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INTERVIEW

Japanese

パピプペポは難しい

2024年01月号掲載

パピプペポは難しい

6人組アイドル・グループ"パピムズ"こと"パピプペポは難しい"が、ダーツをテーマにした新曲「トキメキ♡ゲームオン」をデジタル・リリースした。ダーツ・ショップ"ダーツハイブ"のイメージキャラクターでもあるパピムズによる、ダーツ用語やダーツ・マシンの音が盛り込まれたダーツ愛に溢れた本楽曲は、アイドル・ファンだけでなく、ダーツ好きにも楽しめるものに仕上がっている。新曲や、3月に控えるSpotify O-EASTワンマン"パピプペポは難しいワンマンライブ2024「このグループの名前は?」"に向けての想いなど、メンバー全員に話を訊いた。

メンバー:カワシマ ユカ 白羽根 優衣 小枝 みゆ 
木内 小百合 鈴木 めがね ドン・グリ
Interviewer:宮﨑 大樹 Photographer:うつみさな


ダーツ好きな人が聴いて"あ、この言葉を入れたんだ"という言葉も入っているし――ダーツがわからない人でもなんとなくわかるような、かわいい曲になっています


-パピムズの2023年はどんな1年でした?

木内:Zepp(DiverCity(TOKYO)/"パピプペポは難しいワンマンライブ2023 「フラッシュバック」")から始まったよね。

鈴木:1月にZeppをやって、6月に"パピムズFES"があったので、わりと上半期に大きいものをどんどんやって、下半期は目の前にあることを頑張るみたいな。

小枝:下半期はツアー("全国7カ所行っちゃいます!パピプぺポは難しい2man tour 2023-2024「STAR」")だね。

-毎年、今年の漢字って決まるじゃないですか。パピムズの2023年を漢字で表すとしたらどうなりますか?

グリ:"師走"?

鈴木:"師走"は2文字なんよ(笑)。

カワシマ:う~ん、何かなぁ......。

一同:(※しばらく考えこむ)

-そうしたら、この質問は最後にもう一度聞こうと思うので考えておいてくださいね。さて、パピムズは12月にデジタル・シングルをリリースしました。ダーツをテーマにした「トキメキ♡ゲームオン」という曲ですけど、ダーツといえばパピムズはダーツハイブのイメージキャラクターに起用されていますよね。そもそもどういう経緯でダーツハイブとの関わりが生まれたんですか?

グリ:私が働いていて。

-あぁ、そうだったんですね(キリンが......?)。

グリ:コロナが流行り始めたときにこの6人でコロナに罹りまして。それがダーツハイブでは初めての感染者だったらしいんです。それで社長が"ヤバいぞ! この人は誰だ? 何をしてる子だ? どこで罹った?"みたいな感じで確認したら、"実はグループをやっていて、しかもキリンなんですよ"ということを聞いたらしくて。で、急に私が本社に呼び出されたんですよ。怖い怖いと思って行ってみたら社長さんがアイドル好きだったから気になっていろいろ調べてくれたみたいで、"良かったらコラボしない?"と言われて、こうなりました。

-まさに怪我の功名ですね。

グリ:そうですね(笑)。もちろんコロナは良くないイメージですけど、そのおかげでイメージキャラクターにしてくれて、こうやって曲もできました。

-グリさんはダーツが好きだから働いていたのかなと思うんですけど、みなさんプライベートでダーツをするんですか?

白羽根:ダーツをやる機会は増えたよね。

木内:ダーツハイブさんがメンバー・カラーのダーツ・セットをくださって、それからマイダーツでやっているんです。

鈴木:もともとは頻繁にやっていたわけではなかったんですけど、お話をいただいてからパピムズダーツ部を勝手に設立して"ダーツってこんなに楽しいんだ"ということを知って、やるようになりました。

-ちなみに誰が一番上手いんですか?

鈴木:やっぱグリじゃない?

グリ:でも視界が悪くて、いつも何もできないです(笑)。

カワシマ:ハンデがある(笑)。

-(笑)そうやってダーツ愛を深めて、「トキメキ♡ゲームオン」という曲が生まれたわけですね。ダーツハイブとの関わりは以前からありましたけど、今回このタイミングでダーツをテーマにした曲を作ろうとしたのはなぜなんですか?

