Japanese
MIGMA SHELTER
2023年05月号掲載
Member:タマネ ユイノン ワニャ+
Interviewer:宮﨑 大樹
新メンバーのワニャ+、ユイノンを加えて6人組になった"サイケデリック・トランスでアタマぶっ壊れるまで踊る"MIGMA SHELTER。彼女たちが、新体制初リリース作品として"オズの魔法使い"を題材にした3部作シングルの第1弾『OZ one』を完成させた。ライヴ・アイドル好き、サイケデリック・トランス好き、"オズ"好きの全方面にチェックしていただきたい"ミシェル(MIGMA SHELTER)なりの「オズの魔法使い」"に迫る。
-MIGMA SHELTER は、2022年12月より新メンバーのワニャ+さん、ユイノンさんのふたりを加えた新体制になりました。新体制になってグループはどう変わりましたか?
タマネ:今までのミシェルは、外から見ると個々がパフォーマンスに没頭している感じに見られていたかなと思うんです。だけど、新メンバーが入ってきてくれたことによって、グループとしての一面を見せられるようになってきたのかなというのをすごく感じています。
-ふたりのキャラクターがそうさせた?
タマネ:そうですね。ふたりもそうですし、ふたりが入ってくることによってメンバーも"よし、やるぞ"という気持ちになれたというか。
-たしかに今までのミシェルは一匹狼の集まりみたいな印象がありました。ワニャ+さん、ユイノンさんのふたりは、ミシェルを知っているうえで加入したと思うんですけど、並々ならぬ覚悟がないと、このグループには飛び込めないですよね。逆に言うと、それだけ本気度が高いのだろうなと思いますが、どういう想いで加入したんですか?
ユイノン:自分にはできないジャンルのダンスだったり歌だったり、そういう音楽が好きだったんです。自分はずっとホワホワ、ヘラヘラして生きてきたんですけど、挑戦するのはいいことかなと思って挑戦してみました。
-加入前のミシェルには、どんな印象を持っていましたか?
ユイノン:アイドルというよりアーティストみたいな感じで。表現者みたいな感じのイメージだったので、ちょっと入るのには抵抗があって――
一同:(笑)
ユイノン:抵抗があったんですけど、一応括りはアイドルだし"やってみたらできるかな"、"挑戦してみよう"と思って。
ワニャ+:私は前にいたグループが解散したあとにいろんなアイドルを観て、"自分がやりたいアイドルってなんだろう"と思っていたんです。そのなかでミシェルをずっと見てきて"ミシェルしかやりたくないな"と思って。それで応募しました。
-"ミシェルしかやりたくない"と思った、その理由はなんですか?
ワニャ+:ミシェルの曲、ダンス、世界観からは"絶対にこれをやりたい"という、目指しているところが明確に伝わってきて、それが私の中で良かったんです。あと、私はMIGMA SHELTERに入る前からブラジルさんを観ていたんですけど、"ブラジルさんがこんなに長く続けられているなら大丈夫なんだろうな"と思って、確信を持ったんです(笑)――この話はダメかな? 怒られちゃう(笑)。
一同:(笑)
-説得力がある言葉ですね(笑)。タマネさんから見たふたりの魅力はどんなところですか?
タマネ:ふたりともめちゃくちゃ一生懸命なんですよ。どっちも努力家で、伝えられたことを吸収しようとする力がすごい。そういう姿を見ていると、自分も頑張ろうと思えます。ユイノンは表情がアイドル。でも、ミシェルに入ってからはミシェルらしさを出そうとしているんだろうなと思います。カッコいい表情も見せるようになってきていて。そんなことはない?
