Japanese
小林私
2023年06月号掲載
Interviewer:石角 友香
"伝われ、でもしかしわかりやすくしすぎても......"っていう葛藤がありますね
-「可塑」は白神さんのアレンジですけど、これもリフの作り方が面白い。
白神さんのハモりも本当に意味がわからなくて、"本当に合ってるんだろうか? まぁでもそういう人なのは知ってるし"と考えながら。ハモりのメロの量を見たときに頼んだの間違えたかもなって一瞬感じましたね。"こんなの肉体労働じゃん!"と思いました(笑)。
-これは小林さんがひとりで何本も重ねていらっしゃるんですか?
そうですね。白神さんからの仮歌が入ってて、それを分解して。で、エンジニアさんに"これは本当に合ってるんでしょうか?"ってずっと確認しながら録ってました。
-こんなタイプの音像で作ってみたいなという方向があったんですか?
正直僕はアレンジに関しては門外漢なんで、わりとぐちゃぐちゃになってほしさはありつつ、「可塑」とか「biscuit」は、僕がエレクトロ・スウィングがめちゃくちゃ好きなのもあって、そういうのがうまそうな人に頼みたいなってのはありました。そんなにみんなスウィングを聴かないんで、スウィングってだけで同じような感覚で受け取る人も少なくはないから、同じ人に別々のスウィングを頼んで、その人の中で差別化をしてもらったほうがいいなぁっていうのもありましたね。
-たしかに「可塑」と「biscuit」だと白神さんのアレンジも全然違うので、小林さんの目論見は当たってます。そして"可塑"もそうですが、小林さんのパーソナリティっていうか、美術をやっていらっしゃる背景に通じるタイトルが多いですね。
「可塑」は歌詞の中に出てくる"支持体"とかもですね。"支持体"って全然みんなが使う言葉じゃないんですけど、支持体とメディウムのことを4年間考えながら生きてきて(笑)、僕とか同期の友達はもう身体に沁みてる言葉ではあります。
-美術っていう部分のアウトプットが停滞している感じは、今はないんですか?
絵画はこの間ちょうど個展("小林私 個展 「掬い取る振る舞い」")をやれたんで。大学卒業して1回グループ展に出してから、1年越しぐらいで久々に油絵の制作をしたんで、プリミティヴな喜びを思い出しましたね。"俺って、絵こう描いてたか"と思って。しばらく絵は全然描けてなかったんで、学生時代と比べたら逆転した感じがありましたね。
-逆転するっていうのは音楽の比重が多くなって?
そうですね。大学時代も曲を書いてましたけど、基本大学行って美術のこと考えるほうが多かったんで。僕の大学のゼミはめちゃくちゃ現代アート寄りだったんで、いわゆる僕が音楽でやりたいようなポップスとはまた全然違う感触の思考で、そこがリンクする感じもなくて、完全に別軸でやってましたから。
-今回のアルバムに入ってる楽曲って、説明的でない部分がより大きくなってきてるように思えたんです。
そうです。気持ち的には"伝われ"と思いますけど、"伝われ、でもしかしわかりやすくしすぎても......"っていう葛藤がありますね。
-それが作詞の部分だけじゃなく楽曲として渾然一体となってるように思うんです。
やっぱり書いてきた曲の量も右肩上がりで増えてきてるんで、若干詞のベースになる曲自体もちょっとこしゃくになってきた感じがありますね(笑)。
-トオミさんがアレンジされてる「四角」、これはもしかして小林さんからのアイディアですか? ゲーミング・ミュージック的な部分があるのでそうなのかなと思ったんですが。
いやいやもうこれに関してはほぼ全任せぐらいですね。アレンジのデモが返ってきて、"サカナクションみてぇなシンセ入ってら"、"オモロ!"って思いました(笑)。
-完全にお客さんじゃないですか。
アレンジャーさんに頼むのは完全にお客さんで聴けるっていう喜びが正直ありますね。"こんな曲になるんだなぁ"っていう。もとの曲はアコギでかなりガシガシ弾くものなんで、頭のイメージは結構泥臭い曲だったんですけど、こういう解釈があるんだと思って僕は面白かったですね。
-これも部屋にいるシチュエーションですかね?