カワシマ:私とサウンド・プロデューサーで"ダーツの曲を作りたいね"と話をしていたんですよ。そうしたらたぶんZepp(DiverCity(TOKYO)/"パピプペポは難しいワンマンライブ2023 「フラッシュバック」")に行ったときだったと思うんですけど、サウンド・プロデューサーがダーツハイブのスタッフさんに会ったみたいなんです。そこで"ダーツの曲を作るんで!"と勝手に言ってみたいで(笑)。それがあってダーツの曲を作ることにして、勝手に作ってできあがったものをダーツハイブさんに持ち込みました。作る宣言はしていたんですけど、事後報告(笑)。私はダーツ初心者なんですけど、歌詞を書くときにダーツ要素を盛り込まなきゃと思って、グリにダーツ用語を教えてもらって頑張りました。だからダーツ初心者向けの感じにできあがっています。

グリ:ダーツ好きな人が聴いて"あ、この言葉を入れたんだ"という言葉も入っているし、ダーツがわからない人でもなんとなくわかるような、かわいい曲になっています。

-"ハットトリック"とか、そういうワードですね。

カワシマ:そうですね。マニアックな言葉は使わず、王道ワードにしています。"ナイスダーツ"っていう歌詞があるんですけど、使うんだよね?

グリ:そうです。ダーツをやったことがあるならわかる言葉。

-ダーツの用語だけじゃなくて、実際のダーツ・マシンの音も入っていますよね。

カワシマ:サウンド・プロデューサーから"ダーツの音が欲しい"と言われて、ダーツハイブさんに曲を持っていったときに音をいただきました。

-曲の方向性はサウンド・プロデューサーとカワシマさんで話していったんですか?

カワシマ:そうです。"アニメの曲みたいなものがいい"という話から始まっていて。アニメでも王道の"(週刊少年)ジャンプ"マンガとかじゃなくて、日曜日の朝系の曲がいいよねと言って作り始めました。私はいつもオケには口を出さないんですけど、今回は"「ジャンジャッジャジャ」みたいなのが大事なので、これは入れてください"とか、そういうのをめっちゃ言いましたね。

-だからミュージック・ビデオもイラストを用いたアニメ風のものになっているんですね。

カワシマ:そうなんです。アイドルが好きじゃない人も聴くだろうから、みんなが好きそうな感じにやろうと。

-メンバーのみなさんが初めてデモ音源を聴いたときの印象はどうでした?

木内:日曜の朝だなぁって思いました(笑)。歌詞は最初から結構変わったよね? だんだん推敲されていって、最後は"これだ!"ってなりました。

小枝:落ちサビでグリちゃんが歌っているところがお気に入りです。振付も一緒に観てもらったらいいかもしれない。"ダーツで仲間が増えるよ"みたいな歌詞なんですけど、最後はみんなで一緒にダーツをするイメージなんです。そこが好き。

木内:"力を合わせ"でグリちゃん以外の5人で手を合わせて力を溜めるみたいなシーンがあるんですけど、これが終わったあとにグリちゃんが後ろから出てくるのがダーツの精霊、ダーツの神みたいになっていて、そこが面白い(笑)。

鈴木:あと、ライヴ中はメンバーで考えた"ガチダーツ口上"というのを、間奏にフリップを出してみんなで一緒にやっているんですけど、そこはみんな一緒に言ってほしいですね。

-せっかくなので、そのダーツ口上を聞かせてほしいです。

一同:"パピムズダーツ部活動中/まずは一緒に乾杯だ/好き好き大好きクリケット/やっと刺さった20トリ/俺が生まれてきた理由/ダーツの仲間に出会うため /負けテキ 負けテキ 負けテキ 勝ちテキ/みんなでときめきゲームオン!"

-おぉ~。

小枝:ぜひライヴでも観てほしいです。いつもと違うパピムズの曲だから、ファンの人がライヴの見方がわからなくて困っていたので、僕らで何かつけ足そうみたいになって決まりました。