ユイノン:う~ん。そうなっちゃう。曲がそうしてくれますね。
タマネ:ブラジルさんが言っていたんですけど、憑依型かもしれないって。
ユイノン:そうですね。昔からそうでした。
タマネ:一生懸命なところも見えるし、ちょっとドジったりするところもかわいい(笑)。で、ワニャ+はとにかく元気。元気いっぱいで、誰よりもステージ上で跳ねているのが伝わります。歌もそうだしダンスもそうなんですけど、めちゃくちゃ跳ねていて、強いエネルギーを感じていますね。ステージ上でワニャ+を見ると、みんなもそのエネルギーに引っ張られるんじゃないかなと。もともとダンスと歌をやっていたのもあって、私がこう言うのもあれなんですけど、可能性しか感じない。
ワニャ+:わぁ! 嬉しい!
タマネ:すでにできているのに、もっとできちゃうんだろうなと思います。ふたりとも違った良さがあるので、どう化けていくのかひとりのファンとしても楽しみです。
-さて、この新体制になって初リリースを迎えるわけですが、率直にどんな気持ちでいますか?
ユイノン:やっとミシェルのメンバーになれたというか。形があることでそれを実感していますね。
ワニャ+:嬉しいです。私は、歌いたくないレベルに歌が苦手だったんです。だけど、歌うのが楽しくなりました。それがCDになって、みんなに聴いてもらえるのが嬉しいです。
-なぜ歌うのが楽しくなったんでしょうか?
ワニャ+:褒めてくれるから(笑)。田中(紘治/ディレクター)さんとか、タニヤマ(ヒロアキ/サウンド・プロデューサー)さんとかが声質から褒めてくれるので、これでいいんだと思えて、楽しくなりました。
-そんなニュー・シングル『OZ one』は、童話"オズの魔法使い"を題材にした3部作シングル作品の第1作目ということで。童話をテーマとした作品で言うと、ミシェルは"不思議の国のアリス"をコンセプトとした『ALICE』を2020年にリリースしていますよね。こういった物語を題材にした作品に、どんな手応えや意味を感じていますか?
タマネ:『ALICE』のときから手応えはめちゃくちゃありました。『ALICE』で言うと、ひとりの少女が夢に迷い込んでいろんな出来事を経験していくなかで、最終的にひとりで脱出するというお話ですけど、そこに出てくるキャラクターの感情、喜怒哀楽に入り込んで表現するようになったというか。表現者としてのMIGMA SHELTERがみなさんのイメージに根づいたのは、『ALICE』がきっかけだったんじゃないかなって。当時はコロナ禍もあってお客さんが見えない状態でのステージも多かったので、配信に合わせて表現者っぽいステージングになっていたのかなと思います。
-題材ができたことで、演じるというか、別人格のようなものを乗せて表現できるようになってきた?
タマネ:そうですね。演じる感覚が近いと思います。感情の出し方がわかったのが『ALICE』だったのかな。
-そういった経験を経て、今回は"オズの魔法使い"を題材にする作品がリリースされるということになると。そもそも"オズの魔法使い"という作品に対して、みなさんとしてはどんなイメージを思っていますか?
ユイノン:映画を観たんです。ほんわかしていたけど、頑張ろうと思えるすごくいい話で。自分に自信を持てる、ポジティヴな気持ちになれるから、みんな観たほうがいい(笑)。
タマネ:"オズの魔法使い"がテーマになると聞いたときは、正直作品のことを知らなくて。とりあえず映画を観て、そのあとに今日は小説も読んできたんですけど、物語という繋がりでどうして今回"オズ(オズの魔法使い)"を持ってきたのかがわかった気がしました。"アリス(不思議の国のアリス)"は、ひとりの女の子がいろんなところを転々として進んでいく感じ。それに対して"オズ"は、ひとりの女の子が仲間と出会って、助け合いながら最後の展開まで行く感じだったので、ひとりひとりで戦っていくミシェルというよりは、グループとして戦っていくミシェルのテーマとして相応しいなと思いました。
-最初にタマネさんが言っていた、これまでのミシェルと、新体制のミシェルとの違いにリンクしているわけですね。"アリス"のときよりも、今のミシェルのほうが"オズ"に合っていると。
タマネ:そうですね。ただ、『OZ one』の曲だと、仲間との出会いのシーンをすっ飛ばしてエメラルドシティ(※主人公たちが目指す架空の都市)に着いているんです。1曲目の「Tornado」がプロローグだとしたら、2曲目の「Emerald」はエメラルドシティにもう着いているので、その途中が描かれたらもっと面白いなぁと思っています。
