Japanese
shallm
Member:lia
Interviewer:山口 哲生
-実際に儚さがあって美しいスロー・ナンバーになっていますけども、賑やかで開放的な感じというよりは、いわゆる日本情緒ある感じのほうが好きなんでしょうか。アッパーな感じというよりは。
いや、そういう機会がないんです(苦笑)。
-あ、家にこもっているから。
はい。なので機会があればぜひ! 夏フェスとか!
-ですね(笑)。歌詞は、夏の寝苦しい夜に、窓から見える花火を眺めている主人公の心境を描かれていて。
花火も上がっていないのに窓の外を見るとかして書いてました(笑)。この曲はストーリーを展開させるのに苦労しましたね。サビまでにどうしても花火に繋げたかったんで、Aメロがちょっと伸びてしまって。結構難しかったですね。これも2回ぐらいメロディから書き直してます。
-この歌詞は、liaさん自身の心境というよりは、そういった情景を思い浮かべて書いた感じでしょうか。
気持ち半分、情景半分ですかね。
-先程、ご自身を諦めきれない人とおっしゃっていましたけど、"後戻りできなく/光って命を燃やしたい"というのも、言ってみたら諦められない感じもありますね。
でも、これは悲しい話なんですよ。最後は自分が花火になっちゃうというか。
-あ、そういう方向なんですね。
ちょっと重い感じではあるんですけど、哀愁だけではなく、きれいに書きたかったんですよね。その世界しか知らない子が、花火に憧れて、花火になりたくて飛ぶっていう不思議な、怖くない感じにしたかったんです。
-そうか。それで閃光"バード"なんですね。
鳥になるみたいな。空を飛びたいっていう。
-なるほどなぁ。前回ご登場いただいたのが、7月にリリースされた「ヘミニス」のタイミングでしたけども、そのときに、8月に出す曲はご自身の気持ちを分かってほしいという気持ちで書いたってお話をされてたんですよね。それで、実際にリリースされた「脳内ディストーション」を聴いたときに、ものすごく吐き出しているなと思って。
-苛立ちと、諦めと、みたいな。この曲はどんなところから作り出したんですか?
これもおそらく1年前ぐらいに作っていて、純粋に怒りの気持ちから曲を作り始めたんです。でも今となると、何に怒っていたのか全然覚えていないんですよ。そのときはとにかく何かに怒っていたし、いろいろと言葉を探しているときも、これはちょっと言いすぎだ なとか自分で思いながら、ギリこの形になりました。それで怒りを忘れちゃったというか。
-形にしたことですっきりしたというか。
はい(笑)。スッキリした曲ですね。
-その怒りに関しても、相手にぶつけているようで、自分に言い聞かせているようなところもありますよね。
怒るのも、結局は自分との戦いというか。自分の中でどう落としどころを見つけるのかって感じではあるので、どこかで自分で割り切らなきゃいけない。だから、自分の頭を最後に撃っちゃうっていう。
-これもそういう歌なんですね(笑)。
そうです(笑)。結局は自分でどうにかしなきゃいけない。相手に変わることを求めるんじゃなくて、自分が変わっていかなきゃいけないっていう思いで、頭を撃ち抜きました。
-最終的に自分の方に向かっていくんですね。外に攻撃するというよりも、ご自身のほうに。
はい。バーン! って、終わらせようって。
-この曲もかなりパワフルで、アルバムの1曲目に置かれていますけども、それこそ点を繋げる上で、曲順ってかなり悩みました?
すごく悩みました。この曲は、怒りのエネルギーを吸い取ってくれたと思っていて。なので、トップランナーとして走ってもらって、勢いを付けてもらおうと思って1曲目にしました。
-アルバムの中で、liaさん的に"この曲を作れて良かったな"と思う曲を挙げるとするといかがです?
やっぱり「暴動」がなかったら、このアルバムはバラバラになったままだったので、一番悩んだけど、作れて良かったなって思います。
-アルバムをしっかり締めくれていますし。
あと「暴動」は、自分のルーツにあるVOCALOID楽曲っぽさを出したいなと思って、このサウンドになりました。
-なるほど。前回のインタビューで、ボカロっぽさがあるものをバンド・サウンドで作りたいというお話をされていて。「暴動」はまさにそういう曲だと思うんですが、そんな楽曲や、初のアルバムを作ってみたことで、次に作りたいものがまた見えてきたりもしましたか?
