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INTERVIEW

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"くさのねフェスティバル2023" 座談会

 

"くさのねフェスティバル2023" 座談会

くさのねフェスティバル実行委員会会長/Sound Stream sakura店長:シラハタ ノブユキ
明くる夜の羊:カワノ ユイ(Vo/Gt)
Varrentia/Halo at 四畳半:渡井 翔汰
Organic Call:平田 真也(Vo/Gt)
Interviewer:蜂須賀 ちなみ Photographer:生田 大起

-シラハタさん、今年の出演者についてはいかがでしょうか。

シラハタ:佐倉出身のアーティスト以外に関しては、今一緒に話してくれているこの3組と関係のある出演者が多いです。quiet room(the quiet room)さんに、Atomic Skipperさん、プッシュプルポットさん、HOTSQUALLさん、ユレニワさん......。

渡井:ユレニワ、懐かしい! 前にライヴを観たとき、"みんなHalo at 四畳半を観に来てるのか知らねぇけど!"、"前座じゃねぇから!"って尖ったMCをしていたから印象に残っています。かわいいなって。

シラハタ:うちのライヴハウスって、バンドがツアーを回るときに能動的に来る場所かって言われると、そうでもないと思うんですよ。千葉市内にも、埼玉や東京にも、同じくらいのキャパのライヴハウスはあるので。だけどこの3組(Halo at 四畳半、Organic Call、明くる夜の羊)の存在によって、当店に出演してくれるようになったバンドってすごく多いんです。例えば、Atomic SkipperさんはOrganic Callの企画([Organic Call×Sound Stream sakura pre. "見放題東京2023 勝手に後夜祭"])で来てくれましたし、プッシュプルポットさんは明くる夜の羊のツアー([明くる夜の羊 1st album "juvenile" release tourあの日の僕らへ])で来てくれましたし。そういうふうに、この3組がきっかけで、うちの店と関わりを持ってくれたバンドが今年はたくさん出演しています。たとえなんの関係がなくても、スケジュールや条件的にOKであれば、出演してくれるんでしょうけど、せっかくだからバンド同士のシナジーを生むラインナップにしたいし、それこそがブッキングの面白さだと思うので。それぞれに活動しているロック・バンドが、"くさのねフェス"でみんな集まるということで、当日が楽しみですね。

-渡井さん、平田さん、カワノさん、当日はどんなライヴをしたいですか?

渡井:Halo at 四畳半が活動休止中の今、僕はVarrentiaとして"くさのねフェス"に呼んでいただいているんですけど、サンストでライヴをする日々があって、初めて"くさのねフェス"に出演できるという流れが基本的にあるなかで、Varrentiaはまだ2回しかサンストに出演できていないんですよ。もちろん過去の関係があったから呼んでくださったと思うんですけど、それって良くも悪くもというか。"それだけで呼ばれている存在ではありたくないな"、"そうなってはいないだろうか"という不安が僕自身の中にあったんです。だけど今年の5月、渋谷で自主企画([Varrentia presents "ARCHITECT iii"])をやったとき、シラハタさんが毎回観に来てくださるんですが、終演後にお話ししたときに誰よりも熱く感想を語ってくれて。セットリストを見ながら"この曲の流れが良かったね"、"ここが最高だったね"と。その話を聞いて僕はすごく安心したんですよね。"関係性だけで呼ばれているんじゃない。シラハタさんはVarrentiaの音楽をちゃんと聴いてくれていたんだ"と。なので、今年の"くさのねフェス"ではまた新しい気持ちでライヴできそうです。去年は明くる夜の羊が初めてトリを飾った年で、僕はもう(2017~2021年にトリを務めた)Halo at 四畳半のヴォーカルとして出ているわけではないから、 一歩引いた感じがあったんですけど、それは失礼だったなと。トリを飾れるバンドにもう一度なりたいという気持ちを持って、今年はライヴができそうです。

平田:俺らも"いつかはトリをやりたいな"と思いながら、毎年出演させてもらってます。佐倉出身でも千葉出身でもないけど、佐倉出身じゃないやつがトリを飾れるようになったら面白いんじゃないかと。そもそも自分は"好きな場所だから行く"ということを繰り返しているだけだし、誰がどこ出身かってそんなに関係ない気がしますけどね。

カワノ:たしかに。去年、他のバンドの人たちのライヴを観たときに、みんな佐倉を思ってライヴをしてくれているんだと伝わってきて、すごく嬉しかったんですよ。佐倉出身でも、そうじゃなくても、音楽に対する気持ちはみんな一緒だということだと思います。私たちも、音楽に対する気持ちをしっかり還元させたようなライヴをしたいなと考えていますね。

平田:トリは誰なんでしょうね? 順当にいったら2年連続で明くる夜の羊かなと思うけど......羊を蹴り落とすバンドが出てきてほしいな。

渡井:たしかに誰が大トリなのかは気になる。ハロ(Halo at 四畳半)が活休したことで、トリが誰になるかわからないフェスに生まれ変わったと思うんですよ。前年から変わらない可能性ももちろんあるし、変わるとしたら、変わるだけの理由があるからそのバンドになったということだし。バンドとしてはそっちのほうが燃えるよね。

カワノ:そうですね。

シラハタ:タイムテーブルは7月中に発表するので、ぜひチェックしてもらいたいです。また、6月26日までやっているクラウドファンディングでは特典付きのチケットを限定販売しているので、そちらもぜひチェックしていただきたいなと。家族連れの方向けに、バーベキューができる席がセットになったプランも販売しているんですが、去年よりも売れるスピードが速いので、気になっているという方はぜひ早めのご購入をお願いいたします!

EVENT INFORMATION
"くさのねフェスティバル2023"

9月9日(土)千葉 佐倉草ぶえの丘内第二キャンプ場
OPEN 10:00 / START 10:20
出演アーティスト 公式サイト

クラウドファンディング実施中
受付期間:~6月26日(月)23:59
詳細はこちら