ワニャ+:"オズ"って"「探していたもの」、「与えてほしいと思っていたもの」をすでに持っていたよ"という話なんですけど、それは自分にも当てはまるのかなと思っていて。前のグループでもSNSをやっていたんですけど、そこで名前が大きくなっちゃって、自由にしていたSNSを抑え込んだんですよ。でも、それも自分の個性だったので、そういうのはもっと出していけるようになりたいなと、"オズ"の映画を観たときに思いました。
-"オズ"を知ることで、自分らしさ、自分の中にあるものを出していくべきだと思ったと。それぞれ作品を自分やグループに投影して感じるところがあったんですね。ジャケット写真もまさにエメラルドシティな感じで。
タマネ:それぞれに役割があるんです。ユイノンはヒロインで、レーレさんは魔女で後ろから悪い魔法をかけている。ワニャ+とタマネがユイノンを見て揺れ動いているんですよ。ブラジルさんは読書好きのギャルで、そこから出てきているミミミユさんが妖精だそうです。
田中ディレクター:"オズ"の世界観、"オズ"の物語にいても良さそうな人たちって感じで。登場人物はなぞっていないですけどね。
LIVE INFO
- 2025.09.28
-
ナナヲアカリ
NEE × CLAN QUEEN/サイダーガール × トンボコープ
SCOOBIE DO
LACCO TOWER
TOKYOてふてふ
SUPER BEAVER
"いしがきMUSIC FESTIVAL"
cinema staff
ぜんぶ君のせいだ。
YONA YONA WEEKENDERS
コレサワ
SPRISE
Plastic Tree
YOASOBI
リュックと添い寝ごはん
EGO-WRAPPIN' × 大橋トリオ
Age Factory
WtB
TOOBOE
mzsrz
Broken my toybox
古墳シスターズ
RAY
"ベリテンライブ2025 Special"
"TOKYO CALLING 2025"
- 2025.09.30
-
打首獄門同好会
Hedigan's
緑黄色社会
MONOEYES
Mirror,Mirror
ヨルシカ
"LIVEHOLIC 10th Anniversaryseries~YOU MAY DREAM~"
- 2025.10.02
-
オレンジスパイニクラブ
THE ORAL CIGARETTES
感覚ピエロ
緑黄色社会
打首獄門同好会
Hump Back
たかはしほのか(リーガルリリー)
キュウソネコカミ
大森靖子
SHE'S
- 2025.10.03
-
INORAN
アイナ・ジ・エンド
reGretGirl
キタニタツヤ
挫・人間
ナナヲアカリ
Aooo
MONOEYES
eastern youth
Laura day romance
Kroi
KING BROTHERS
moon drop
すなお / TELLECHO
藤森元生(SAKANAMON)
OKAMOTO'S
Omoinotake
鋭児
Amber's
ぜんぶ君のせいだ。
WtB
- 2025.10.04
-
Appare!
水曜日のカンパネラ
フレデリック
reGretGirl
KANA-BOON
wacci
優里
YONA YONA WEEKENDERS
Cody・Lee(李)
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
ART-SCHOOL
irienchy × no more
藤森元生(SAKANAMON)
ExWHYZ
ガガガSP / w.o.d. / モーモールルギャバン / ZAZEN BOYS / 浪漫革命 ほか
LiSA
LACCO TOWER
ASP
終活クラブ
a flood of circle
トンボコープ
WtB
TOKYOてふてふ
僕には通じない
Rei
cinema staff
brainchild's
"PIA MUSIC COMPLEX 2025"
Bye-Bye-Handの方程式
indigo la End
- 2025.10.05
-
岸田教団&THE明星ロケッツ
水曜日のカンパネラ
ビレッジマンズストア
Omoinotake
LONGMAN
ExWHYZ
INORAN
フレデリック
優里
TOKYOてふてふ
アイナ・ジ・エンド
PIGGS
挫・人間
I Don't Like Mondays.