特に「四角」とか「可塑」は部屋のことを考えながら1軸決めて書いたんで、ここらへんは結構近いようなことを考えてますね。まぁ、家から出なさすぎてるってのもありますけど(笑)。
-家から出なすぎるだけじゃない"部屋"っていうメタファーがある感じがしますけど。
そうですね。コミュニティとか社会性とかも含めた気持ちはあります。
-それがネガティヴなことでもないしポジティヴなことでもないというか。
"こういうのがある"って思いながら書くことが多いですね。
LIVE INFO
- 2025.05.09
-
THE BACK HORN
Creepy Nuts
a flood of circle
BLUE ENCOUNT
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
WtB
DeNeel
SUPER BEAVER
Rhythmic Toy World
MAN WITH A MISSION
ねぐせ。
オレンジスパイニクラブ
大森靖子
Organic Call
GLASGOW
CNBLUE
- 2025.05.10
-
The Biscats × Ol'CATS
never young beach
The Ravens
ネクライトーキー
ずっと真夜中でいいのに。
コレサワ
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
HY
sumika
Baggy My Life / Am Amp / Comme des familia
Keishi Tanaka
ポップしなないで
Mr.ふぉるて
Rhythmic Toy World
Plastic Tree
ヤバイTシャツ屋さん
indigo la End
ヒトリエ
緑黄色社会
Bimi
"GAPPA ROCKS ISHIKWA"
GANG PARADE
SCOOBIE DO
斉藤和義
東京スカパラダイスオーケストラ
あいみょん
"METROCK2025"
FINLANDS
fox capture plan
CNBLUE
a flood of circle
No Buses
- 2025.05.11
-
The Biscats × Ol'CATS
ネクライトーキー
THE BACK HORN
ずっと真夜中でいいのに。
The Ravens
HY
sumika
indigo la End
ORCALAND
Keishi Tanaka
ヤングスキニー
BLUE ENCOUNT
山内総一郎×斎藤宏介
渡會将士
古舘佑太郎 × 田村晴信(171)
US
Plastic Tree
ヤバイTシャツ屋さん
VOI SQUARE CAT
NakamuraEmi
Bimi
ADAM at
SCOOBIE DO
斉藤和義
Creepy Nuts
flumpool
ヒトリエ
fox capture plan
四星球
私立恵比寿中学
忘れらんねえよ / 超☆社会的サンダル / Conton Candy / KALMA ほか
Ayumu Imazu
フラワーカンパニーズ
DIALOGUE+
BIGMAMA
People In The Box
Bray me
MARiA(GARNiDELiA)
WtB
あいみょん
"METROCK2025"
点染テンセイ少女。
清 竜人25
Mellow Youth
- 2025.05.12
-
US
- 2025.05.13
-
ヤングスキニー
WANIMA
ビレッジマンズストア
US
- 2025.05.14
-
yummy'g
VOI SQUARE CAT
ホリエアツシ(ストレイテナー)/ 橋口洋平(wacci)
大森靖子
WANIMA
緑黄色社会
Hello Hello
PEDRO
LiSA
清 竜人25
怒髪天
- 2025.05.15
-
a flood of circle
THE YELLOW MONKEY
SPARK!!SOUND!!SHOW!! / the dadadadys
女王蜂
No Buses
星野源
WANIMA
山内総一郎×斎藤宏介
CENT
オレンジスパイニクラブ
Homecomings × Cody・Lee(李)
mol-74
トゲナシトゲアリ × She is Legend
LiSA
- 2025.05.16
-
Hump Back
ORCALAND
ヒトリエ
Mr.ふぉるて
Creepy Nuts
fox capture plan
a flood of circle
ReN
四星球
ayutthaya
No Buses
The Ravens
People In The Box
flumpool
ヤングスキニー
星野源
[Alexandros]
VOI SQUARE CAT
Baggy My Life / Am Amp / Comme des familia
INF
never young beach
- 2025.05.17
-
フラワーカンパニーズ ※振替公演
THE BAWDIES
"CIRCLE '25"
女王蜂
sumika
渡會将士
アーバンギャルド
ネクライトーキー
ExWHYZ
斉藤和義
Bimi
Creepy Nuts
四星球
いきものがかり / Omoinotake / Saucy Dog / アイナ・ジ・エンド ほか
DIALOGUE+
GLIM SPANKY / 水曜日のカンパネラ / 岡崎体育 / Laura day romance ほか
コレサワ
flumpool
Official髭男dism
THE BACK HORN
People In The Box
GANG PARADE
WtB
BRADIO
"ACO CHiLL CAMP 2025"
indigo la End
[Alexandros]
ポップしなないで
小林私 / 色々な十字架 / 叶芽フウカ(O.A.)
