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INTERVIEW

Japanese

"KITASAN ROLLING"主催 阿部 友和×the quiet room×オレンジスパイニクラブ 鼎談

2023年03月号掲載

"KITASAN ROLLING"主催 阿部 友和×the quiet room×オレンジスパイニクラブ 鼎談

主催代表:KITASAN ROLLING実行委員会 フォールーラー 阿部 友和
the quiet room:菊池 遼(Vo/Gt)
オレンジスパイニクラブ:スズキユウスケ(Vo/Gt)
Interviewer:稲垣 遥

-今年のに出るためのオーディションはもう募集を締め切っちゃいましたが、また来年の"KITASAN ROLLING"に出るためのオーディション("Slipstream Audition 2023")も、今まさにやっているところなんですよね。

阿部:そうですね。3月19日まで募集中です。来年まだどこで開催するか決まってないんですけど、このフェスを目標にしてもらって参加してほしいなと思います。

-また、"KITASAN ROLLING"ではチケットを持たない方も入場できる"KITASAN MARKET"というブースを集めたスペースもあるということですが、こちらについても具体的に決まっているところがあれば言える範囲で教えてください。

阿部:無料で"KITASAN MARKET"の会場には入れるんですけど、そこでフェス飯ですとかワークショップ、グッズを売るお店などを集めてですね、音楽で繋がっていくっていうのはもちろんなんですが、文化的にも北関東の繋がりを作っていく、それも目標のひとつです。

-音楽に詳しくなくても、地元の人にもどんどん来ていただきたいですね。

阿部:"そんなフェスやってるんだ"って、そこからまた音楽にも興味を持っていただいて、どんどんその流れを作っていきたいところですね。

-ちなみにクワルーやオレスパは、こういう初見の人も多いようなフェスだとライヴのやり方や内容も変わったりするんですか?

菊池:特に変わらないですね。いつも通りブレずに音楽を届けられたらなとは思ってます。

スズキ:そうですね。浮き足立たずにやれればいいなと思っています。どうしてもステージが大きくなるとかっこ良く見せなきゃいけないと思いすぎて、ありのままの音楽をできなくなることが多いので、今回はあまり意識せずにいつも通りやれたらなと考えてますね。

-では改めて、このイベントに向けた意気込みを聞かせてください。

スズキ:第1回目の"KITASAN ROLLING"ですし、これをきっかけに初めて茨城に来るお客さんも大勢いらっしゃると思うんですね。イベント自体も素敵だし、出演するアーティストさんもすごいですし、茨城の魅力もいろんな人に知ってほしいです。数あるアーティストさんのライヴを観ていい刺激になって、さっきの話じゃないですけど、茨城のバンドさんに出てきてほしいですし、その先駆けとなるイベントにしていきたいなと思います。

菊池:"Slipstream"さんに本当にお世話になっていて、ラジオ番組にも何回も出演させてもらっていて、今改めてこうやってお話を聞けて共感することが多かったので、同じ気持ちでイベントを作っていくというか、少しでも力になれたらなと改めて強く思いました。茨城にたくさん人が来てほしいですし、さっきの話とは逆になっちゃうんですけど、僕は何より茨城の人にたくさん来てほしいなと。僕らは水戸でワンマン・ライヴとかをやっても、半分くらい東京から遠征で来たとかになっちゃって。なので、地元茨城の人に音楽を好きになってほしいなと思います。

-そのためにどんなことをしていこうと思っていますか?

菊池:それを考えて"New Flag Festival"をやってるところもあるんですけど、本当に気づいてもらうしかないなっていう。僕らみたいなバンドが茨城県を盛り上げようとしているっていうのを認知してもらうために、地道にイベントとかをやっていこうと思ってます。

-主催者の阿部さんとしては、この"KITASAN ROLLING"の2デイズ、どんな2日間にしたいですか?