Hump Back / FIVE NEW OLD / 儀間建太(愛はズボーン) / 髭 / 石野卓球 ほか
WtB
キタニタツヤ
the cabs
ザ・ダービーズ
Rei
a flood of circle
秋山黄色
PEDRO
セックスマシーン!!
LACCO TOWER
chilldspot
YONA YONA WEEKENDERS
moon drop
the telephones
東京初期衝動
LEGO BIG MORL
シド
羽深創太(GIOVANNI)
Cody・Lee(李)
"PIA MUSIC COMPLEX 2025"
Bye-Bye-Handの方程式
TOOBOE
indigo la End
Czecho No Republic
- 2025.10.06
-
kiki vivi lily
PEDRO
LiSA
ガガガSP×バッテリィズ
THE ORAL CIGARETTES
- 2025.10.07
-
LONGMAN
緑黄色社会 × Aqua Timez
古墳シスターズ
FOO FIGHTERS
- 2025.10.08
-
THE ORAL CIGARETTES
TOKYOてふてふ
FOO FIGHTERS
Re:name × Enfants
JON SPENCER
MONO NO AWARE
ORCALAND × Gum-9
- 2025.10.09
-
キュウソネコカミ
Rei
OKAMOTO'S
終活クラブ
JON SPENCER
DOES
アイナ・ジ・エンド
感覚ピエロ
Hedigan's
Plastic Tree
羊文学
Kroi
- 2025.10.10
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
暴動クラブ × 大江慎也
Rei
SUPER BEAVER
ザ・シスターズハイ
KING BROTHERS
PEDRO
YOASOBI
moon drop
オレンジスパイニクラブ
OKAMOTO'S
the cabs
WHISPER OUT LOUD
FRONTIER BACKYARD
LEGO BIG MORL
JON SPENCER
NOMELON NOLEMON
a flood of circle
DOES
水曜日のカンパネラ
FOO FIGHTERS
キタニタツヤ
たかはしほのか(リーガルリリー)
ExWHYZ
MONOEYES
藤森元生(SAKANAMON)
大塚紗英
感覚ピエロ
ZAZEN BOYS×サニーデイ・サービス
East Of Eden
アーバンギャルド
JYOCHO
羊文学
小林私
THE SPELLBOUND
- 2025.10.11
-
終活クラブ
キュウソネコカミ
トンボコープ
Appare!
cinema staff
秋山黄色
YOASOBI
moon drop
OKAMOTO'S
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
KNOCK OUT MONKEY
INORAN
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
KANA-BOON
ExWHYZ
FRONTIER BACKYARD
androp
カミナリグモ
brainchild's
フレデリック
envy × world's end girlfriend × bacho
"JUNE ROCK FESTIVAL 2025"
East Of Eden
Official髭男dism
藤沢アユミ
豆柴の大群
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.12
-
a flood of circle
キュウソネコカミ
SUPER BEAVER
WtB
キタニタツヤ
セックスマシーン!!
WESSION FESTIVAL 2025
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
INORAN
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
Omoinotake
Bimi
ART-SCHOOL
Official髭男dism
eastern youth
なきごと
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.13
-
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
Awesome City Club
ExWHYZ
Appare!
The Biscats
brainchild's
Rei
OKAMOTO'S
秋山黄色
Age Factory
トンボコープ
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
"WESSION FESTIVAL 2025"
岡崎体育
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
シド
SCANDAL
cinema staff
Cody・Lee(李)
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
hockrockb
Omoinotake
Kroi
PIGGS
清 竜人25
Plastic Tree
ぜんぶ君のせいだ。
LiSA
"TOKYO ISLAND 2025"
RELEASE INFO
- 2025.09.28
- 2025.09.29
- 2025.09.30
- 2025.10.01
- 2025.10.02
- 2025.10.03
- 2025.10.05
- 2025.10.06
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号