INORAN
ずっと真夜中でいいのに。
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
インナージャーニー / 地元学生バンド ほか
- 2025.05.18
-
渡會将士
androp
"CIRCLE '25"
アーバンギャルド
sumika
ねぐせ。
ヒトリエ
THE BAWDIES
斉藤和義
ReN
a flood of circle
ASP
22/7
OKAMOTO'S / Lucky Kilimanjaro / サニーデイ・サービス ほか
ポップしなないで
WANIMA
"COMING KOBE25"
Official髭男dism
DIALOGUE+
The Ravens
Mr.ふぉるて
おいしくるメロンパン
ExWHYZ
コレサワ
BRADIO
"ACO CHiLL CAMP 2025"
私立恵比寿中学
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
SPECIAL OTHERS
INORAN
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
ずっと真夜中でいいのに。
- 2025.05.19
-
点染テンセイ少女。
- 2025.05.21
-
VOI SQUARE CAT
斉藤和義
Saucy Dog
打⾸獄門同好会 / くるり / ストレイテナー ほか
あいみょん
Hakubi
yummy'g
渡會将士
ADAM at
緑黄色社会
- 2025.05.22
-
ORCALAND
Saucy Dog
ReN
片平里菜
w.o.d. ※振替公演
あいみょん
ねぐせ。
オレンジスパイニクラブ
清 竜人25
DYGL
Maki
フリージアン
チリヌルヲワカ
Base Ball Bear
otsumami feat.mikan
ayutthaya
I Don't Like Mondays.
- 2025.05.23
-
ORCALAND
[Alexandros]
Mr.ふぉるて
indigo la End
a flood of circle
THE BAWDIES
DYGL
w.o.d. ※振替公演
ADAM at
Plastic Tree
浅井健一
ゴキゲン帝国
TOMOO
"GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary"
Hakubi
レイラ
LEGO BIG MORL
- 2025.05.24
-
ReN
Mr.ふぉるて
indigo la End
[Alexandros]
GANG PARADE
ヤングスキニー
緑黄色社会
ASP
サカナクション
おいしくるメロンパン
ヤバイTシャツ屋さん / UNISON SQUARE GARDEN / ストレイテナー ほか
コレサワ
THE BACK HORN
片平里菜
ポップしなないで
People In The Box
星野源
Novelbright
Baggy My Life × Comme des familia
mol-74
ネクライトーキー
LACCO TOWER
Plastic Tree
WANIMA
ADAM at
アルコサイト
"ながおか 米百俵フェス 2025"
sumika
浅井健一
SHE'S / SCANDAL / wacci ほか
VOI SQUARE CAT
終活クラブ
SUPER BEAVER
"Shimokitazawa SOUND CRUISING 2025"
DeNeel
the telephones
The Ravens
FUNKIST
HY
the shes gone
"GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary"
LEGO BIG MORL
ビレッジマンズストア
RELEASE INFO
- 2025.05.09
- 2025.05.10
- 2025.05.12
- 2025.05.14
- 2025.05.16
- 2025.05.21
- 2025.05.23
- 2025.05.28
- 2025.05.30
- 2025.06.01
- 2025.06.04
- 2025.06.11
- 2025.06.13
- 2025.06.18
- 2025.06.20
- 2025.06.25
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Bimi
Skream! 2025年04月号