コンセプト・アルバムを作ってみたいです。世界観を決めて、伏線を張って、みたいなものをやってみたくて。最近、ストーリーを作るのってすごく面白そうだなと。漫画とか映画の脚本みたいな、ストーリーがあるものを作りたいなって思ってます、勝手に(笑)。
-ルーツの1つにあるVOCALOID楽曲から考えると、すごくしっくり来るというか。前回、こういう曲を作ってみたいって話で挙げられていた"カゲプロ(カゲロウプロジェクト)"は、まさにそんな作品ですし。
そうなんです! いいなぁって思って。やってみたいです。
-ただ、コンセプト・アルバムを作るとして、今日のお話を聞いている感じだとあんまり明るくなさそうな......(苦笑)。
たしかに! なんならコンセプト・アルバムだから、他の作品と関わることもなく、どんどん落ちていきそうですね(笑)。
-そんな予感がしますね(笑)。ただ、今回収録されていた楽曲も面白かったですし、楽しみにしてます。そして、2025年3月1日に、Veats Shibuyaにて"shallm 3rd Live 決起集会"を開催されます。ライヴ・タイトルは、"shallm 1st Live - liliana -"、"shallm 2nd Live - アイオライト -"と比べると、だいぶ雰囲気が違いますね。
これは"暴動"というタイトルから引っ張ってきました。私は今まで貰ってばかりだったし音楽も自分のために作ってきたので、3rdライヴは、まだ規模は全然ですけど人に何かを起こせたらなって。私が起こしてもらったように、誰かに何かを起こせたらなと思って、このタイトルにしました。
-タイトルはすぐ決まりました?
そうですね。"20世紀少年"(のイメージ)が浮かんでいて。私も集会を開きたいなと思いました。
-(笑)今回の楽曲からして、間違いなく熱が渦巻く場所にはなりそうですね。
ライヴハウスから熱を発生させたいです。
-まだだいぶ先なので、具体的なイメージはこれからだと思うんですけど。
「暴動」をどこに持ってこようかなっていうのはずっと考えています。新曲なので、どこがいいんだろうなぁっていうのをずっとイメトレしてますね。あと、ライヴに向けて曲を作りたいなと思っていて。
-毎回ライヴに向けて新曲を作られてますもんね。
いつもそのライヴで言いたいことを曲として作っているので。3月までまだ時間が結構ありますし、何か作れたらいいなと考えてます。
LIVE INFO
- 2025.07.15
-
有村竜太朗
板歯目
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
[Alexandros]
Mirror,Mirror
TENDOUJI × 浪漫革命
SCOOBIE DO
キミノオルフェ
羊文学
Saucy Dog
Ivy to Fraudulent Game
- 2025.07.16
-
有村竜太朗
YOASOBI
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
GLIM SPANKY
BIGMAMA × Dannie May
坂本慎太郎
Base Ball Bear × PEDRO
SHE'S × ヨイズ
TenTwenty
Saucy Dog
- 2025.07.18
-
斉藤和義
YOASOBI
フレンズ
[Alexandros]
SVEN(fox capture plan)
板歯目
東京スカパラダイスオーケストラ
ExWHYZ
GLIM SPANKY
the paddles
キュウソネコカミ
NEK! × komsume
KiSS KiSS
Organic Call
SIRUP
ぜんぶ君のせいだ。
SAKANAMON
ヤングスキニー
ACIDMAN
Laughing Hick
TENDOUJI
cinema staff × eastern youth
- 2025.07.19
-
豆柴の大群
浅井健一
フレンズ
"NUMBER SHOT2025"
コレサワ
YOASOBI
PIGGS
鶴
東京スカパラダイスオーケストラ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Novelbright
"JOIN ALIVE 2025"
shallm
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
キノコホテル
UNCHAIN
竹内アンナ
め組
"焼來肉ロックフェス2025"
SPECIAL OTHERS
ExWHYZ
LOCAL CONNECT
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
ぜんぶ君のせいだ。
いきものがかり
新しい学校のリーダーズ
"DAIENKAI 2025"
チリヌルヲワカ
片平里菜
PENGUIN RESEARCH
荒谷翔大
Nothing's Carved In Stone
マオ(シド)
- 2025.07.20
-
神はサイコロを振らない
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
[Alexandros]
ビッケブランカ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
"JOIN ALIVE 2025"
さめざめ
キノコホテル
HY
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
崎山蒼志 / NakamuraEmi / ズーカラデル / TENDRE ほか
GRAPEVINE
"焼來肉ロックフェス2025"
清 竜人25
PK shampoo
"DAIENKAI 2025"
LOCAL CONNECT
ROF-MAO
いきものがかり
GARNiDELiA
ブランデー戦記
- 2025.07.21
-
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
PK shampoo
LOCAL CONNECT
東京スカパラダイスオーケストラ
ASP
鶴
TENDOUJI
jizue
め組
HY
PIGGS
小山田壮平 / 奇妙礼太郎 / 安部勇磨(Band set) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
アーバンギャルド
LACCO TOWER
GOOD ON THE REEL
いゔどっと
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Homecomings
SpecialThanks / レイラ / GOOD4NOTHING / THE FOREVER YOUNG ほか
アカシック
PENGUIN RESEARCH
- 2025.07.22
-
Hump Back
the telephones
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
- 2025.07.29
-
大森靖子×銀杏BOYZ
斉藤和義
RELEASE INFO
- 2025.07.15
- 2025.07.16
- 2025.07.18
- 2025.07.19
- 2025.07.20
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号