Japanese
CYNHN
2022年02月号掲載
Member:綾瀬 志希 月雲 ねる 百瀬 怜 青柳 透
Interviewer:吉羽 さおり
-成長の過程が見えるところですね。再録した曲以外の曲についても聞いていきたいのですが、2021年7月と11月にリリースしたシングル表題曲「AOAWASE」や「レア」は、CYNHNの世界が広がっているのを感じられた曲でした。
月雲:そうですね。前のEP『#0F4C81』の収録曲、「インディゴに沈む」や「夜間飛行」、「氷菓」は、CYNHNの大人っぽさが新たに出た曲だったんですけど、それともまた違っていいなって思っています。
-今回のアルバムが「AOAWASE」というパワフルな曲、"前へ前へ"とエネルギーを伝える曲で始まるのがいいなと思っていて。
綾瀬:「AOAWASE」には、私たちもファンの方もかなり救われたんじゃないかなって。歌詞の内容もそうですし、この4人になって初めて出したシングルだったから。いろんな意味で不安とかがファンのみなさんにも私たちにもあるなかで、この曲にかなり引っ張ってもらったんじゃないかなと個人的に思ってます。
月雲:2021年に初めて出した曲で、ご時世的にもCYNHN的にも前へ行きたいけど、どこかその場で足踏みしている感じもあって。私たち以外にもそういう状況の人もたくさんいると思うので、その人たちや自分たち自身に向けて、前へ前へというみんなが願う言葉を歌っている気がします。
-この曲をどう伝えていくか、レコーディングではどんなディレクションがありましたか。
綾瀬:私の場合は、作曲やディレクションをしてくださる渡辺 翔さんと一緒にこの曲を作っているというイメージで。さっきも言ったような感じで、ひとつひとつ細かくやっていくので、私はかなり時間がかかるんです。そこで渡辺 翔さんも、私がやりたいことはこう? っていうのを引き出してくださる感じで。
-渡辺 翔さんはひとりひとりと向き合いながらやっていく感じですね。
月雲:たしかにそうですね。
百瀬:私は、何もわからないところからのスタートなので(笑)。渡辺 翔さんはそれにいつもお付き合いしてくださってます。手を引いてもらうというか、私では見えないところを、力を借りて見させてもらって歌っているという感じで。毎回発見があります。
綾瀬:(百瀬は)高いキーを歌っていて。毎回出ない、出ないって言ってるんですけど、レコーディングでは絶対出るっていうね。
百瀬:練習のときはいつも、絶対こんな高いキー私は歌えないって思うんです。"なんでここのパート私なんだろう?"って言うんですけど、翔さんは"いや、出る"って。きっと期待を込めてくださっているんだと思いますし、出るというのが私以上にわかっているようで。私の音域や歌い方や特徴みたいなものをわかっているというか。
-本人が理解しきれていないポテンシャルをわかっていると。
百瀬:私は自分のことを下げて評価しがちなので、それを翔さんが"いやできる、できる"って、いつも気持ちを上げてもらっています。
青柳:そうやって言ってくださるから、逆に恥ずかしいときもある(笑)。自分ですら知らなかった場所を見られてる! みたいな。こんな声出たんだみたいな、恥ずかしさがあって。
綾瀬:なんだそれ!
-制作やライヴは自分の知らない扉をあけていく作業ですね(笑)。Kan Sanoさんによる「レア」はとてもポップ性の高い、新しいタイプの曲で。これはKan SanoさんがCYNHNに対して、挑戦的であり、高い期待感を持って作った曲なんだなと思います。
百瀬:難しいんですよね、この曲。新しいという意味でも"レア"だなって思うんですけど。
青柳:新しすぎてどういう曲か最初わからなくて。百瀬が言ったみたいに、曲をいただいた時点ではどうやっていっていいのかわからなかった。明るい曲のようだけど......難しいぞって思って。
-サウンド的な世界観も青だけでない色味があるカラフルさがあって、4人のキャラクターと重ね合わせて作った曲なのかなと思います。
綾瀬:面白いですよね。2番のAメロで雫の音がリズムになっているとか、イメージはすごくわかるんです。ちゃぽん、ちゃぽんってきたあとに、ハットの音が入って小雨が降った音になるのも好きなんですけど、そのあとにシーンがまたガラッと変わって。そういうところとか、Kan Sanoさんが私たちを見て考えてくださった物語がすごく感じられました。ここにこの音入れるんだ? っていう音もありますね。"つまり 青藍とけ込み更新中"の部分の音は鯨が鳴いているような音に聞こえるんですよ。EDMみたいな音感なんですけど、この曲に使うとすごくロマンチックに聞こえるんですよね。そんな遊びがたくさん入っていて聴き応えがあるというか、聴いていて楽しいんですよ。Kan Sanoさんには、以前「2時のパレード」のリミックス(『AOAWASE』収録)もやっていただいているんですけど、「レア」は、「2時のパレード」のパラレル・ワールド的な世界線だみたいなことをうかがったんです。すごく、理解できるというか。「2時のパレード」は、私たちってこうだよねみたいな暗い部分を描いた曲なんですけど、「レア」は、そんな私たちにもこういう日もありますよ、みたいな。
-"空も/降らせがいないや"というくらい、上を向いている気分がありますね。
綾瀬:歌詞を見て、そういう繋がりがあるんだなって思いました。
青柳:その話を聞いてから、合点がいきました。レコーディングに行くまでずっと、この曲はどうしたらいいんだろうって思っていたんですけど、「2時のパレード」との関係性を聞いてたしかにって。だから、自分だけで噛み砕くことも大事ですけど、話を聞いてさらに広がったなって思いました。
百瀬:私は、最初に曲をいただいたときは、ライヴでできないって思ってました。この曲はキーがめっちゃ高くて、ライヴで歌えるかなって。
月雲:デモ音源のチェック段階で、私と怜ちゃんでこのキーが出るかみたいな確認をしたんだよね。サビ部分はオクターブで私と怜ちゃんが歌っているんです。怜ちゃんは高い音が苦手って言ってるけど、実は出るから。
青柳:そう、実は出るからね。
月雲:それで高い部分をこのふたりが任されたんです。
青柳:ねるちゃんと百瀬とで高いところを歌うのは、初の試みだよね。
百瀬:でも、練習してるときもライヴで披露する何日か前も、まだ"できるのかな?"って思ってた。
青柳:あとは「レア」は振付に引っ張ってもらっているところもありますね。「水生」と同じMёg先生が振付をしてくださったんですけど、振付でも私はイメージが補強されました。結構ポップで細かい振りで、サビとかも特徴的でCYNHNっぽくはないんだけど、ちょっと変な感じはやっぱりCYNHNっぽいよねっていう(笑)。こういう曲だよみたいな感じで、Mёg先生に引っ張ってってもらったのもあるよね。
百瀬:あとはパラレル感もちゃんとあるよね。「2時のパレード」の振付が冒頭に入っていて。
-匂わせがあるんですね(笑)。
百瀬:ファンの方は気づいている方もいるので。そういうのも楽しいですね。
青柳:音源よりもライヴのほうが(曲同士の)姉妹感が出るかもしれない。
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