのときの自分みたいな、何かしらに向かって頑張って生きてる人の、背中を押せるバンドでありたいなというのは、改めてすごく感じているんです。
-うん。"こういうバンドがいてくれたらいいな"とか、"こんな曲をやってくれたらいいな"とかみたいな自分たちの理想を、形にできているんだろうなとすごく思ったし、頑張る人を全肯定すると共に、自分たちを奮起する曲にもなってますよね。
Mutsumi:それは本当にそうですね。前からそれをすごく考えてて、自分たちが奮い立たないと伝えたいことも伝えられないだろうなと思っていて。自分を奮起させるためにも、"アーティストがこう言ってくれたら嬉しいよな"みたいなことをすごく考えて、曲を作ってます。
-改めてお聞きしたいんですが、Yumikaさんが加入してからってところでのバンドの変化や意識の変化はありました?
Mutsumi:めっちゃバンドが楽しくなりました! バンド10年やってて、今が一番楽しいです。僕の好きなライヴハウスの店長さんが、"楽しめなかったらライヴじゃないよ。自分等が楽しめないと、お客さんも楽しめないよね"とよく言っていて。"お前等、今楽しいんか?"って聞かれたことがあって、そのときは結構悩んでたんで、"楽しいですけどいろいろ悩んでます"と答えたんですが、今は"こういうことか"ってその言葉の意味も理解できるし、"今が一番楽しいです!"と断言できます。
Hasshi-:僕も全く同じで、今が一番楽しいです。紆余曲折ありつつも、今がここまで10年のピークだなっていうのは肌感で感じますね。一番未来が見えるというか、今はこの先の光が見えてます。
Yumika:加入してからは生活が180°変わって、生活の全てがVOI SQUARE CATといった感じで。本当に毎日一緒にいて、スタジオに入ってライヴしてずっとバンドのことを考えていて、加入してから毎日すごく充実していて、私も今人生で一番楽しく音楽してますね。『SONIC』の制作も大変でしたけど、ふらふらになりながら"頑張ろうぜ"ってみんなでやって、すごく納得のいくアルバムになって。完成した音源を聴いたときは、涙が出そうになるくらい感動してしまいました。
-曲作りの発想やアレンジでの変化はありました?
Mutsumi:さっきも話に出ましたが、コーラスはめっちゃデカいですね。好きなバンドを聴いててもコーラス・ワークってすごく大事だなと思っているんですが、前までは2人だったので、やりたくてもできないことも多くて。Yumikaが加入したことによってできることが増えたのは大きいし、コーラスに女性の声と男性の声が交ざり合うバンドってあまりないので、このバンドの武器が1つ増えたなと思ってます。あとは集まる頻度が高いので、曲を作るにしてもみんなの意見が取り入れられて良くなっていると思いますし、すごく新鮮で。最近、バンドを始めた頃のことをよく思い出すんです。
-それも"今が一番楽しい"と言える要因なんでしょうね。そして、『SONIC』についてもう少し話を聞きたいのですが、作品制作はどんな過程でできていったのでしょうか?
Mutsumi:僕がデモをいくつか上げてた中で最初にできたのは「月光」じゃないかな? 僕、曲の仮タイトルをすごく適当に付けてて、「月光」の仮タイトルが"ドラゴン桜"だったんですけど......。
-わはは、全然ピンと来ないタイトルですね(笑)。でも、「月光」が最初にできたって、今作はちょっと新しいことをしようという表れな気がしますね。
Mutsumi:そうですね。最初にメロディが浮かんで、そこにギターを付けていって。「月光」はサビが終わるとめちゃめちゃ落ちるんですけど、そこは"特殊なことやりたいね"って話から"キモいキメを作ろうぜ"とやりました(笑)。
Hasshi-:この人は結構そういうのが好きなんですよ。スタジオでワンフレーズ弾いたり歌ったりしながら、それを合わせていって曲にしようみたいな空気感でやることが多いんですが、"これもうちょっとキモいキメにできない?"とかニュアンスで言ってくるから"え、どういうこと?"と聞いて解読しながら進めて。たびたび小節からはみ出すキメとかを作ってくるんで、"はみ出してるけど大丈夫?"って言いながら組み立てていって(笑)。1つのフックになるのでそれはそれで面白いんですけど。
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