阿部:とにかくこれだけのアーティストさんに出ていただきますので、アーティストさんの交流ももちろんですけども、やはり音楽ファンを第一に、アーティストも交えて最高の2日にできたらなと思ってます。第1回目で、我々新参者のフェスなんで、少ない人数で準備してるんですけど、また来年に繋げていこうというところで、地元のみなさんの協力を得てまずは成功させていきたいなって考えてますね。

-なかなか主催者とがっつり話すこともないのかなと思いますが、バンドからこの機会に阿部さんに伝えておきたいこととかはありますか?

菊池:"KITASAN ROLLING"と比べたら全然小さなイベントなんですけども、自分でイベントをやってるから、イベントをやるって本当に大変なことだってわかるんです。ブッキングすることもそうだし、茨城、栃木、群馬だったり、そういう場所にバンドを連れてくることもだし。続けたいって言ってくださってますが、北関東の人間として本当にありがたいことだなと思います。これからもぜひよろしくお願いします。

-その大変さが達成感に繋がっていく部分もあるとは思いますが、2回、3回と主催イベントを続けていくにつれて思うことってありますか?

菊池:コロナ禍で活動しているときは集客ももちろん落ち込みましたし、音楽シーン自体が元気がない感じがしていたんですけど、徐々に取り戻している実感があって。少しずつ環境が良くなっている実感があるので、どんどんこれからイベントもそうですし、シーン自体も盛り上げていけたらなと思ってます。

スズキ:言いたいこと全部菊池さんに言っていただいたんですけど――

菊池:(笑)ごめん、しゃべりすぎてる!

スズキ:いや、でも(笑)、僕らも企画やってて、高校生のときから続いてる企画があるんですけど、たしかにそれってめちゃくちゃ大変で。おこがましいんですけど僕らも苦労してた部分はあったんです。コロナ禍も若干緩和はされてきたと思うんですけど、どっかどんよりしてる感じはあるんで、新しいフェスが出てきて、日本を代表するフェスになっていただけたらなと思っています。ずっと出させてください! お願いします(笑)!

菊池:僕らもお願いします(笑)!

-阿部さん、ふたりからのご意見聞いていかがですか? ほんとに空気を変えるっていう意味で、いいタイミングでの1回目の開催になりますよね。

阿部:ありがとうございます。クワルーさんからもオレスパさんからもすごくプレッシャーを感じてるんですけど(笑)。

菊池:そんなつもりじゃ(笑)。

阿部:(笑)なんとか北関東3県の力を合わせて大きくしていきたいイベントなので、みなさんに協力していただければと思っています。

-ありがとうございます、楽しみにしています! では最後に何か言い残したこととかあればどうぞ。

菊池:イベントについては頑張りますっていう感じで、それとは全然関係ないんですけど、オレンジスパイニクラブとツーマンやりたいです(笑)。水戸でやりましょう。

スズキ:ぜひぜひ! 僕らも誘わせていただきます!

阿部:そのイベント、ラジオで取材に行きますので!

菊池スズキ:お願いします!

EVENT INFORMATION
"Slipstream presents KITASAN ROLLING 2023"

4月8日(土)、9日(日)茨城 アダストリアみとアリーナ
OPEN 10:00 / START 10:30 / END 19:30
[4月8日出演者]
ASIAN KUNG-FU GENERATION / indigo la End / the quiet room / Cody・Lee(李) / KOTORI / 東京スカパラダイスオーケストラ / Hump Back / 羊文学 [NEW] / BREIMEN [NEW] / フレデリック / polly / yama / リュックと添い寝ごはん / escapes(O.A.) [NEW]
[4月9日出演者]
打首獄門同好会 / オレンジスパイニクラブ / キュウソネコカミ / クリープハイプ / サバシスター [NEW] / SHISHAMO / the shes gone / CHAI [NEW] / ねぐせ。 / ハルカミライ / FOMARE / UNISON SQUARE GARDEN / リーガルリリー / totemぽぉる(O.A.) [NEW]
[チケット]
各日アリーナS指定席 ¥11,000 / アリーナA指定席 ¥8,800 / スタンド指定席 ¥8,800
※高校生以下当日会場にてキャッシュ・バックあり
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