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DISC REVIEW

Japanese

白昼夢も何れ

"強い信念を持ち、明日への微かな希望を唄う"と信条を掲げる東京のロック・バンド、Organic Call。今年、結成4年目を迎えた彼らが満を持してリリースした1stミニ・アルバムだ。いわゆる日本語のギター・ロックながら、オルタナおよびシューゲイザーの影響が色濃いバンド・サウンドと、低音の響きが魅力の平田真也の芯を感じさせる歌声で差をつける。MVを作った「海が見える街」をはじめ、夜明け前ならではの希望と不安がないまぜになった全6曲の歌詞から窺えるのは、それを書いた平田が持っている揺るぎない世界観。この作品ではバンド・アンサンブルはもちろん、その世界観を言葉にする方法も磨き上げたという。バンドの今後が楽しみになるような作品が完成した。(山口 智男)